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自信がある人ほど陥りやすい?転職にまつわるよくある勘違い

身振り手振りを交えて話すビジネスマン「自信があるのになぜか不採用になってしまう……自分の転職活動は何か間違っているのだろうか?」

そんな不安を抱いている皆さんに、転職活動で失敗する人によくある勘違いとその対処方法について、Segurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職活動時にありがちな勘違いについて

「自分の経歴なら高く評価されるはずだ」――そんな自信を持っている人ほど、転職活動でつまずくケースが多く見られます。過信していると、いくつかの勘違いをしがちです。「こんなはずじゃなかった」と後悔する前に、勘違いのパターンと対処法を知っておきましょう。

まず転職活動に臨むにあたり、3つの観点を踏まえておいてください。

  • 中途採用の多くは「即戦力採用」であること
  • 他の応募者との「相対評価」で採否が決まること
  • 企業の個別の状況に応じて、評価が変動すること

この3つを前提として、どんな勘違いが失敗につながるのかをご説明していきます。

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勘違い① 自分の経歴ならどんな業界・職種でも受かる

「有名大学出身」
「大手企業に在籍している(いた)」
「難関資格である○○資格を持っている」

そんな自信から、どんな業界・職種でも選考を通過すると思っていたのに、なぜか書類選考で不採用となってしまう人がいます。例えば、大手総合商社で営業を経験してきた方が、「自分の経歴ならきっと採用されるだろう」と思って応募したメーカーの経営企画職求人で書類選考落ち、というケースがありました。

中途採用では即戦力性が求められるため、「実務経験」が重視されます。有名大学や大手企業の出身、難関資格を取得しているといっただけでは、自分が思っているほどプラスに評価はされません。

特に、大手企業出身の方は「次も大手企業へ」と考えても、大手企業の中途採用では新卒の就活時よりも採用枠が少なく、優秀なライバルが大勢いるため注意をしましょう。就活では大学名もある程度考慮されるといったこともあるかもしれませんが、中途採用では実務経験のレベルで「相対評価」が行われます。

一方、「大手から中小ベンチャーであれば転職しやすいだろう」という勘違いもよく見られます。中小ベンチャーでは、人数が少ない分、1人が複数の業務を兼務する必要がありますから、大手企業の細分化された組織で一部の業務しか経験していない人は敬遠されることがあります。

営業職の方の場合は、大手企業で優れた営業成績を上げて自信を持っていたとしても、「会社のブランド力やコストをかけたプロモーション戦略のおかげで売れたのでは」と思われることもあります。これまでと同じような売り方で成果を再現できるかどうか、疑念を持たれるものです。

このように、前職の会社の力を自分自身の力と勘違いして失敗することのないようにしましょう。選考に臨む際には、「仕事の中で独自にどんな創意工夫をしてきたか」「経験してきたこと、身に付けたスキルを相手企業でどう活かそうと考えているか」、そして「転職先企業で何を目指すのか」を整理して伝えられるようにしてください。

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勘違い② 「すごい実績」を伝えれば受かる

「面接で自分の実績をしっかりアピールできた。面接担当者も褒めてくれて、話が盛り上がった」――それでも不採用になってしまうケースも少なくありません。

なぜ不採用なのか。面接担当者はその人の実績を認め、評価したとしても「うちの会社で求めているものではない」と判断したということです。自分がアピールしたいことを伝えるのみに集中し、「相手企業のニーズ」を理解していないと、こうした勘違いが起こります。

この勘違いを防ぐには、事前に応募先企業のホームページや採用サイトなどをしっかり読んで研究し、「どんな人材を求めているのか」をつかんでおきましょう。相手が求めているものと自分が持っているものをすり合わせた上で、活かせる経験・スキルをアピールすることが大切です。

また、実績のアピールが過剰だと、場合によっては「謙虚さがない」といった印象を与えることも。伝え方にはくれぐれも注意してください。

さらに、過去の実績だけを強調し、「これから目指すこと」を語れないと「今後の伸びしろが期待できない」と思われることもあります。実績を伝えると同時に、「今後の目標」も併せて語れるようにしておきたいものです。

なお、実は大した実績ではないのに、すごい実績を上げたかのように話した結果、相手企業に見破られ、不採用になるケースも見られます。

ありがちなのは「社長賞を受賞しました」「MVP表彰を受けました」といったアピール。しかし、相手にはその「すごさ」が正しく伝わりません。受賞者が「1年に1人」なのか「毎月10人」なのかで、当然、意味合いが変わります。その点が曖昧では、プラス評価にはつながりにくいでしょう。

「このプロジェクトを成功させました」とアピールしたものの、役割や仕事内容を細かく質問され、「大勢いる担当者の一人にすぎない」「サポート程度しかしていない」ことがわかり、評価ダウンにつながるケースもあります。

くれぐれも実績を誇張することのないように。「自分がそのプロジェクトに関与したことでどれくらい成果に貢献できたのか」を客観的な数字でアピ―ルできるようなエピソードを用意しておきましょう。

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勘違い③ 事前準備や面接対策は不要

新卒の就活がスムーズに進んだ人は、選考への準備・対策への意識が希薄になりがちです。「準備しなくても大丈夫」は大きな勘違い。採用されるだけの実力があるにも関わらず、準備不足で不採用になるケースは多数あります。

ポテンシャルが重視される新卒採用では、学歴や学生時代の活動、面接の場でのコミュニケーション能力などを武器に、選考を難なくクリアしてきた人も多いのではないでしょうか。しかし、中途採用面接では、仕事においての経験を細かく伝える必要があります。

「○○プロジェクトに携わりました」だけでなく、「体制(メンバー数や予算規模など)」「目的」「スケジュール」「KPI」「自身の役割」「創意工夫」「成果」などが相手に伝わるようにしなければ評価につながりません。

また、30分~1時間という短時間の面接の中では、やってきたことをただ話すだけでなく、「自分の強み」「相手企業で活かせること」など、重要なポイントを伝えきる必要があります。ですから事前にしっかり整理し、準備しておくことが大切なのです。

そして、相手企業を事前に研究し、「求めている人材像」をつかんだ上で、自分の経験のどの部分を強調してアピールするかを考えておきましょう。

勘違い④ すぐに内定を獲得できる

「自分はこの会社が求める人材像にぴったり合致している。すぐに内定を獲得できるだろう」と思っていたのに、まさかの不採用――この場合、自信を持っていただけに大きなショックを受けます。1社で不採用になっただけで「自分はダメだ」と過度に落ち込み、転職活動をあきらめる人もいます。

しかし、決して「評価されなかった」「否定された」とは思わないでください。冒頭にお伝えしたとおり、中途採用選考では他の応募者との「相対評価」で採否が決まります。中途採用枠は「1名」など少数であることが多い中、たまたま、あなたと比較してより合っている人がいただけのことです。

経験・スキルがマッチしていても、社風とは合わないと判断された可能性もあります。そうであれば、より社風に合う会社を探したほうが、あなた自身も入社後に満足できるはず。反省すべき部分は反省して、前へ進んでいきましょう。

このように、本来なら採用されるだけの力があるのに、「勘違い」でチャンスを失ってしまうのはもったいないことです。転職活動に関する情報収集を行い、場合によっては転職アドバイザーにも相談するなどして、活動に臨んでください。

記事作成日:2021年6月4日 WRITER:青木典子 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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