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職務経歴書の「活かせる経験、知識、スキル」欄の書き方

職務経歴書に書き込む手のアップ

職務経歴書における「活かせる経験・知識・スキル」欄では、職務内容を補足しながら“できること”を端的に伝えることができます。

書き方のポイントや見本を見ながら、どのように自分の強みをアピールしていくか考えていきましょう。

ここではスキルの基本的な書き方やポイントについて、組織人事コンサルティングSeguroの粟野友樹氏が解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

職務経歴書のスキル欄の見本と書き方

職務経歴書のスキル欄の見本と書き方

入社後に活かせる知識やスキルをアピールできる「スキル欄」。書き方の基本ルールや注意したいポイントを確認していきます。

スキル欄を書くときの基本ルール

  • 書く場所は自由だが、職務経歴の後に記載するのが一般的
  • 応募職種に関係のあるスキルを選ぶ
  • 「資格」欄とは異なり、扱えるツールやアプリ等は資格がなくとも記載してOK
  • 略語は避け、正式名称で記載
  • 使用歴や習熟度を明記
  • 職務経歴書では自由度を活かしてレベル感や取り組み内容を端的に加えるとベター

職務経歴書には決まったフォーマットがあるわけではありません。

「活かせる経験・スキル欄」をどこに書いても問題ありませんが、一般的には職務経歴の後に記載します。

スキル欄の記載例

▼「活かせる経験」を記載する場合の例
・タスク管理能力(社内プロジェクトの進捗会議を主導)
・課題解決力、提案力(マニュアル作成やフロー改善を実施し、業務効率化の仕組みを提案)
・Webアプリケーション開発(PHP、Java Scriptの使用経験あり)
▼「スキル」を記載する場合の例
・Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル使用/売上分析レポート作成経験あり)
・営業資料のPowerPoint作成(提案書テンプレートを10パターン作成)
・Photoshop (使用歴5年程度)
・新規Webサイトのデザイン、バナー制作の経験があります。

スキル欄を書く際の注意点 

▼注意点:
・アプリ名や具体性のない単語のみが羅列されている(例:Excel、営業、マネジメント、英語)
・応募職種と関係のないスキルを多数並べる
・実務経験の乏しい(すぐには活かせそうもない)高度スキルを記載する

「スキル欄」でアピールしたいのは、その経験やスキルを応募先の企業でどう活かせるか、という点です。

応募職種と関係のないスキルや実務経験がないスキルを書くことは避けましょう。

スキル欄と免許・資格欄の違い

職務経歴書の「スキル」欄と似た項目として、履歴書・職務経歴書には「免許・資格」欄があります。

それぞれの目的・内容は以下のようになっています。

書類・項目目的内容の違い
履歴書・職務経歴書の「免許・資格」保有資格・免許の一覧提示保有資格・免許の列挙
職務経歴書の「スキル」実務経験の裏付け・強調資格は持っていなくてもOK スキル+活用場面や成果を記載

職務履歴書のスキル欄は「どのようなスキルを持っているか」を伝えることが目的であり、資格の有無は問われません。

端的であれば活用場面などの情報も加えられるため、採用担当者に入社後の活躍イメージを持ってもらいやすいという特徴があります。

「スキルをこんな風に活かしてくれそうだな」という評価に繋げるためにも、別項で紹介する「スキルの主な分類と書き方のポイント」を参考にまとめてみてください。

職種によってはスキルシートやポートフォリオの活用も

IT系をはじめ、職種によっては技術やスキルを詳細に伝えるための「スキルシート(技術経歴書)」や「ポートフォリオ」を活用するのも一つの方法です。

特にポートフォリオはクリエイターには必須ともいえる書類で、作品画像などグラフィカルな情報も加えることができます。

参考リンク:
PCスキルをアピールできる「PCスキルシート」の書き方【テンプレートシート付き】
ITエンジニア向けスキルシートの書き方・職務経歴書との違いについて解説【テンプレート付き】
クリエイターの転職で重要な役割を果たす「ポートフォリオ」の作り方

