【職種別】転職活動にも活かせる!おすすめの資格・検定とは?
「転職するときの武器にするため」「転職活動を有利に進めるため」などの理由から、資格取得を目指す方も多いようです。では、実際に転職で有利になる資格にはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は、採用シーンで職種を問わず評価されやすい資格、また営業職や事務職、企画職、ITエンジニアなど、職種別で評価されやすい資格をご紹介いたします。
転職で資格は有利になる?
転職における資格の位置づけには、大きくわけて2種類あります。1つは、電気工事士や建築士、宅地建物取引主任者など「扱える業務が定められている資格」です。これらの資格は、業務を行うために必要となる資格のため、募集している仕事内容によっては必須の資格となります。もう1つは、簿記やベンダー資格、MBAのような「専門知識の裏付けとなる資格」です。これらは、業務に関連した専門知識が身についていることを、資格によって担保する効果をもたらします。
必須資格として募集内容に資格が含まれている場合は別として、中途採用の場合、資格の有無よりも実務経験を評価される傾向にあります。特に「専門知識の裏付けとなる資格」は、経験年数や実績を重視したうえで、資格の有無が評価にプラスされるケースが多いのです。そのため、もし資格によって転職活動を有利に進めたい場合は、業務経験や専門領域に関連した資格を目指すのが望ましいということになります。
なお、資格への評価は職種によっても異なります。例えばITエンジニアなど、領域が多岐にわたり、深い専門知識を求められる職種については、資格を持っていることで専門性への信頼度は増すでしょう。一方で、経験年数が浅く実務経験に自信がない場合に、資格を取得することで補足することも可能です。また、自ら進んで学ぶ姿勢に、向学心の高さや成長の可能性を期待されることも。いずれにしても、転職活動の際の資格は経験・スキルの補足として活用するようにしましょう。
職種問わずプラスに働く資格は?
数多くの求職者のサポートを行っているリクルートエージェントのキャリアアドバイザーに、企業からの評価が高い資格を聞いてみました。その結果、職種を問わず履歴書や職務経歴書に書いておくとプラスに働きやすいのは、「TOEICスコア(英語能力)」という結果に。
背景として、外資系企業の日本法人化や、国内企業の海外展開など、企業のグローバル化が進んでいること挙げられます。英語能力はビジネスパーソンとして活躍するための必須スキルとしている企業も増えているため、職種を問わず求められる傾向にあるようです。
語学力を活かせるシーンとして、外資系で働かなくとも営業職や事務・企画職なら海外出張や海外の取引先とのやり取りに、エンジニアやクリエイティブ職なら海外事例や最新技術を取り入れるために、英語能力は重宝するでしょう。ビジネス英語の力を高めておくことは、転職活動だけでなく、入社後に仕事の幅が広がる可能性を秘めているのです。
「営業職」で活かせる資格
営業職は仕事内容や実績重視。営業職に転職する際に必要となるのは、都心以外なら普通自動車免許。取引先に車で移動するのが一般的なエリアで働く場合は必須の資格です。
宅地建物取引主任者
不動産営業では、この資格を持っていることが応募の必須条件という企業も。仲介の仕事を目指すなら、持っていると有利な資格のひとつです。
ファイナンシャル・プランナー
この資格が証明する広域な知識とライフプランニング能力は、金融業界や不動産業界などで広く求められています。名刺に書いておくと信頼感がアップする資格です。
「事務職」で活かせる資格
実務経験を重視する事務職の場合は、経理なら「簿記2級」以上、労務人事なら「社会保険労務士」など、実務経験に資格を組み合わせると「鬼に金棒」となります。
簿記検定試験
簿記検定試験は2級以上のスキルを求める企業が多いため、取得する場合は2級以上を目指すと良いでしょう。
社会保険労務士
労務や保険、年金など、人事や雇用を扱うセクションで重宝されます。なお、転職後にスキルアップのためにこの資格の取得にチャレンジする人も多いようです。
弁理士
特許庁への出願手続きを代理することなどが主な仕事。産業財産権に関する紛争処理などの場面での活躍が期待されており、メーカーの知財部などでニーズが高い資格です。
「事務職」におすすめの資格
「企画職」で活かせる資格
企画職では実績や現場経験が優先されますが、英語力はアピール材料になります。外資系企業、特に消費財や食品関連メーカーやメディカル業界でのニーズが高まっています。
MBA
ブランドマネージャーや戦略部門などの経営企画系を狙うなら「MBA」は有効な資格のひとつ。特にネットベンチャー業界では採用されやすくなります。
「企画職」におすすめの資格
「ITエンジニア」で活かせる資格
高度なITの資格を持っている人材は、企業にとって受注するプロジェクトの規模や売上に大きく影響します。そのため他の分野に比べて、応募者が保有する資格を重視する傾向があります。また、ベンダー資格を取るなら導入企業が増加中の資格もお勧め。ベンダー資格として有名なOracleやCiscoだけでなく、AWSやSalesforceなど近年盛り上がっている製品にも注目してみては。
情報処理技術者試験
社会の情報セキュリティに対する関心や重要性が非常に高まっていることを背景に、情報処理技術者試験の中でも情報セキュリティスペシャリストに対する企業ニーズが増加しています。
アマゾン ウェブ サービス(AWS)認定
ベンダーが提供している試験を受講すると、転職活動に活かせるだけでなく、製品やサービスの知識やスキルが身についていることを自己確認することができます。
Salesforce 認定資格
開発者やアーキテクト、マーケター向けなど、業務担当者向けに認定資格が揃っています。Salesforceの開発に携わるなら、ぜひ取得しておきたい資格です。
「ITエンジニア職」におすすめの資格
EDIT:リクナビNEXT編集部
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