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27歳・外資コンサル出身の彼が最後の転職先に決めたのは、創業60年、社員100名の中小企業。20代3代目社長とともにグローバルへ羽ばたく! グッドエージェント賞2016 金賞

プロフェッショナルバンク_1

株式会社プロフェッショナルバンク 近藤 主規氏

Wさんは、新卒でBig4と呼ばれるコンサルティングファームに入社。その後上場大手コンサル、東証一部上場企業の事業企画といった転職経歴を持ち、「事業にインパクトを与える仕事がしたい」と考える、キャリア志向の強い人物だ。しかし、なかなか望む仕事に巡り会えず、3度目の転職に迷っていた。そんなときに出会ったのが(株)プロフェッショナルバンクの転職エージェント、近藤主規氏。近藤氏がWさんに紹介したのは、精密工具製造販売の中小企業、A社の3代目を務める28歳の社長の右腕というポジションだ。一般的な知名度はない中小企業。年収も前職より下がる。それでも同社で働くことを決めたWさんの真意とは?

求職者は、27歳で3社を経験。何かが違う―モヤモヤした日々

――Wさんは、迷っていた。東証一部上場企業に事業企画職で従事していたが、事業部の業績が思わしくなく、別部署へ異動の可能性が出てきた。また、社内での人間関係にも少し疲れていた。何よりも組織が大きすぎて、自らの業績が事業に与えるインパクトを実感することができないという不満もあった。しかしWさんの勤務先は、社名を聞けば誰もが知っている大手企業。仕事内容や年収、勤務環境など、自分の希望条件がよほど満たされない限り、次の転職は得策じゃないという気持ちはあった。

そもそも今の勤務先は3社目。大学卒業後、いわゆるBig4といわれるコンサルティングファームに入社。次に勤めたのも上場大手コンサルティングファーム。この2社では、事業再生戦略の策定や、新規事業創造などに携わった。それから転職した先が、東証一部上場企業の事業企画。ネット広告の戦略策定や新規商品開発などを担当していた。羨ましいほど華麗な経歴だが、“27歳で3社”は、転職回数としてはやや多い。今度転職したら4社目という状況だ。しかし、Wさんには「経営ボードに近い立場で、経営に深く入り込み、グローバルに活躍したい!」という明確なビジョンがあった。それを実現できる環境を探しながら、進んできた道だったのだ。

求人企業は、積極的な業務改革や海外展開にも乗り出したいが人材不足

そんなWさんが運命の出会いを果たすのがA社。精密工具を製造販売する同社は、一般消費者が手にする機会のない部品のメーカーだが、50年以上の歴史があり複数の海外拠点も有する業界有数の企業だ。同社を率いる3代目社長は28歳。先代社長の娘で、1年半前に事業を引き継いだ。

――社長は、困っていた。A社が扱う製品は、世界でたった4社しか製造していない。しかも品質の高さが評価され、海外からの引き合いも多い。これからが事業拡大のチャンスであり、経営企画を任せられる人材の必要性に迫られていた。社長は、海外展開、人事制度の見直し、人材採用強化、海外現地法人のシェアードサービス化など、社長業と経営企画を兼務してきたが、もう限界。自分の右腕となる人材を外部から採用することが急務となっていた。技術のプロはたくさんいたが、経営のプロは社長だけ、という状況だったのだ。

しかも社長が必要とする人材の条件は、ハードルが高かった。海外でのビジネス交渉ができる能力・語学力があり、経営マインドがあり、社長にはっきり意見が言えて、約100名の社員に対し組織的な観点から目配り・心配りができること。将来は役員も目指してほしいので、30年以上勤めてもらうことを考えれば、年齢は30歳前後。かつコンサルティング企業出身者。ただし、コンサルティング企業ほどの年収は約束できない。それでも納得して入社してくれる方がほしい。