スキルの主な分類と書き方のポイント

記載する際は、スキル分類を意識すると書きやすくなります。

具体的にどのスキル分類に該当するかを明記する必要はありませんが、この方法では自分のスキルを整理しやすく、読み手に対しても伝わりやすくなります。

スキル分類定義スキルの例
書き方の例とポイント
ポータブルスキル業種や職種が変わっても通用する、持ち出し可能な能力のことコミュニケーション力、マネジメント経験など業務プロセス改善(定型業務の見直し、効率化に向けた仕組みづくりを手掛ける) → 取り組み内容を具体的に伝える
テクニカルスキル業務に必要な専門的な経験やスキルのことJava/Photoshop/経理ソフト/CAD などJava(業務経験3年・Webアプリ開発)/Illustrator(デザイン制作2年) → 使用言語やツールの詳細と経験年数を入れる
PCスキルパソコンの操作能力、ソフトウェアの活用能力のことWord/Excel/PowerPointなどExcel(VLOOKUP関数、ピボットテーブル、2軸のグラフ作成経験3年程度) → 具体的なレベル感を伝える
語学外国語を使用する能力のこと英語/中国語など英語(ビジネスメールや電話対応、議事録の作成経験あり) → 使用シーンを明記  

スキル欄の「スキル・職種別」書き方見本

職種ごとに、スキル欄の書き方を見ていきましょう。

ITエンジニアの場合(例:Web系SE)

テクニカルスキル
・Java(Webアプリ開発で3年以上使用、〇〇(フレームワーク名など)によるAPI開発経験あり)
・SQL(MySQLを用いたデータ抽出・チューニング)
・Git/Docker(チーム開発・CI環境での日常運用)
ポータブルスキル
・要件定義(顧客との仕様調整や仕様書作成を主導)
・チーム開発(5名規模のプロジェクトで進捗管理・レビューを担当)
・ドキュメント作成(設計書・運用マニュアルを社内外に向けて作成)

営業職の場合(例:法人営業)

テクニカルスキル
・自社IT商材のサービス知識(クラウド製品の提案経験/SaaS型商材の導入支援)
・業界知識(製造業・物流業の業界課題と解決策の把握)
ポータブルスキル
・提案力(課題整理から提案書作成・プレゼンまでを一貫対応)
・ヒアリング力(経営層から現場までのニーズ把握)
・社内外との調整力(開発・保守部門とのスケジュール交渉経験あり)

バックオフィスの場合(例:総務職)

テクニカルスキル
・勤怠・経費精算システム(◯◯(アプリ名)を使用)
・Excel(関数:IF/VLOOKUP、ピボット、マクロ初級)
・契約書管理(取引先との書類確認〜保管ルール整備まで対応)
ポータブルスキル
・部門間調整(人事・経理・営業部門との連携業務)
・業務ルール整備(社内マニュアル化/定型業務の効率化提案)

サービス業(例:アパレル販売)

テクニカルスキル
・POSレジ操作(販売・在庫管理・発注業務まで対応)
・売場レイアウト(季節ごとのVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)提案・実施経験あり)
ポータブルスキル
・接客スキル(1日平均50名以上対応/リピーター獲得)
・クレーム対応(マニュアルにない対応にも臨機応変に対処)
・チーム連携(新人育成/シフト作成/業務分担)

職務経歴書の「活かせる経験、知識、スキル」欄についてよくある質問

Q. スキル欄は必ず必要?

必須ではありません。ただ、自身のスキルをアピールし、応募職種にマッチしていることを伝えるためにも、できるだけ設けたほうがいいでしょう。

Q. 履歴書と同じ内容になっても問題ない?

内容は同じでも問題ありませんが、実際の活用場面やスキルレベルなどを補足して記載すると、応募企業により伝わりやすくなります。

Q. スキルに自信がない場合はどう書く?

無理に高いレベルで習得していると書く必要はありません。業務でどのように使用しているか、どのくらいの頻度で使っているかなど、事実ベースで記載してください。

Q. 学習中のスキルは書いてもいい?

書いても問題ありません。ただ、学習中であることは必ず明記しましょう。

Q. スキルが多すぎて迷う場合はどう整理すればいい?

応募企業・職種によりマッチするものや、面接で自信を持ってアピールできるものなどを中心にピックアップするといいでしょう。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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