転職後に前職の同僚上司・取引先に挨拶メールを送っても良い?【挨拶メール例文】
転職後、お世話になった前職の同僚上司、取引先に挨拶メールを送りたいと思ったときはありませんか。
挨拶メールを送る際に気をつけるべきポイントを、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに伺いました。
目次
転職後に(同僚上司・取引先)に挨拶メールは送っていいの?
転職後に、前職の同僚や上司、取引先の方と連絡をとること自体に問題はありません。これまでお世話になった社内外の方への「挨拶メール」は、出社最終日や、取引先へのご挨拶最終日に送っている場合が多いでしょう。
転職後に連絡する場合、とくに感謝を伝えたい方、今後新たな取引先候補となる方が対象になるのではないでしょうか。
相手との関係性にもよりますが、とくに親しい方とはSNSで個人的につながるなどして、挨拶メールを送ってみるのも一つの方法です。転職先での仕事内容や任されているポジションなどをメールでご報告し、「またぜひ一緒にお仕事をしたい」という意向を伝えておくこと等も考えられます。
競合他社への転職後、転職先から挨拶メールを送る際の注意点
円満退職であれば、どのタイミングで挨拶メールを送っても問題はないでしょう。
一方、競合他社などを含め、前職ではオープンに話せないような企業へ転職した場合、挨拶メールを送る際には最低限の注意が必要です。同業界転職であれば、これからの仕事で関わる可能性も高いので、タイミングを見計らないながら連絡するなどの配慮が必要かもしれません。
また、転職先の企業アカウントメールから挨拶メール送る際も注意が必要です。業界や企業によっては、情報発信の際のセキュリティが厳格な企業や、就業規則等で業務以外の使用を禁止する企業もあります。
個人的な連絡をする際は、企業のアカウントではなく、個人のアカウントから送るようにしましょう。
前職の同僚上司・取引先に挨拶メールを送るときの3つのポイント
メールを送る際には、現状をポジティブに伝えることが大切です。
ポイント①前向きかつ簡潔に伝える
「前職では大変お世話になりました」という冒頭の挨拶のあとは、転職先での業務内容、任されているポジションや役割などを報告した上で、今後もビジネスやプライベートでもつながっていきたいという旨を簡潔に伝えましょう。
ポイント②前職の不満を書かない
転職した理由を記すときは、「新しい業界で、これまでの職種経験を生かすため」「キャリアの幅を広げるため」など前向きな内容にしましょう。
くれぐれも前職の悪口や不満を伝えないように注意してください。メールを受け取った相手が、新天地でがんばっている自分を応援したくなるようなポジティブな内容になっているかを、メールを送る前に必ずチェックしましょう。
ポイント③件名の書き方には要注意!
個人のメールアドレスから挨拶メールを送る際、相手が気づかないケースもあります。件名に自分の名前を入れるなどして、誰からのメールかを明確に伝えることが大事です。
前職の同僚上司・取引先に送る挨拶メール例文【パターン別】
挨拶メールの一例をパターン別にご紹介します。
転職先から同僚・上司に送る挨拶メール
■挨拶メールの例文
件名:転職のご挨拶/△△(名前)
〇〇 〇〇 様
お世話になっております。△△△△です。
退職時にご挨拶させていただきました通り、
この度、〇月〇日付で株式会社〇〇に入社し、現在、法人営業を担当しています。
周りには中途入社のメンバーも多く、わからない点があればすぐに聞ける、恵まれた環境におります。
△△社(前職)在社中に〇〇さんに教えていただいたことを糧に、
新たな気持ちでお客様との信頼関係構築に向けて邁進してまいります。
長い間、大変お世話になりまして誠にありがとうございました。
メールでのご挨拶となり失礼いたしますが、
今後ともお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。
(署名)
転職先から取引先に送る挨拶メール
■挨拶メールの例文
件名:転職のご挨拶/△△(名前)
株式会社〇〇〇〇
代表取締役 〇〇 〇〇 様
お世話になっております。△△△△です。
退職前にご挨拶させていただきました通り、
この度、株式会社△△を退職し、〇月〇日付で株式会社〇〇に入社いたしました。
現在、前職での経験を生かし、法人営業部に勤務しております。
△△社では大変お世話になり、誠にありがとうございました。
〇〇様と、ぜひまた一緒にお仕事ができたらと考えておりますので、
近々、ご挨拶をかねて一度お伺いできれば幸いです。
ご都合のよいお日にちがありましたらご連絡いただけますでしょうか。
メールでのご挨拶となり失礼いたしますが、
今後ともお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。
(署名)
まとめ
例え職場環境が変わっても、これまで培ってきたキャリアの人脈が意外なビジネスチャンスにつながることも珍しくはありません。
転職後、お世話になった前職の同僚上司や取引先に挨拶メールを送りたい場合、相手への連絡方法やタイミング、メール内容などに配慮しながら挨拶メールを送ってみるのもよいかもしれません。
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