雇用保険被保険者証の裏面にある「二重の交付を受ける」とは、何ですか?
現在勤めている会社から「雇用保険被保険者証の裏面を見ておくように」という指示がありました。そこには「二重の交付を受けると、不利な扱いとなることもあるので注意すること」とありますが、意味がよくわかりません。
(D・Nさん、ほかからの質問)
「2つ以上の企業で被保険者になる」ということです。
雇用保険被保険者証の裏面の注意書きにある「二重の交付を受けると、不利な扱いとなることもあるので注意すること」というのは、「2つ以上の企業で被保険者にならないこと」、「雇用保険被保険者証を紛失したら、すぐに再発行し、再就職先に必ず提出すること」を守ってくださいという目的で書かれたものです。
雇用保険は、被保険者期間を通算して給付額を決定するシステムになっています。雇用保険被保険者番号はその管理番号です。つまり失業給付の手続きをすると、番号をもとに職業安定所でデータ検索し、期間を確認して失業給付の額を決定してくれるのです。
通常、雇用保険被保険者番号は各個人に対して1つだけ。ところが、何らかの理由で2つ以上の番号を持ってしまうと、短い被保険者期間の番号が手続きに使われ、もう片方の番号で被保険者だった期間がカウントされず、失業給付の額が少なくなってしまう可能性があるのです。それが、ここでいう不利な扱いという意味になります。
ちなみに2つ以上の雇用保険被保険者番号を持つケースとして考えられるのは、2つ以上の企業で働いたことのある人や、雇用保険被保険者証を紛失した後、再交付の手続きをせずに再就職して新規扱いになった人です。なお、自分の番号の状況が気になる人は、ハローワーク(職業安定所)に問い合わせると確認できます。
この内容は、2016/03/10時点での情報です。
(文責:編集部、アドバイザー:松尾友子、冨塚祥子)
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