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有名企業や人気職種など、転職で「狭き門」を突破するには?

オフィスビル有名企業や人気職種、年収が高くて雇用条件が良い求人などでは、応募者数が多く倍率が高くなり、転職が狭き門になりがちです。

今回は、このように応募者が多数集まる人気求人で内定を得るためには、どうすればよいのかを組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに聞きました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

そもそも転職が狭き門だと感じる原因は?

まず、就職や転職のしやすさを表す数値に「有効求人倍率」があります。これは、ハローワーク(公共職業安定所)に申し込まれた求人数を、求職者の数で割った値のことで、1人に対して何件の求人があるのかを簡易的に示しています。

この有効求人倍率は、1.0より高いほど1人当たりの求人数が多く売手市場といって求職者が就職や転職をしやすく、1.0より低いほど買手市場といって1人当たりの求人数が少なく求職者は就職や転職をしにくいとされます。

有効求人倍率が1.0倍よりも高い状況下では、1人の求職者に対して、1件以上の求人があるため、求職者は条件を選びすぎなければ内定は得やすいと言えるでしょう。

もしも、この状況下で「転職が狭き門だ」と感じる場合には、応募先の選定に問題があるかもしれません

具体的には、知名度の高い人気企業や、人気のある職種、採用人数が極端に少ない専門職や、高年収など雇用条件が良い求人など「転職難易度の高い求人」にばかり応募している可能性があります。

あまり深く考えず、なんとなくこれらの求人に応募していた場合には、まずは自己分析を行い、希望条件を緩和して応募する求人の見直しを行なってみましょう。

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転職難易度を理解した上で、それでも「狭き門」を突破したい場合

有効求人倍率と転職難易度を理解した上で、それでも応募者が多数集まり選考レベルが高くなる「狭き門」を突破したい場合にはどうすれば良いのでしょうか。

ここでは、ライバルが多数集まるような人気求人で内定を得るために、実行すると良いことをご紹介します。

転職活動を振り返って自分の改善点を分析し対策を立てる

まずは、これまでの転職活動を振り返りましょう。どういった条件で応募する求人を選んでいたのかを整理し、これまでの応募数、書類選考通過率、面接通過率をもとに改善点の分析を行います。

各選考の通過率では、どんな条件の求人は通過しやすく、どんな条件の求人では落ちているのか傾向をつかむことが大切です。

例えば、理想の転職条件を「年収600万円以上」をMUST要件として、「知名度のある企業」「できれば商品企画職、無理ならマーケティング職」「東京勤務」をWANT要件で設定していたとしましょう。この場合、どんな条件を組み合わせると選考通過率が高くなるかを分析してみるのです。

もしかすると、4つの条件すべてを掛け合わせた求人では書類選考で全て落ちているが、商品企画以外の職種に応募していた求人では書類選考は通過していた、さらにtoB向けの商材を扱う企業では一次面接までは通過していたなど、発見があるかもしれません。

この場合、商品企画職として採用されるにはまだ自分の経験とキャリアが足りていないと分析をして、応募する職種をより自分のキャリアに見合ったものに変えて間口を広げてみるのも良いでしょうし、職務経歴書の内容をより商品企画職としてアピールできる内容に書き換えるのも良いでしょう。

また、「知名度のある企業」という定義を、誰もが知っている人気企業やtoC向け企業を中心に探していた場合は、to B向け企業で業界内でのポジションを確立している企業などを選択肢として増やしてみるのも、ひとつの手です。

高倍率企業の中でも、未経験者OKの職種や第二新卒募集など、選考対象が広い求人を狙うのも良いでしょう。

大切なのは、やみくもに応募数を増やすことではありません。自分の現状を客観的に分析し、状況に即した企業選定を行い、そこで求められる内容を的確にアピールできるようにしましょう。

第三者にも頼りながら、企業理解を深め、複数の応募経路を確保する

応募者が多数集まる人気求人に応募する場合には、企業が求める人材要件をしっかり把握し、企業研究によって事前理解を深めることも大切です。

そのために効果的なのは、実際にその企業で働く人から話を聞くことです。最近では選考前にカジュアル面談を取り入れている企業も多いので、そこで働き方や、社風、どんな人が評価されやすいのかなどを把握し、志望動機に活かしましょう。

特に志望度が高い企業に対しては、応募書類全体をその企業に合わせてカスタマイズしたり、別添えの志望動機書などを作成したりするのもひとつの手です。

実際の社員とは会えない場合には、転職エージェントのキャリアアドバイザーなど、その企業の採用方針などを把握している人に話を聞くのも良いでしょう。過去にどんな人が採用されたのかを聞くことで、選考で評価されやすいポイントを把握できるかもしれません。

応募書類の見直しや面接対策をサポートしてくれることもあるので、客観的なアドバイスをもらいながら、企業理解を深めていきましょう。

また、応募経路を多数持つことも大切です。企業によっては、転職サイトや企業採用サイトに情報公開していない求人(非公開求人)もあり、その情報をいかに集めることができるかもポイントです。

例えば転職エージェントでは、こういった非公開求人を紹介してもらえたり、自分で調べるだけでは見つけられないような、希望に合致する求人を紹介してもらえたりするので、活用を検討してみると良いでしょう。

他にも、SNSでの転職スカウトや知人を介したリファラル採用など、複数の応募経路に引っかかるように、アンテナの感度を高めておくことが大切です。

転職までの活動期間を長めにとる

難易度の高い転職では、自分の状況を分析して改善点の対策を行い、企業研究によって理解を深めて、複数の応募経路にアンテナを張っていたとしても、ライバルとなる求職者や企業の採用方針などとの兼ね合いもあり、すぐに内定に至るとは限りません。

そのため、どうしても狭き門を突破したいのであれば、時間をかけてじっくり取り組むという心構えも大切になります。

例えば転職活動状況を分析した結果、まだ自分のスキルや経験が伴っていないのであれば、まずは現職で経験を積むことに注力して、転職は数年後に再チャレンジするというのもひとつの手です。

過去に選考で落ちてしまった企業でも、期間を空けることで企業の求める人材要件が変わったり、経験を積んだことで自分がぴったり要件に当てはまるようになったりすることもあります。

数年前には苦戦した転職が、条件は変えてないのに、再開した時にはあっさり決まるということも珍しくありません。

このように転職活動を小休止して、現職で力を溜める場合でも、定期的に求人情報をチェックするように心掛けましょう。

狙っている企業や職種の求人情報を読み解くことで、現職ではどんなスキルを磨けば良いのかの指針になる他、求められる要件と自分のスキルが合致した最適なタイミングを逃さずに転職活動を再開することができるでしょう。

記事作成日:2022年12月2日 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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