そんな社長の要望に多くの人材紹介会社が難色を示す中、引き受けたのが(株)プロフェッショナルバンクの近藤氏だった。

6カ月かけて80名以上の中から、探しあてた逸材

プロフェッショナルバンク_2「社長はBig4コンサルティングファームを辞めて、20代で父親の会社を継いだ方。社長就任当時はリーマンショックの影響を受け、優秀な人材が退職したり、社内のモチベーションが低下したりという状況。最初の1年は、若すぎる社長に対して懐疑的な社員もいたようです。そんな中、様々な業務改革を実行し、利益を押し上げてきたことに加え、各工場を訪れて社員一人ひとりに声をかけ、夜はお酒を飲みながら仕事への思いや不満などを聞き、社員の誕生日にはケーキを送るなどの心配りを欠かさず、少しずつ社員との信頼関係を深めていったと聞いています。」と、近藤氏。

近藤氏はなぜ、この難しいオーダーと向き合ったのか。

「社長は人としてあたたかい付き合いができる一方で、数字に強く、経営的にシビアな判断はスパッと行える方。そうしたバランス感覚があり、経営手腕に長けた20代社長はそうそういません。彼女ならこの企業を間違いなく成長させられると感じました。しかし人材不足から、社長自身やりたいことがやれずに、もどかしく心底困っていることを聞き、これはなんとかしてお手伝いしなくてはと思ったのです。」

社長のためにと、乗り出した近藤氏は6カ月で80名以上と面談を行った。スペックや経歴は履歴書からわかるが、社風にフィットする人柄か?志は?という部分は、人間が介在しないとはかれないと信じ、自ら動いて探し続けた。その中から数名を社長に紹介。しかしなかなか採用には至らなかった。近藤氏は振り返る。

「当然ながら求職者・求職企業が条件面で合意しなければ成功しませんし、社長との“相性”も重要。社長は対等なパートナーを求めていて、意見を出し合いながら二人三脚で経営に携わってもらいたい、と。“相性”は社長自身が直接会って話してみないとわからないので、正直時間がかかりました。」

そうした中、出会ったのがWさんだ。

「Wさんの経歴は、文句なし。社長との面談は2時間ほどで、社長からWさんに、事業展望のほか、現状の課題を話してもらいました。社長はその2時間のやりとりで、『この人だ』と感じたようです。Wさんは頭の回転が速く理解力があり、それを他者に伝達する能力、コミュニケーション力も高い。社長の右腕には必須の能力です。加えて、人当たりもよく、相手に合わせて話ができるタイプ。社長は『すぐにほかの社員にも会ってほしい。Wさんがうちの社員をどう見るか知りたい』とのことでした。20代のWさんが、社長に代わって40~50代の社員に指示を出す立場となるのですから、当然ですよね。」

社長は、振り返る。

「募集時には“社長の右腕候補”という役割上、ある程度の社会経験や財務や製造などの特定の業務経験があった方がよいだろうと思っていました。しかし、実際に必要としていたのは、“熱い想いを共有でき、柔軟性を持って多くの人とあらゆる施策を推進できるポテンシャルを持った人材”。Wさんと出会って、それが確信となりました。」

転職先選びに必要なのは“ハード面”以上に、“ソフト面”

Wさんも、実際の業務を確認したかった。

「今まで大手や名の知れた企業ばかりにいたこともあり、中小企業への転職は正直いえば、こわいと感じていたのです。」

近藤氏はWさんの不安やおそれを払拭するため、社長に依頼し、“1日見学”を実施。工場長、営業部長、総務部長など、様々な部門の方を訪ねるものだ。Wさんは近藤氏のサポートを受けながら誰に何を聞くべきかを整理し、A社の課題はどこにあるのかを事前に検討、見学にいった先すべてでプレゼンを行った。その一連のプログラムの実施は、「Wさんには見学の段階から、“仲間意識・当事者意識”を高めてもらいたい」という近藤氏の思いが込められていた。

