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未経験転職で、アピールが弱い職務経歴書を改善【職歴書添削】

オフィスでパソコンを使う会社員

希望する転職先は、業種も職種も未経験だというSさん。

有効なアピール方法が分からず、未経験であることを上手くフォローできないという悩みに、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんが、全6項目の評価ポイントに沿って、職務経歴書を評価・講評し、改善まで導きます。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

【改善前】業界も職種も未経験なことをどうフォローすればいいのか (添削希望者:Sさん)

<Sさんの職務経歴書についての悩み>

「希望する転職先は、業界も職種も未経験」

  • 未経験をどうフォローすればいいのか分からない
  • 異業界・異職種への転職のため何が有効なアピール材料なのか分からない
  • 当たり障りのない普通の経歴書になっていて、希望業界には刺さらないのでは…と不安

<Sさんのこれまでのキャリア>

「クリエイティブな業界に惹かれ、営業職として広告代理店に入社」

  • 1社目(新卒):広告営業(5年間)

【転職意向】
クリエイティブな業界に惹かれて広告代理店に入社するものの、プランナーなどの専門職がいる中、営業職では自分自身がクリエイティビティを発揮する機会はないことに焦れて転職を決意。
営業としての要素もありつつ、自分自身がプランナーとしてクリエイティブに関われることに加え、学生時代の憧れもありウェディングプランナーとしての転職を希望している。

<添削前:Sさんが作成した職務経歴書>

(参考資料)添削前職務経歴書
(参考資料)添削前職務経歴書

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【評価&講評】よく言えば汎用的。悪く言えば誰にでも使える職務経歴書になってしまっている

<アドバイザーからの全体講評>

基本的な項目、フォーマット、必要最低限な要素は記載されており、「頑張ってやってきた人なんだろうな」となんとなく伝わります。職務経歴書の印象としても悪くはありません。

ただし、業界・職種ともに未経験で何をアピールすれば良いのか分からないという不安からか、成果やエピソードのオリジナリティが薄くなっています。そのため、名前さえ変えれば誰にでも使えるような汎用的な内容になってしまっていて、印象として強く残りづらいとも言えるでしょう。

ベースは悪くないので、成果、エピソード、志望動機などに自分なりの考えを加えれば、ぐっと魅力的な職務経歴書になるでしょう。

また、既に希望業界や職種が定まっている場合には、志望動機とこれまでの経験をどう活かしていきたいかなどを書くと、より転職意欲が伝わるので、未経験の場合にはオススメです。

<評価基準と結果>

No チェック項目 ポイント 評価
基本的なビジネススキルを確認
1 基本項目 必要な項目が記載されているか。
2 フォーマット 見やすい体裁になっているか。誤字脱字はないか
自社とのマッチ度・定着性を確認
3 業務内容・実績・経験スキル・自己PR・資格・性格 具体的な情報が、記載されているか。情報に信憑性や比較性があるか。 ○~△
4 第三者に伝わるように端的にまとめられているか。 ○~△
+αの評価
5 一貫性・テーマ性 職務経歴書を読んだだけで、「この人はこういう仕事をする人だな」といった仕事のスタイルや価値観が伝わるか。
6 読み手への配慮 企業が知りたいことを先回りして記載しているか。
例:その企業向けの志望動機、貢献できること、懸念されるであろう点の払拭など。

基本項目とフォーマットについての評価

基本的なビジネススキルを確認する項目(No1、No2)に関しては、項目、フォーマットともに、必要最低限な要素は記載されており、体裁・文字量も問題ありません。

業務内容・実績・経験スキル・自己PR・資格・性格などについての評価

企業が、自社とのマッチ度・定着性を確認するために確認している項目(No3、No4)に関しては、実績、達成率等がしっかり書かれており、しっかり成果を出している営業と伝わります。

一方で、顧客情報や、仕事で心がけていることがやや抽象的な印象です。IT業界の中でも、売上や従業員規模等がどういった企業を顧客としていたのか、オリジナリティのある提案とは具体的にどんな内容なのかを記載すると良いでしょう。

また、実績の取引額は、可能であれば直近1年間だけではなく複数年分を書くと尚良いです。

一貫性・テーマ性、読み手への配慮についての評価

+αの評価項目関する、一貫性・テーマ性(No5)については、「しっかりヒアリングをしてオリジナルの提案につなげる」という一貫性があるところが良いです。

実際にどんなヒアリングをして、どんな提案に結びつけたのかなど、具体的なエピソードがあれば、より魅力度が高まり、響いてくるようになるでしょう。

読み手への配慮(No.6)については、ウェディングという異業界で、ウェディングプランナーという異職種を目指すのであれば、志望動機があったほうが良いです。なぜ転職を希望しているのか、これまでの経験や知識をどう活かせるのかなどを通して、転職意欲を伝えるようにしましょう。

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【改善後】アドバイスをもとに作り直した職務経歴書

(参考資料)改善後職務経歴書
(参考資料)改善後職務経歴書

改善コメント付きの職務経歴書をダウンロードする改善コメント付きの職務経歴書をダウンロードする

<改善ポイント>

未経験の業界・職種への転職では、志望動機は特に重要になります。なぜ転職したいのか、興味を持った背景や、これまでの経験やスキルで活かせるものは何か、どんなことをやりたいのかを熱意とともに記載しましょう。

転職にあたり、専門誌を読んで業界研究をしたり、分野の最新動向をチェックしたりしている場合は、それらの事実を記載すると、あなたの興味度合いも伝わりやすくなります。

また、現職について記載する際には、全く知識がない人が読んだ時にも、どんなことをしているのかが分かるように、具体的に噛み砕いて記載することを心がけましょう。

採用担当者が、あなたの仕事について「なんとなく分かるようで、深くは理解できない」という状態にならないように、家族や知人など第三者にレビューしてもらうのも良いでしょう。

(まとめ)未経験の業界・職種を希望する時の職歴書の書き方ポイント

  • 成果、エピソード、志望動機などに自分なりの考えを加える
  • 業界研究や分野の最新動向をチェックしている場合には記載する
  • これまでの経験から、転職先で活かせる力を自己PRなどに取り入れる
記事作成日:2023年7月26日 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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