冬は転職のベストシーズン?冬に入社する4つのメリット
12~2月の「冬」シーズンは、転職する時期に適しているのでしょうか。冬に入社するメリットや転職活動のスケジュールについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏が解説します。
※12~2月に転職活動を始めたい場合は、「春に入社する4つのメリット」をご覧ください。
「冬」に転職(入社)する場合のスケジュールは?
転職活動にかかる期間の目安は、一般的に「情報収集~書類作成」で2週間、「応募~面接」で1~2カ月、「内定~入社」までは1~3カ月程度です。逆算すると、最短でも3カ月前には転職活動をスタートする必要があります。
そのため、12~2月の冬シーズンに転職先企業への入社を検討している場合は、転職活動を9~12月に始めるのがスケジュールの目安。例えば「〇月は繁忙期なので退職は難しい」「有給休暇を完全に消化してから入社したい」など、自身の状況や希望する退職・入社時期に合わせて、スケジュールを立てておきましょう。
冬の採用傾向
多くの企業が3月を決算期としており、大手を中心に、4月入社を目指して年明けから採用活動を活発化させる企業が増加します。そのため、冬入社を目指して9~12月に転職活動を開始する場合、新年度に向けた採用のタイミングよりも少し早いため、転職市場は比較的落ち着いている時期に当たります。
ただし、「冬のボーナスを受け取ってから転職したい」と考えて、12~1月から転職活動を開始する求職者が多いため、9~11月は、ライバルとなる他の求職者よりも先んじて転職活動を進めることができる時期とも言えるでしょう。
なお、3月決算ほどではありませんが、外資系を中心に12月決算の企業も多いため、1月入社を目指して転職活動を始めると、新しい期から仕事をスタートできるケースもあります。
冬に転職するメリットとは?
9~10月になると暑さも幾分和らぎ、涼しさを感じ始める時期です。冬の入社を目指して、この時期に転職活動するメリットをご紹介します。
辞令や新体制を見極めてから転職活動ができる
決算期が3月の企業の場合は、下半期に向けて体制を見直して配置転換を行います。9~10月は、辞令や配置転換があるため、現職に留まるかどうかを見極めるタイミングとも言えます。
転職活動の結果、現職の魅力を再確認する方も少なくありません。まだ転職するかどうかを迷っている方も、実際に求人を探し面接で企業に話を聞くことで、考えが整理されてキャリアの方向性がはっきりするでしょう。
ライバルが比較的少ない時期に転職活動できる
1~2月や7~8月はボーナスを受け取ってから転職しようとする求職者が増加するため、中間である9~11月は、比較的ライバルが少ない時期です。企業は、応募した求職者の経験・スキル、希望条件などを比較検討して採用を決定するため、たとえ応募条件を満たしていたとしても、他にもっと条件の良い求職者が応募している場合は、不採用となってしまう可能性があります。ライバルが少ない時期に転職活動することは、選考を有利に進めるメリットのひとつと言えるでしょう。
2月入社の場合は、仕事の引き継ぎがしやすい
4月や10月だけでなく、1月に人事異動が行われるケースもあります。11~12月に退職の意を伝え、1月に後任を配置してもらうことができれば、ゆとりを持って引き継ぎを行うことができるでしょう。年内で仕事に区切りをつけることができるので、引き継ぎがしやすいというメリットもあります。
年末年始を学習やリフレッシュに充てることができる
転職して慣れないうちは、緊張状態にあるため心身ともに思いのほか負担がかかっているものです。12月に入社した場合は、1カ月で年末年始を迎えるため、ゆっくりと休むことができるでしょう。
1月入社の場合は、年末年始の休暇を経て、心身ともにリフレッシュした状態で入社日を迎えることができます。新しい業務を早く覚えるために事前学習したり、気持ちを切り替えるための時間にしたりと、連休を有意義に活用しましょう。
冬は転職のベストシーズン?
採用傾向の段落で、転職市場の動向や時期による傾向を解説しましたが、“転職のベストシーズン”は人によって異なります。例えば、1月入社を希望して転職活動をしていても、早々に内定企業が決まって「11月に出社してもらえないか」と打診を受けたり、ボーナスを受け取ったらすぐに退職しようと考えていても、強く引き留められて退職時期が延びてしまったりと、転職は、思い描いていたようなスケジュールで進まないこともあります。
そのため、目安となるスケジュールは立てておく必要がありますが、時期にこだわるよりも、自身の状況に合わせて柔軟に対応しましょう。
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