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異業種転職の志望動機のポイントと作成方法・例文を紹介

履歴書の志望理由記入欄

異業種に転職を志望する方が増えています。

異業種への転職を志望する場合の志望動機のポイントと作成方法、業種・職種別の志望動機の例文を、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏に解説していただきました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

異業種転職は難しい?【転職動向】

異業種転職はどのくらいの方が実現しているのでしょうか。異業種転職の動向や、転職の傾向について解説します。

異業種転職は増加中

転職支援サービス「リクルートエージェント」が転職者分析(2013年度~2022年度)を行い、10年間の業種・職種の越境状況を調査したところ、業種も職種も変える「異業種×異職種」の転職が最多パターンとなっています。

年齢が上がるにつれ、職種は変えず異業種にチャレンジする人が増加し、「異業種×同職種」の転職は「異業種×異職種」に次いで2番目に多いという結果になっています。

【参考】「異業種×異職種」転職が全体のおよそ4割、過去最多に 業種や職種を越えた「越境転職」が加速

業種・職種を超えた転職が増加している背景として、採用する企業側のビジネスの在り方を変革しようとする動きがあります。

企業は大きな変革を求められており、社内にいない人材を中途採用しているのです。

求職者側では、人生100年時代となり1社で働き続ける「終身雇用」ではなく、業種や職種にとらわれず成長機会を提供してくれる産業や企業を望むビジネスパーソンが増加していることが挙げられます。

企業も個人も、新たな採用戦略、キャリア戦略が求められています

異業種転職は、活かせる経験・スキルが多い

経理であれば決算業務や簿記知識、人事であれば採用業務や労務知識など、職種に特化したベーシックな業務経験や知識は、業界を変えても大きな違いはないでしょう。

そのため、異業種転職は、異職種転職に比べると過去の経験・スキルが生かしやすいという傾向があります。

前述のリクルートエージェントの転職者分析でも、年齢が上がるにつれて同職種への転職割合が高くなり、25歳以上では「異業種×同職種」が3割を超えています。

年齢が上がるとともに、これまでに培った経験・スキルを活かして職種は変えず、新たな業種へチャレンジする転職者が増えるようです。

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異業種転職の志望動機のポイント

異業種転職の志望動機は、背景を伝えることで説得力が増します。異業種転職の志望動機のポイントについて解説します。

業界を変える理由を明確にする

異業種転職の志望動機には、なぜ応募業界を志望したのかを記載しておくと採用担当者の理解度が深まります。

他の業界ではなく、応募業界を志望する理由を書けると熱意や志望意欲が伝わるでしょう。

業界研究を行い応募企業の強みを把握する

事前に業界研究を行って、業界のことを深く知るだけでなく業界における応募企業の競合優位性やポジションについて把握しておきましょう。

競合企業にはない、応募企業ならではの志望理由であると理想的です。

活かせる経験・スキルをアピールする

業界を超えても応募企業で活かせる経験・スキルがあることを志望動機でもアピールします。

求人に記載されている仕事内容や求める人物像などを確認して、これまでの経験・スキルとの接点を探りましょう。

応募する仕事にマッチし、即戦力としてすぐに成果を出せることが伝われば、高評価に繋がるでしょう。

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志望動機の作成方法

志望動機は、「1.書き出し」「2.活かせる経験」「3.締めくくり」の3ステップで考えると作成しやすくなります。

履歴書や職務経歴書に書く志望動機は、100~300文字程度の文字量を目安に3つのステップでまとめましょう。

<志望動機作成の3つのステップ>
1. なぜこの業界・会社を選んだのか(書き出し)
2. 入社後、何を実現したいのか(活かせる経験)
3. 入社後、どのような活躍ができるのか(締めくくり)
▼参考記事
志望動機・志望理由の書き方まとめ|企業の目を引く例文&面接での伝え方

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【業種・職種別】志望動機例文

業種や職種別の、異業種に転職する場合の志望動機の例文をご紹介します。

営業職から異業種転職する場合の志望動機例文

①製造業×営業職 → IT業界×営業職
大手メーカーを中心に○○に強みを持つERPを提供している貴社に興味を持ちました。

貴社サービスは前職でも導入しており、私もサービス提供側として顧客に提案し生産性の向上や利益改善に貢献したいと考えております。

現職では○○製品の営業として△△エリアXX社を担当しておりました。しかし、○○製品では顧客の事業の一部を担うことしかできず、事業全体を変革する可能性を秘めるITに興味を抱くようになりました。

