【転職活動で落ち込まない方法】今すぐできる具体的な解決策10選

希望に合った求人が見つからない、書類選考や面接がうまく進まないなど、転職活動の悩みはさまざまです。状況の変化に一喜一憂してしまう人も多いのでは。
転職活動を深く落ち込むことなく進める方法について、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに聞きました。
転職活動で落ち込みやすい10の原因
「立て続けに不採用になり、自信がなくなった」
「自分の経験やスキルでは、このまま転職できないのではないか」
そんなさまざまな不安感から、落ち込んだ気分になりやすい転職活動期間。まずは、具体的にどのような理由で落ち込みやすいのかを整理していきましょう。
例えば、以下のような原因が考えられます。
<転職活動で落ち込みやすい10の原因>
- 職務経歴書などの作成がうまく進まない
- 面接でうまく回答できない
- 選考で落ちる
- これまでの自分のキャリアにスキル不足を感じる
- 希望に合致する求人が見つからない
- 希望に合致する求人への応募資格が足りない
- 現職が忙しくて転職活動に時間を割けない
- 退職後に転職活動を始め、働いていない期間が続いている
- 不採用が続いた結果「どこにも採用されないかも」と不安になる
- 行きたい会社がわからない
不採用を自己否定に結びつけてしまう
転職活動で落ち込む原因の一つが「不採用」です。
2. 面接でうまく回答できない
3. 選考で落ちる
4. これまでの自分のキャリアにスキル不足を感じる
こうした選考にかかわる悩みは、転職活動経験者なら誰しもが抱いたことがあるでしょう。ほかの応募者と比較して、「自分は優秀ではないから…」と焦ってしまい、自分のキャリアに自信をなくし、面接でますます自分を出せなくなってしまう。そんなサイクルに陥ってしまう方も少なくありません。
思うように転職活動を進められない
転職意向があっても、
6. 希望に合致する求人への応募資格が足りない
といったように、希望先が定まらないという悩みも多くあります。
また、スケジュール調整や時間確保の難しさから、
とストレスを抱えるケースもあります。
ゴールや未来が見えない
なかなか転職先が決まらないと、今後の生活をイメージできず、不安はより増大してしまいます。
9. 不採用が続いた結果「どこにも採用されないかも」と不安になる
10. 行きたい会社がわからない
というケースもあるでしょう。
自分が「落ち込んでいる」「前向きな気持ちになれない」と感じたら、まずはどんな不安を抱えているのか、どこに落ち込みの原因があるのかを考えることも大切です。
今すぐできる転職活動で落ち込まない方法:10選
では、転職活動で落ち込まないための方法や対策にはどのようなものがあるのでしょう。具体的に実践できることをいくつか紹介します。
<今すぐできる、転職活動で落ち込まない10の方法>
- これまでとこれからを切り離して、活動の方針ややり方を変える
- 書類や面接で話していた自己PR内容を改善する
- 不安や気持ちや焦り、プレッシャーは抱え込まずに、周りに相談して吐き出す
- 書類作成や面接など1つ取り組むごとに、頑張った自分を褒めて肯定する
- 1日のうちに15分だけ集中して転職活動に取り組む時間を作る
- 転職のことを忘れて思いきりリフレッシュする日を作る
- 預貯金額や失業保険の給付スケジュールなどを確認する
- 「周りは優秀な人ばかりだ」という錯覚を捨てる
- 「ずっと悪い事ばかりは続かない」という気持ちで取り組む
- 「絶対に〇〇までに転職しないといけない」という思い込みを捨てる
転職活動中の行動でできること
1. これまでとこれからを切り離して、活動の方針ややり方を変える
選考がうまく進まずに不安になっていると、「これまでもダメだったのだから、次もうまくいかないのでは」と思いがちです。そんなときは、思い切ってやり方を変えてみてはどうでしょう。