「Wさんには、A社のすべてを見てもらいました。社長との面談や“1日見学”で、社風、働く環境などの“ソフト面”も実感してもらえたと思います。彼自身が正しい選択をするために、できることはやりきりました。」と、近藤氏。

Wさんにとっては、念願の経営ボードに近い立場でグローバルに活躍できる仕事。しかし、まだ迷ってもいた。なぜなら、ほかに名の知られた企業数社からのオファーがあり、中には年収1000万円を超えるものもあったからだ。

近藤氏はWさんに尋ねた。

「ほかの数社もいい企業だと思います。でもWさんはこれまで、結果的に転職がうまくいってなかったですよね。その理由って、共に働く仲間や環境が理解できないまま、年収や知名度といった“ハード面”で決めてきたことじゃないですか? 今、オファーが来ているほかの企業は、そうした“ソフト面”を見せてくれていますか?」

実際、Wさんはほかの数社の“ソフト面”は確認できていなかった。例えば仕事終わりに、お酒を飲みにいくとき、一緒に行きたいと思える仲間なのか?ということすら、その数社では想像がつかなかった。

一方のA社は、いい面も課題も、すべてを見せてくれた。様々な社員と会って、仲間となる人たちの人柄を知っている。給料はそれほど高くないし、上場企業と比べれば企業として見劣りする部分があったことは否めない。でも、同社には自分のやりたい仕事も環境もある。海外展開はじめ社長の直下で経営に携わることで、自分自身のキャリアプランを大きく描いていけると感じていた。何より社長と社員、この人たちとなら一緒に働きたい!という思いが高まっていた。

「当初は全く知らない企業でしたが、近藤さんは私の疑問ひとつひとつに丁寧に答え、わからない部分は調べてくれたりして、丁寧に対応してくれました。また、単純に、機械的に、知名度があるとか年収が高いという企業を紹介するのではなく、『私に本当に合っているのはどの企業なのか』ということを、第三者的視点で一緒に考えてくれたことも、本当にありがたかったです。」と、Wさん。

近藤氏の問いかけに、長く勤めてキャリアアップしていくには、転職時に企業の何をみるべきか、あらためて気づいた彼は、“社長の右腕となること”に覚悟を決め、2016年9月末に入社した。社長は、彼の経営企画としての仕事が軌道に乗れば、COOやCIOのポジションも検討している。

社長はいう。

「市場が目まぐるしく変化する中、当社は100周年に向けた新たなステップを踏み出す必要性を感じています。事業内容のさらなる充実と拡大はもちろんのこと、企業としての成熟を目指していくことも不可欠。彼は、当社飛躍のための要の存在になってくれるでしょう。」

転職者へのメッセージ

私がこだわっているのは、候補者(求職者)の“表に出てこない声” ―その方の言葉の真意や本音をきちんとつかむこと、察するということです。そのうえで、その方にとって最適なアドバイスを行うことを心がけています。転職に際して、自分の可能性を自分自身で狭めてしまっている方も少なくありませんが、そのように第三者=私たちが話を伺えば、思ってもみないご自身の可能性が見つかることも多いのです。

一人で転職活動をしていると、企業選びが単眼的になることもあります。そんなときは転職エージェントに相談ください。複眼的にご自身や企業を見つめ、選択の幅を広げるお手伝いをします。

【プロフィール】

プロフェッショナルバンク_3株式会社プロフェッショナルバンク 近藤 主規(こんどう・かずき)氏

大学卒業後、人材総合サービス企業で営業職を3年半経験。先輩からの誘いで広島のベンチャー企業へ転職。その後出身地の佐賀県鳥栖市観光協会で、アルバイトで地域PRなどを行ったが、“やはり自分がすべきは人材関連だ”と気付き、2011年に(株)プロフェッショナルバンクに入社(転職時の配属は福岡支店)。入社後、現在までに電話面談も含めてサポートした求職者は約5000名(2016年10月時点)。2015年より、ヘッドハンティング事業部でコンサルタントを務める。

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