忙しすぎる人必見!スキマ時間で上手く転職活動するには?
仕事や子育て、介護などに追われながらの転職活動は時間との戦いです。
限られた時間を使って効率的に動き、納得感のある転職活動を終えるには、どんな工夫が必要なのでしょう。
スキマ時間の活用ポイントを組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに伺いました。
転職活動にはどれだけ時間が必要?一般的な期間は3~6カ月
転職活動は、一般的に「情報収集~書類作成」で2週間、「応募~面接」で1~2カ月、「内定~入社」までは1~3カ月程度かかると言われています(状況によって異なるのであくまでも目安です)。
応募前の準備段階で必要なこと
- 自己分析、キャリアの棚卸し(転職理由、経験やスキル、強みの整理)
- 業界や企業研究、情報収集
- 職務経歴書など書類作成
- 求人情報のリサーチと応募先企業の選定
それぞれのプロセスに各1週間ほどかかるでしょう。選考が始まれば、面接日程調整、企業や転職エージェントとのメール・電話のやりとりなどで、さらに時間がかかります。現職中の方や子育て、介護をしながらの転職活動では、まとまった時間を確保するのも大変です。
スキマ時間で転職活動を成功させる秘訣
そこで大事になるのが、“スキマ時間”を有効に使ったスケジュールの組み立てです。限られた時間で納得感のある転職活動を進めるために必要な、成功のポイントをご紹介していきます。
求人サイトは使いこなせるものだけに絞る
求人情報を比較検討することは大切です。ただ、あまりに多くの求人サイトに登録すると、スキマ時間にチェックできないほどの情報量におぼれ、余計に時間がとられてしまいます。
すでに志望業界や企業、職種が絞られている方は、その業界や職種に強い求人サイトを調べて登録するのも一つです。幅広い業界や企業情報に触れたい方は、求人数の多いサイトを1~2つに絞って登録してはいかがでしょう。比較検討する中で志望業界が絞られ、もっと深く知りたい業界情報が出てきた段階で、業界特化型のサイトに追加登録するのもいいと思います。
優先順位が高い数社に絞って受ける
納得度の高い転職のためには、同時期に複数の求人に応募し、最終的に比較検討した上で入社を決めるのが一般的。同時に10〜20社の書類選考にエントリーすることも珍しくありません。比較検討できる状態をつくることで、業務内容や働き方、カルチャーフィット、条件面などを冷静に見極め、「この会社を選んだ」という主体的な意思を持つことができます。その結果、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。
ただ、現職中の方や、子育てや介護をしながらの転職活動では、多くの企業を同時に受けるのが難しいケースもあるでしょう。
そこで、「内定をいただけたらぜひ入社したい」と思えるような、“本当に行きたい企業”を絞ることが大切です。週1~2回しか面接時間がとれなくても調整可能な社数を検討しましょう。人にもよりますが、こういったケースでは、だいたい3~5社くらいに絞っていることが多いようです。
転職活動では、面接を受けながら転職理由や志望動機、自分の強みを整理していく方もいらっしゃいます。ただ、本当に行きたい企業に絞る場合は、そのような面接の受け方が難しくなります。自己分析や業界・企業研究、転職理由や志望動機の言語化など、面接対策をしっかり進めていく必要があるでしょう。
スキマ時間で何をするかをあらかじめ決めておく
転職活動では、応募先企業やエージェントとのやりとりも頻繁に発生します。選考が進むと、日中に返信をしなければならないケースも出てくるでしょう。
日中は現職の業務に追われている方でも、「ランチ休憩の30分は企業への返信・やりとりに充てる」「移動中のスキマ時間に求人オファーを確認する」など、あらかじめやるべきことを整理しておくと、時間を効率的に活用できると思います。
「自分にしかできないこと」と「他の人のサポートに頼れること」を分けて把握
時間を有効に使うために、周りのサポートで効率化できることは何かを整理しましょう。
例えば、キャリアの棚卸しや自己分析は自分で進める必要がありますが、強みの引き出し方のヒントは転職サイトの診断ツールを使ったり、転職エージェント(キャリアアドバイザー)に聞いたりするのもアリ。
特に、転職エージェントは、まとまった時間をとりにくい求職者にとって、様々な場面で強い味方になります。キャリアの棚卸しや希望条件に沿った求人情報のリサーチ、面接対策など、自分だけでは進めにくい準備を効率的に進められるでしょう。
面接日程の調整、企業に対する条件面のヒアリング、他社の選考状況を考慮した内定承諾スケジュールの交渉など、一人で対応するには煩雑な調整業務をお願いできるのも、活用の大きなメリットです。忙しい人の転職活動では、すべてを一人でやろうとしないことがポイントです。
スキマ時間を有効活用できるツールやサポート
スキマ時間をうまく使って転職準備を進めるために、診断ツールやオファー機能などを活用するのもおすすめ。リクナビNEXTには、自己分析、職務経歴書作成、求人情報リサーチなどそれぞれのフェーズのツールが充実しています。
自己分析と自己PR作成をサポートしてくれる「グッドポイント診断」
「グッドポイント診断」は、リクルートキャリアが持つキャリア開発のノウハウを活かして提供している、約30分でできる本格診断サービスです。
ビジネスパーソンが持っている強みを18種類に分類し、そのうちあなたに当てはまる5つを発見することができます。診断結果は8568通りもあり、それぞれの強みがあなたにどのような仕事の成果をもたらすかも説明されているので、診断結果を自己PRに活用することもできるでしょう。
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求人探しは、「リクナビNEXTアプリ」でサクサク!
リクナビNEXTアプリでは、初回起動で希望条件を簡単に入力すると、アプリを開いてすぐに希望求人にアクセスができるようになります。求人選びで重視する項目に合わせて、一覧の求人に表示される情報が変化するため、希望の求人が見やすくなっています。
また、プッシュ通知で求人の応募締め切りを教えてくれるので、忙しいときの応募忘れも防ぐことができます。タップひとつで、気になるリストに追加でき、スキマ時間の求人チェックにもぴったりです。
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リクナビNEXTの「オファー」機能で、自分と相性の良い求人を知る
志望業界や企業が絞り切れていない方、絞られていても比較検討のために情報を集めたい方には、転職サイトのオファー機能を活用してはいかがでしょうか。自らサーチするのではない、第三者によるオファーなので、自分では見つけられない企業との出会いが広がります。
より多くのオファーを受けとりたい場合は、ご自身の情報であるレジュメの項目をなるべく多く埋め、職務経歴をより詳細に記しておくといいでしょう。
まとめ
自分一人ですべてやろうとすると大変な転職活動。サポートツールをはじめ、周りの力もうまく活用しながら、スキマ時間の有効な使い方を検討してみてくださいね。
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