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転職やキャリア形成に役立つ!「Will-Can-Must」の考え方

パソコンの前で仕事をする人

キャリアを考える際に役に立つフレームワークのひとつが「Will-Can-Must」です。「Will-Can-Must」の考え方を理解しておくと、キャリアの振り返りや今後の方向性を定める際に役立ちます。

「やりたいことが分からない」「どのような道を進めばいいのか分からない」と悩んでいる場合も、「Will-Can-Must」を使えば思考を整理することができるでしょう。

組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏に取材し、「Will-Can-Must」の考え方やメリット、注意点などを解説していただきました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

「Will-Can-Must」とは?

「Will-Can-Must」とは、「やりたいこと(Will)」「できること(Can)」「すべきこと(Must)」の3つで構成された、キャリアプランを考えるためのフレームワークです。

自分が実現したいWillを明らかにして、Willのために自分が今できること(Can)・できないことを整理した上で、するべきことを考えます。

自分の目指すべき姿を明確にして、現在のスキルや強みを整理することができるので、中長期的なキャリアプランを考えるだけでなく、今やるべきことや獲得したい経験・スキルを確認することもできるのが特徴です。

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「Will-Can-Must」を活用するメリット

「Will-Can-Must」以外にも、「キャリアの棚卸し」や「モチベーショングラフ」などで経験・スキルを振り返り、強みを明らかにすることは可能です。

ただし、「キャリアの棚卸し」や「モチベーショングラフ」は、過去を振り返って自己の強みや価値観などを明らかにする手法なので、「Will-Can-Must」のように具体的なWillやMustを書き入れる項目がありません。

また、「Will-Can-Must」は3つの項目に絞られているので、分かりやすくシンプルな点もメリットでしょう。

また、「Will-Can-Must」はキャリアや強みを振り返るだけでなく、上司やチームメイトと共有することで、相互理解が深まる上に有用なアドバイスを受けることもできます。

「Will-Can-Must」を活用することで、スキルや強みを伸ばしやすくなるでしょう。

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「Will-Can-Must」の考え方

「Will-Can-Must」を活用する前に、3つの項目の意味や考え方を理解しておきましょう。

Will

将来やりたいことがWillになりますが、Willが明確になっている人は多くはありません。

「まだどこを目指していいのか分からない」「将来のことは遠すぎてイメージが湧かない」という場合は、1年後、3年後、5年後などゴールを小刻みにしてみましょう

「1年後に○○のスキルを身につけるのは難しいかも?」「5年後であれば△△領域まで経験を広げたいな」など、具体的なイメージを掴むことができます。

Can

現在できることがCanになりますが、特別な経験・スキルではなくても、「他部署と関わってルールを決めた」「Excelのフォーマットを整理した」などでも十分です。

業務上、自分が関わったことで成果が出たこと、周囲を変えたこと、誰かから褒められたことなどを思い出してCanを洗い出しましょう

なお、できることだけではなく、克服したい課題を挙げるという方法もあります。

「周囲に遠慮してしまい巻き込み力に欠ける」「慎重なのでスピードが足りない」など、自分の課題を明らかにして改善策を考えましょう。課題を克服することができたら、その力がCanになります。

Must

現在すべきことがMustになります。

職場や企業から期待されていることや役割となっていることを書き出します。

Mustは3つの中で最も書き出しやすい項目です。

現状で任されている業務は全て書き出しましょう。また、Willを実現するために、経験しなければならないことも明らかにします

「Will-Can-Must」の注意点

「Will-Can-Must」を整理する際は、3つの項目の重なりを意識することが重要です。

3つの重なりが大きいほど、「実現したいことに役立つスキルを持ち、組織からも期待されて役割を任されている」という理想的な状態であると言えます。

重なりが小さい場合は、Willを実現するためにどのようなCan、Mustがあればいいのかを考えましょう。

もちろん、「Will-Can-Must」が常にバランス良く、自分の思い通りに積み重ねられるとは限りません。

場合によっては、Willとは関係の薄い業務やポジションを任されることもあるでしょう。

企業に所属していると、望んだキャリアを計画的に築けない可能性があることを考慮し、自分が設定した「Will-Can-Must」に固執しすぎず、状況に合わせて定期的に調整していくことが大切です。

「Will-Can-Must」を転職活動に活かす方法

転職活動では、自分をアピールするために経験・スキルや強みを明らかにしておかなければなりません。

「Will-Can-Must」は、自分が目指す姿やできることを整理するフレームワークなので、転職活動にも活かすことができます

応募する企業選びは、Willが実現できるかどうかを判断基準にしましょう。

Willが実現できそうな求人が見つかったら、「仕事内容」や「求めている人材」にMustやCanが当てはまるかを確認します。

未経験の職種にチャレンジする場合は、Canに注目して活かせることがないかを探しましょう。

転職活動で聞かれることの多い「転職理由」はWillをベースに転職先で実現したいことを、「自己PR」はCanをベースに転職先で活かせる強みを伝えます。

実務経験はMustをベースに実績を伝えましょう。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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