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人事面談で低評価だった…原因と対処法は?

面談中のビジネスパーソンたち

自分なりに頑張ったつもりだったのに、人事面談でまさかの低評価だった場合、やる気が出なくなってしまう人も少なくありません。

このような時には、どう対処すると良いのか。組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに聞きました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

人事面談で低評価だった時は、会社や上司との間にあるズレを確認しよう

人事面談は悲喜こもごも。高い評価に喜ぶ人も、思いもしない低評価に「納得できない」と不満に感じる人もいるでしょう。「自分としてはきちんと仕事に取り組んできたのに」「上司は、自分の地道な努力をよく見ていないのではないか」「アピールがうまく、上司と仲のいいメンバーだけ評価されているのでは」など、考え始めるとどんどんネガティブ思考に陥ってしまいます。

では、面談で低評価を受けてしまったら、どんな風に捉え、行動すべきなのでしょう。

まずは、客観的に自分がどう評価されているのかを理解することが大事です。
評価を決める際の内容には大きく分けて、以下の3つがあります。

  • 業績(目標に対する達成度合い)
  • 役割期待
  • 知識、スキル

業績できちんと成果を残せているのに低評価の場合は、何らかの「低評価にせざるを得ない理由」があるのかもしれません。企業によっては、「等級」に応じて求められる役割を細かく設定しているところもあります。そうした評価制度があるのなら、上司に「自分の等級の役割期待」を確認してみましょう。

例えば、「リーダーシップ」を求められている場合。リーダーとしての振る舞いにも、さまざまなあり方があります。上司と自分との認識や方向性にズレがあれば、本人がどんなに頑張っていても評価にはつながりません。上司は、「チームリーダーとしてプロジェクトを立ち上げるなど、周りをもっと巻き込んでほしい」と期待している。でも本人は、「黙々と仕事を進めて成果を出し、リーダーとして背中を見せたい」と思っているケースもあるでしょう。

評価しているポイントを正しく認識しなければ、「自分なりにリーダーとして振る舞っているのに…」と低評価にも納得できず、今後の改善にもつながりません。上司が何を見て、その評価につなげたのか、丁寧にコミュニケーションをとることが大切です。

高評価につなげやすい仕事の進め方

高い評価につなげるには、「会社が重視している評価ポイントをきちんと確認する」ことが一つ。目標達成率など数字で見えやすい点以外に、部署内のメンバーにどんな働きかけが求められているのか、どんなチームづくりが期待されているのかなど、定性面の評価基準もできるだけ詳しく知っておきましょう。

そのほかに、以下のような工夫も大切です。

  • 上司への報連相を細かくする
  • 行った業務内容を、数字やデータとともにファクトで伝える など

「地道な努力を評価してくれない」「アピール上手な人が評価されている」と思う方は、自分の成果を上司にうまく伝えられていないことに原因があるかもしれません。

報連相ができていないために、客観的な業務進捗・成果・頑張ったポイントが伝わっていなかったり、勤務態度が受け身に感じられてしまったりなどです。上司も人間ですし、人事評価にはさまざまな心理的バイアスが影響することもあります。

バイアスの一つとして知られるものに「ハロー効果」があります。これは、人がある面で優れている(劣っている)と、それが全体の印象になるというもの。一つミスをしただけなのに「彼は不注意が多い」と人物全体を捉えてしまったり、成果を出した一つの事象を取り上げ「彼女には何でも任せられる」と過剰評価したりしてしまいます。

こうしたバイアスは、どんな優秀な上司でも完全に取り除くのは難しいもの。上司とのコミュニケーションでは、自分の意向を分かりやすく伝える努力も必要になってくるでしょう。

上司との認識ミスを減らすために、「目標を共有する」のも大事なポイントです。

例えば、目標設定面談の段階で、「今期はチームメンバーの育成に力を入れます」「数字目標も頑張りますが、より〇〇領域を伸ばしたいです」など、注力ポイントをアピールするのです。サポートを受けやすい環境になりますし、共通認識を持つことで見るべき点が分かりやすく、評価にもつながりやすくなるでしょう。

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人事面談での評価をきっかけに、転職を考える場合の注意点

低評価の理由が分かり、自分に足りていない点を認識できたのなら、会社が求めていることや上司からの役割期待に応えようとチャレンジしてみると良いでしょう。社内異動(職種転換)の機会を模索してみるのも一つで、新たな力の発揮につながるターニングポイントになるかもしれません。

一方で、会社が重視している評価ポイントを確認した上で、もしそれが自分の理想や希望とずれているのなら、転職をするのも一つの考え方です。

例えば、エンジニアで開発スキルを磨きたいスペシャリスト志向なのに、会社からはマネジメントを求められる…など、キャリアの方向性が大きく異なる場合には、転職を選択肢に入れるのもいいと思います。

そして、転職活動を進める際には、評価への不満だけを転職理由にしないことが重要です。そうでないと、視野が狭まり、転職先を選ぶ際の基準が入社時のポジションや給料などに偏る可能性があります。

人事面談における評価というものは、企業規模、事業フェーズ、カルチャーによっていかようにも変わっていきます。現職で低評価だからといって自分を卑下しすぎないことも大切です。

キャリアの方向性をしっかり決めて、「自分はこれから何がしたいのか」「どんなキャリアを描きたいのか」を明確にしていきましょう。

また、選考の段階では、その会社の評価ポイントを確認するといいでしょう。入社後に上司になる方と面談できるのであれば、仕事上大事にしていることや、活躍している人はどんな点で高い評価につながっているのかなどを聞いてみるのもオススメです。

記事作成日:2023年3月29日 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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