異業種ではありますが、メーカーでの営業経験が貴社でも活かせると自負しております。
②IT業界×営業職 → コンサルティングファーム×コンサルタント
現職はSIerで営業をしておりますが、システム開発だけでなくクライアントの経営課題に対してITの力で解決するITコンサルティングの仕事に興味を抱き応募いたしました。

現職にもITコンサルタントの部署がありますが、グローバルに展開するコンサルティングファームである貴社で、総合的にクライアントを支援したいと考えております。

営業では○○領域をXX年担当しており、システム導入における顧客課題なども理解しているつもりです。

入社後は、○○領域の経験を活かして提案力や説得力を高め、顧客課題を解決していきたいと考えております。

事務職から異業種転職する場合の志望動機例文

インフラ(電力)業界×事務職 → 金融業界×事務職
以前からFintech(フィンテック)に興味があり、貴社サービスに注目していました。

貴社の「○○」は、△△領域でいち早くサービスをリリースし、分かりやすいUIと若年層をターゲットにしたマーケティングでユーザー数No.1を獲得されています。私も「○○」を利用しており、金融業界への転職を検討していたところ、貴社の求人に出会いました。

現職も事務をしており、求人に記載している業務は一通り遂行できると自負しております。

1日も早く貴社に貢献できるように、入社後は業務の習得に邁進し成果を出していきたいと考えております。
④マスコミ×事務職 → IT業界×広報
新卒で入社した放送局で事務職とともに、自ら手を挙げてSNSの運用にも携わっていました。

自社サービスの魅力を伝える仕事に就きたいと考え、SNSマーケティングに力を入れている貴社を志望しております。

広報は未経験ですが、SNSの運用は経験しております。

また、現職の放送局ではPR会社とのやり取りも行っていたので、広報活動に役立つ経験・知識もあると考えております。

技術職から異業種転職する場合の志望動機例文

⑤Web業界×エンジニア → 教育業界×エンジニア
前職は業務系アプリの開発を行っていましたが、大学が教育学部で以前から教育に携わりたいと考えておりました。

貴社サービスは教育機関と保護者をつなぐサービスを提供しており、企業理念にも共感しております。

貴社エンジニアの記事を拝見しましたが、現在は全社的に○○に力を入れているとのことで、○○や△△を使ったアプリ開発の経験が活かせるものと考えております。また、積極的に勉強会やイベントなどに参加・協賛されており、エンジニアの支援が手厚い点にも魅力を感じております。

これまでの開発経験を活かし、貴社サービスと日本の教育に貢献したいと考えております。
⑥通信業界×エンジニア → 広告業界×人事職
新卒で入社した通信会社でエンジニアをしておりましたが、社会人として3年が経ち、企業の成長には人的資源が最重要ではないかと感じ、人事としてのキャリアを考えるようになりました。

広告業界を志望したのは、デジタル広告が今後も発展し、我々の生活を大きく変えていく可能性があると感じたからです。中でも貴社は3Dサイネージを扱っており、昨年は○○が話題になっておりました。

業界・職種ともに未経験ではありますが、これまで培った技術的な知識・経験がエンジニア採用などで役立つと考えております。

1日も早く即戦力になれるよう努力し、貴社に貢献する所存です。

異業種転職の自己PR・転職理由のポイント

転職活動では、志望動機以外に「自己PR」や「転職理由」もよく質問されます。

そこで、異業種転職の場合の自己PRや転職理由の答え方のポイントをご紹介します。

自己PR

応募企業で活かせる経験・スキルが少ない場合は、自己PRで強みをアピールする必要があります。

自分の強みのうち、求人に記載されている「求める人物像」にマッチするものを選んで自己PRでアピールしましょう。

強みが分からない場合は、自己分析を行って強みを複数見つけ、応募企業にマッチするものを選びましょう。

自己分析のやり方が分からない場合は、無料で診断できる「グッドポイント診断」がお勧めです。18種類の中から、あなたの強みを5つ診断するサービスです。

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転職理由

転職理由は、「残業が多かった」「待遇に不満があった」などのネガティブな理由をイメージする方もいますが、これは転職のきっかけである「退職理由」です。

転職理由は、例えば「ワーク・ライフ・バランスを整え仕事の生産性を高めたい」「実績連動の仕事で高い成果をあげたい」など、転職で実現したいポジティブな目標を中心に伝えます

異業種転職の場合は、なぜ業界を変えたのかを交えて退職のきっかけや転職で実現したいことを伝えると、ストーリーが一貫するため説得力が増すでしょう。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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