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仕事を辞めたくなったら?退職する前にやっておきたいこと

「仕事を辞めたい」と思いつつも、転職することへの不安があってなかなか転職活動に踏み切れない方も多いようです。どうしても仕事を辞めたくなったら、どのように自分の気持ちと向き合いって行動すればいいのでしょうか。

そこで、仕事を辞める前にやっておきたいことを、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏に伺いました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

みんなどんな理由で仕事を辞めている?

内閣府の平成30年版「就労等に関する若者の意識調査」によると、初職(学校を卒業、または中退してから初めてついた所得を伴う仕事)の離職理由を見ると、「仕事が自分に合わなかった」が43.4%で最も多く、続いて「人間関係がよくなかった」23.7%、「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかった」23.4%、「賃金がよくなかった」20.7%、「ノルマや責任が重すぎた」19.1%という結果になっています。

一方、「働くことに関する不安」を見ると、上位は「十分な収入が得られるか」、「老後の年金はどうなるか」、「きちんと仕事ができるか」、「仕事と家庭生活の両立はどうか」、「勤務先での人間関係がうまくいくか」という結果になりました。

勢いで辞めて転職活動をすると、これらの不安要素を解消できるかどうか、じっくり見極められないかもしれません。

納得のいく転職をするためにも、辞める前に事前に企業研究を行って転職を決めることが大切。辞めたいという感情を押さえ込む必要はありませんが、十分な準備を行ってから辞めるか辞めないかの決断をすることをお勧めします。

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勢いで辞めることのデメリット

仕事で辛いことがあると、「今すぐ辞めたい!」という衝動に駆られてしまうかもしれませんが、勢いで辞めるのは良策とは言えません。まずはデメリットを把握しておきましょう。

不満を解消するだけの転職になってしまう可能性がある

今の状況に不満を感じて「辞めたい」と思うこと自体は問題ありません。しかし、不満だけで転職活動を始めてしまうと、応募先企業が熱意や意欲を感じにくいうえ、面接での受け答えも勤務先への不満などネガティブなものばかりになってしまう可能性があります。

仮に、転職に成功したとしても、新しい環境で目的が見いだせず、働きづらさを感じてしまうかもしれないのです。

タイミングよく退職・転職ができず、ブランクが発生する可能性がある

勢いで行動すると、ボーナス直前のタイミングで辞めざるを得なくなったり、繁忙期に当たってしまい、有給消化ができなくなったりする可能性があります。

また、転職市場やスケジュール感の把握など、転職に関する情報収集をせずに辞めてしまうことで、スムーズな転職活動ができず、すぐには転職先が見つからないことも考えられます。

転職は、求人企業や他応募者との兼ね合い、社会状況などにも影響を受けるため、たとえ自分の経験やスキルに自信があったとしても、予想以上に時間がかかることも想定されます。

退職後、ブランク期間が長引くと、選考上不利になる可能性があるほか、経済面の不安などから焦りが生じ、よく見極めないまま転職を決めてしまう恐れもあるので注意が必要です。

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退職する前にやっておきたいこと

納得のいく転職を実現するためには、退職する前の準備が重要。今後のキャリアのためにも、決して勢いで辞めたりせず、冷静に次のことを行いましょう。

本当に辞めるべきなのか、冷静に分析をしてみる

「辞めたい!」という衝動に駆られたら、いったん落ち着いて状況を分析し、退職以外の方法は本当にないのか、考えてみましょう。

まず不満の種を洗い出し、自分が何らかの行動をすることで状況を変えることができないか、考えてみるといいでしょう。もし、何らかの手段がありそうならば、退職するのはそれを行ってからでも遅くはないはずです。

自分ではどうにもならないことであっても、未来永劫ずっと続かないのであれば、一定期間耐えることでやり過ごすという手も考えられます。

例えば、「上司が過干渉で辛い」という不満は、自分で解決するのは難しいですが、もし会社や仕事自体は好きなのであれば、上司のせいだけで辞めるのはもったいないことです。

上司をやり過ごして黙々と仕事に取り組む間に、上司が異動になったり、自身がステップアップしたりして、上司の下から離れられるかもしれません。

長期的なキャリアについて考えてみる

退職して別の会社に転職することと、今の仕事を続けることの、メリットとデメリットを整理してみましょう。そのうえで、メリット・デメリットを比較して、辞めるべきかとどまるべきかを判断することをお勧めします。

例えば、仕事内容への不満はあったとしても、得られる経験やスキル、給与などの条件、キャリアパス、人間関係や社風などを長期的に見た場合に、「現職にいるほうがメリットは大きい」と判断できるかもしれません。

転職市場を把握するために、転職活動してみる

「転職活動をしたら、転職しなければいけない」なんてことはありません。転職する・しないは別にして、情報収集のために一度活動してみると、自分の気持ちが整理できることがあります。

今の仕事に対する不満の裏には、「仕事でこれを叶えたい(しかし今の環境では叶えられない)」という前向きな思いがあります。

今、世の中にはどのような求人があるのか、自分の思いを叶えられる求人はありそうかどうか、自分の経験・スキルはどのように他社から評価されているのかなどがつかめるので、自身の今後のキャリアを考えるためにも転職活動をしてみるのはお勧めです。

友人や先輩、転職エージェントなどに話を聞いてみる

経験者の実体験を聞くと、現状が把握でき、自分の思いが整理できる可能性があります。転職をした友人や元同僚などに転職体験談を聞いたうえで、自分と比較してみるといいでしょう。

彼らに比べてキャリア観は定まっているか、転職先で実現したいことは整理できているか、アピールできる経験やスキルを持ち合わせているか…など、比べてみることで転職するべきかとどまるべきか、判断しやすくなると思います。

「転職のプロ」である転職エージェントに相談するのも有効です。転職エージェントは転職市場の動向や、企業の求人ニーズを把握しているほか、求職者の転職成功・失敗事例、苦労や喜びを日々リアルに見ているので、さまざまな角度からアドバイスがもらえるでしょう。

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辞めたくなったら、いったん冷静になりリフレッシュを

「辞めたい!」という感情が抑えきれなくなっているときは、ストレスが溜まり視野が狭くなっている可能性があるので、まずは休んで冷静になることが大切。自分が好きなこと、ストレス解消につながることを行い、心身をリラックスさせましょう。そのうえで、ゆっくり考える時間を作りましょう。

前述した内閣府の調査では、「働くことの悩み等について他者に相談した効果」についても聞いていますが、「自分の考え方が広がった」、「就職先を選ぶこと・働き続けることの参考になった」、「自分の考えや気持ちの整理がついた」などの回答が上位に挙がっています。

「辞めたい」と思ったら、まずは不満や悩みを誰かに相談するのも一つの方法と言えるでしょう。

記事作成日:2023年8月9日 WRITER:伊藤理子 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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