例えば、「使う転職サイトを増やしてみる」「転職エージェントに相談してみる」「企業説明会や採用イベントなどに参加してみる」など。今までやっていなかったことに挑戦すると、入ってくる情報も変わり、新たな選択肢が見えてくるかもしれません。
2. 書類や面接で話していた自己PRの内容を改善する
私自身、アドバイザーとしてさまざまな転職者にお会いしてきましたが、自己PRの内容が本人の強みをうまく表現できていなかったり、企業が求める要件と異なっていたりすることが少なからずあります。
伝える内容を変え、より具体的なエピソードに絞っていくだけで、選考がスムーズに進むことも多いです。アピール内容の改善点は一人ではなかなか気づけないので、キャリアアドバイザーなど第三者に相談しながら進めるのもいいでしょう。
3. 不安や気持ちや焦り、プレッシャーは抱え込まずに、周りに相談して吐き出す
キャリアアドバイザーや家族、友人、転職経験者など、周りに相談や愚痴をこぼせる人を作っておくのも大切です。1人で抱えずに相談をすると、それだけで悩みが解消されることもあるものです。
4. 書類作成や面接など1つ取り組むごとに、頑張った自分を褒めて肯定する
落ち込んでいると、「これまでダメだったこと」に引きずられがちです。完璧を求めずに、1日1日の「できたこと」に注目しましょう。小さなアクションでも、積み重なることで良い方向に変化を生むことがあるものです。
5. 1日のうちに15分だけ集中して転職活動に取り組む時間を作る
転職活動は、1日のうちに短時間に分散させて、プチタスクとしてコツコツ取り組むことが大切です。
「週末にまとめて時間をとろう」と考えていると、転職活動が「重大なやるべきタスク」と感じられ、ますます億劫になってしまいます。1日15分などと決めておくと、考えすぎて深みにハマることなく、「今日の分は終えた!」と切り替えることができます。
日常の行動や考え方を変えてできること
6. 転職のことを忘れて思いきりリフレッシュする日を作る
ときには、普段いる場所を離れてオフの時間を作ることも大切です。落ち込んだままの状態で転職活動を続けても、従来の流れを変えることは難しいでしょう。リフレッシュすることで、これまでとは異なる転職活動に対する発想が生まれるかもしれません。
7. 預貯金額や失業保険の給付スケジュールなどを確認する
離職して転職活動をしている方は、経済的な不安感から落ち込むことが多くなるでしょう。そんなときは、現状を把握するために、預貯金額や失業保険の給付スケジュールなどを確認してみては。経済的・時間的にまだ余裕があることが分かり、不安が和らぐかもしれません。
8. 「周りは優秀な人ばかりだ」という錯覚を捨てる
選考に通過するのは「優秀だから」ではありません。あくまでも、その企業が求める経験スキルと、その人が持っているものがマッチしたからであり、仕事内容や組織風土との相性(向き・不向き)もかかわってきます。
採用に至らなかったのは、その企業と合っていなかっただけ。能力や人物タイプ自体の問題ではありません。自分は優秀じゃないから…と周りと比較していると、ますます自信を失ってしまいます。
9. 「ずっと不採用や悪い事ばかりは続かない」という気持ちで取り組む
これまで選考が進まなかったのは、自分に合う企業や職種、ポジションに出会っていなかっただけ。転職市場には、新しい求人が次々と出てきますので、「まだ出会えるチャンスがある」と前向きに捉えましょう。
10. 「絶対に〇〇までに転職しないといけない」という思い込みを捨てる
落ち込んでいるなと感じたら、今の自分が置かれている状況や選択肢を改めて確認してみましょう。現職に就いている方は、「今の仕事でスキルをつけるまで続けてみる」という選択肢もあるかもしれません。
転職活動スケジュールの目途を立てることは大切ですが、「3か月以内に決めなくては!」などと思い詰めるあまり、活動自体がしんどくなってしまってはいい結果にはつながりません。一旦活動を休止してもいいという選択肢を持つことも、落ち込みを和らげるいい方法だと思います。
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