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面接で構えすぎてしまう人のための事前準備と対処法

採用面接の様子

面接となると、身構えてしまって普段通りの自分が出せない。うまく答えられず、ますます緊張してしまう…。

そんな悩みを抱えている人のために、面接にリラックスして臨むためのポイントを、組織人事コンサルタントの粟野友樹氏が解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

面接では構えすぎないことが大切

「面接では質問によどみなく答えて、高い評価を得たい」
「自分のマイナス部分は見せずに、きちんとアピールをしなくては」

転職活動者の中には、面接で“こうありたい”と強く思うあまり、身構えてしまい、結果として、うまくいかない経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

面接で身構えてしまう心理

そもそも、「構える」「身構える」という言葉は、敵や迫りくるものに対し、いつでも対応できる姿勢を取るという意味を指します。

つまり、自分の立場を守ろうと用心しながら相手に対応する、ということです。

面接で身構えてしまう人は、面接担当者をどこかで「敵対する存在」「打ち負かすべき対象」と捉えている可能性があります。

その延長で、面接担当者を「自分を評価する人」「自分の粗探しをする存在」として捉えてしまい、弱い部分を出してはいけない…と頑なになっている人もいるかもしれません。

この心理状態は、質問に対して対応する準備ができているとポジティブな表現もできますが、構えすぎてしまうと逆効果に。

面接担当者からの問いかけに対し、「いかに完璧に跳ね返すか」と考えてしまい、ディフェンス意識が強すぎる状態になりかねません。

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面接は相互理解の場

そもそも転職活動における面接とは、相互理解の場です。

その前提がなく、守りの意識ばかりが強いと、面接担当者は「この人には壁を感じる」「自己主張ばかりでこちらの話を聞いてくれない」「本音が見えない」と感じるでしょう。

本当のことを話していないと感じれば、採用すべきかどうかの判断もしにくくなります。

そもそもオープンに話ができない人と「一緒に働きたい」と思う人は、少ないのではないでしょうか。

選考を受けていると、質問に対して言い淀んで答えられないときや、質問の意図を誤解することもあるでしょう。

そんな時に、聞き直して修正していったり、企業についてわからないことを質問して理解を深めようとしたりと、コミュニケーションを重ねる場が面接なのです。

面接で相互理解が大切な理由

お互いの理解を深めた上で入社に至らなければ、働き始めてからも、「自分を良く見せよう」と気を張って居心地が悪くなってしまいます。

自分らしく、長く働ける環境を見つけるためにも、面接には身構えて防御することなく、自然体で臨めることが大切と言えるでしょう。

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面接でつい構えてしまう人のための事前準備と対処法

ただ、「自分らしく自然体で…」と言われても、すぐに変えることは難しいもの。

ここでは、身構えた状態でもできる準備と対処法をお伝えします。

大前提として、緊張を受け止める

まず、面接は、誰もが緊張するものです。

それは、求職者だけではなく、面接担当者側にも言えることです。

企業側も「どんな方が来るんだろう」「事業についてきちんと分かりやすく伝えられるだろうか」などと一定の緊張感を持って迎えるはずです。

「絶対に身構えないようにしよう」などと過度に自分を追い込まずに、「相手も自分と同じように緊張しているかもしれない」と考えながら、まずは自身の状態を受け止めると良いでしょう。

精神的な緊張を軽減するために、実践練習を重ねる

相手企業のことを知らないまま面接に臨んでは、身構えてしまうのは当たり前です。

求人票や企業の採用ページを読み込み、企業理念や事業内容、求める人材や経験・スキルなどを調べて把握しておくことが大切です。

次に、面接がどのようなものなのか、当日の流れや想定質問などの事前情報を集めましょう

自己紹介、職務経歴、志望動機、転職理由、自己PRなど、それぞれの項目で聞かれる内容をある程度整理したら、それに対する回答を作成していきます。

テキストとして書き出すことも大事ですが、机上でどんなにうまくまとめていても、実際に口に出して話すと、言いよどんでしまったり、話しながら違和感を覚えたりすることは多々あります。

そのため、面接の本番を想定した実践練習を重ねることが大切

家族や友人に面接担当者役をやってもらったり、転職エージェントに模擬面接をしてもったりするとより安心です。

聞き取りやすい話し方をしているか、立居振る舞いの印象はどうかなど、第三者に客観的に指摘してもらいましょう。

動画撮影をして自分でチェックするだけでも、気になる点を改善できると思います。

身体的な緊張を軽減するために、自分なりのリラックス方法を探る

面接の前には、深呼吸をしたり、好きな音楽を聞いたり、自分なりの緊張をほぐす方法を試しましょう

普段から、「大事なプレゼン前にはコーヒーを飲むと気持ちが落ち着く」「外の空気を吸って体を伸ばすだけでほっとする」など、緊張したときのルーティンやリラックス方法を見つけておくといいかもしれません。

面接当日にできること

面接当日は、焦りや不安を感じる要素は少しでも取り除いておきたいものです。

面接時間には余裕を持って到着し、オンラインの場合は通信環境を確認して早めに接続しておきましょう

面接担当者から落ち着いて見えるように、身だしなみを整えておくことも欠かせません。

相手への印象もよくなりますし、自分にも自信が生まれます。面接前には鏡などで身だしなみをチェックする時間をとれると安心です。

面接開始前には、職務経歴書を見ながら、話したいエピソードやアピールポイントを確認します。

この時、緊張しているとなかなか情報が頭に入ってきません。

そこで、「これだけは伝えたい」というポイントをメモしておき、さっと目に通せるように準備しておくのもおすすめです。

面接では、緊張のあまり普段より早口になりがちなので、意識してゆっくり話すことを心がけてください。

面接が会話のキャッチボールになるように、自分だけが一方的に長く話すことがないように意識しましょう

質問の意図が読み取りにくく、回答内容に不安があるときは、「~~についての質問ということで合っていますか?」「今の回答で、質問に沿ったお答えになっていますか?」と確認しながらコミュニケーションをとることも大切です。

まとめ

面接は、企業と求職者がお互いの理解を深め、「この方なら一緒に長く働けそうか」「この環境なら自分らしく働けそうか」を見極める場です。

身構えすぎてうまくいかない…という方は、「面接」の捉え方を少しずつ変え、まずは会話のキャッチボールを続けることを目指しましょう。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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