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「職場の風土」とは?転職成功のために知っておきたいカルチャーマッチの重要性

「職場の風土」は目に見えないものですが、企業によって大きく異なります。職場の風土に合っている方が、早期に環境に馴染み、成果を出しやすくなることから、採用では職場の風土との相性、つまり「カルチャーマッチ」を重視しています。

そこで、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏に、職場の風土やカルチャーマッチを重視する理由について解説いただきました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

職場の風土とは?

職場の風土とは、企業を構成する従業員やこれまでの歴史、事業内容や企業理念、経営者の方針などによって醸成される企業特有の文化や環境を指します。職場の風土は、組織構成やマネジメント方針、評価制度や仕事の進め方など、様々なことに影響を及ぼします。

例えば、朝会や日報などで業務を管理し、細かく指導される職場と、成果重視で裁量権の広い職場では、雰囲気や働き方が異なるでしょう。経験が浅く仕事の進め方が分からない場合は、前者の職場の方が成果を出せるかもしれませんが、経験者で主体的に成果を出していきたい場合は後者の方が向いています。

このように職場の風土は相性があるため、求職者が転職で見極めたい項目のひとつに挙げられます。

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企業の採用担当者がカルチャーマッチを重要視する理由

求職者だけでなく、企業の採用担当者もカルチャーマッチを重視します。採用担当者が重視する理由をご紹介します。

入社後の定着性

採用した人材が職場の風土と合わない場合、入社後にギャップを感じて退職してしまう可能性が高くなります。

例えば、「仕事の進め方が分からない」「残業が多い」という不満であれば、業務をマニュアル化したり、業務の見直しを行ったりして企業側もある程度対処することができますが、職場の風土は一朝一夕に変えられるものではありません。

そのため、採用の段階で職場の風土との相性を見極める必要があるのです。

モチベーションの維持

職場の風土との相性が良いと、「自分が目指していることと会社の理念が合っている」「同じ価値観のメンバーと働けるのでやる気が出る」など、高いモチベーションで働いてもらえる可能性が高くなります。

また、モチベーションが高い従業員が入社すると、他のメンバーも刺激になり、組織に良い影響を与えます。従業員のやる気が他の従業員のやる気を引き出し、成果につながるという好循環が生まれるという観点でも、カルチャーマッチが重要なのです。

生産性の向上

価値観や仕事への姿勢など、職場の風土と大きく異なる人が入社した場合、説明や相互理解に時間がかかる可能性があります。うまく関係性を構築できない場合、仕事で伸び悩んでしまったり、違和感を覚えて成果が出せなかったりします。

特に、管理職の採用の場合は、カルチャー面のミスマッチがあると組織や事業が大きく停滞し、メンバーのモチベーションダウンや退職者の発生など、大きなリスクが考えられます。

そのため、リーダーや管理職など、影響を及ぼす範囲が大きくなるポジションでは、本人の能力だけでなくカルチャーマッチを重視する傾向があります。

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職場の風土を見極める方法

転職後の定着性や活躍可能性に影響を及ぼす職場の風土ですが、転職活動で見極めることができるのでしょうか。4つの方法をご紹介します。

面接や職場見学で確認する

自分の目で職場の風土を確認したい場合は、面接で具体的に聞くようにしましょう。

例えば、「他の中途入社者がどのように働いているのか」「チームメンバー同士のコミュニケーションの機会は?」「応募するポジションには、どのような会議や報告の機会があるのか」など、仕事の進め方やコミュニケーション方法を軸に確認します。

また、職場見学をすることで、実際に自分の目で確認することができます。掲示物やレイアウトなどで社内の雰囲気が分かる可能性があるので、職場見学が可能かどうか相談してみましょう。

ビジョン・ミッション・バリューを確認する

企業の中には、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を定めているケースがあります。

MVVとは、M:ミッション(企業の存在意義)、V:ビジョン(中長期的な目標)、V:バリュー(行動指針)の頭文字をとった略語で、職場の風土を判断するための目安になります。

特に、バリュー(行動指針)は、ミッションやビジョンを実現するために日ごろから従業員に求める姿勢を言語化したものなので、どのような働き方を推奨されているのかすぐに理解することができるでしょう。

企業の沿革を調べる

企業の沿革とは、人に例えると経歴書のようなものです。沿革を調べることで、その企業が大切にしていることが分かるため、どのような職場の風土があるか推測することができます。

例えば、プロダクトのリリース情報を中心に記載されている企業の場合は、「ユーザーの課題解決やサービス開発を重視しているようだ」「そうなると、エンジニアやデザイナーが活躍できる職場かもしれない」などと推察できるでしょう。

他にも、従業員数や拠点数など拡大情報が中心の企業であれば、「成長意欲の強い企業なのかな」「どんどん新しい人が入っているから、中途入社者の受け入れに慣れてそう」などとイメージすることができます。

口コミサイトやSNSなどを調べる

従業員や元従業員の声を参考にするという方法もあります。働いている人に人脈があればベストですが、口コミサイトやSNSなどでも、一定の傾向が掴める可能性があります。

なお、規模の大きい企業になると、働いている部署によって職場の風土が異なることもあるため、口コミで確認する場合は傾向を掴む程度にしておきましょう。

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事前に自分が求める職場の風土を明らかにしておこう

転職活動をする場合は、事前に自分が求める職場の風土を明らかにしておきましょう。なかなかイメージできない場合は、これまで働いてきた職場の好きなところや苦手なところを挙げ、軸を決めることが大切です。

例えば「他の部署の人にも気軽に相談できる社風」が好きだった場合は、部署間の壁がなくフラットな人間関係の職場を軸に探してみましょう。

逆に「自分の立場を守りすぎて助け合いがない社風」が苦手だった場合は、フォローし合える職場を軸にするなど、自分が働きやすいと感じる職場をイメージし、軸に従って転職先を選ぶことが重要です。

記事作成日:2023年12月25日 WRITER:只野志帆子 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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