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市場価値を高める方法|価値の高い業界・職種とは?転職のポイントと現職での働き方

パソコンを見る眼鏡をかけたビジネスマン

市場価値を高める方法を、「現職での高め方」と「転職による高め方」の両方から解説します。

市場価値が高い人材の特徴や、市場価値の高い業界や職種、市場価値を高めるには「大手企業」と「小規模企業」どちらが良いかなどを、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

「このまま今の会社に居続けていいんだろうか」「転職して市場価値を上げた方がいいのではないか」など、将来への不安を抱いている人は、ぜひ参考にしてみてください。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

市場価値とは

市場価値とは、人材に対する「需要」と「供給」のバランスによって決まる指標のこと

一般的には、「企業のニーズ」×「保有する経験・スキル、その希少性、再現性」×「キャリア相応の期待値」を総合して、相対的にどれだけ多くの企業から求められるかで市場価値が決まります。

ただし、市場価値は流動的なものなので、同じ経験・スキルを保有していても、その時々のビジネスのトレンドや社会情勢によって、その価値は常に変化します。

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市場価値を高めるメリット

自分の経験・スキルに自信が持てない、将来に不安があるという人もいるでしょう。

「人生100年時代、長く働いていくためには市場価値を上げておいた方がよい」と言われる理由には、転職のしやすさも関係しています。

まず中途採用では、すべてのポジションを常時募集しているわけではありません。その時々で必要とする人材を募集し、採用が決まっていきます。

そうした中で、求職者が希望通りの転職を実現できるかどうかは、転職時の「市場価値」によって左右されます。

どんな状況になったとしても、自分が希望する働き方やキャリアを実現していくためには、市場価値が高い方が有利と言えるでしょう。

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市場価値が高い人材の特徴

市場価値は、「需要」と「供給」のバランスで決まります。

「こんな経験・スキルを持つ人材がほしい」と考えている企業が多い状況で、その経験・スキルを持つ人が少なければ、「市場価値が高い」ということになります

では、近年、どんな経験・スキルが求められているか。

当然、業種・職種・企業によって異なりますが、どんな分野においても、次の3つのスキルを持つ人材が高く評価される傾向が見られます。

<市場価値が高い人材に共通する3つのスキル>
【1】「見立て」のスキル
マーケットや事業の構造を俯瞰して、課題の分析・設定、仮説の組み立てができる

【2】「仕立て」のスキル
見立てのスキルを基に、設定した課題・仮説に対して、仮説検証の設計、課題解決するための工程設計ができる

【3】「仕掛け」のスキル
見立てと仕立てのスキルに基づいて設計された計画を実践するにあたり、その知見・ノウハウを持つ専門家などを巻き込み、協力を得られる。チームビルディングができる

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自分の市場価値を知る方法

市場価値を高めたい人は、まずはその時々の自分の市場価値を知ることからはじめましょう

自分の市場価値を知るには、以下の3つの方法があります。

<自分の市場価値を知る3つの方法>
1. 自身のキャリアを「棚卸し」する
2. 求人サイトに登録して市場の反応を見る
3. 転職エージェントに相談してみる

1. 自身のキャリアを「棚卸し」する

自分の市場価値をつかむためには、経験した仕事内容、身に付けた知見・スキルを、定期的に棚卸ししましょう

「時期」「会社」「部署」「業務内容」「扱った商品・サービス」「目標」「成果」「工夫したこと」などの項目を挙げて整理してください。

それを行った上で、下記の方法で市場価値を診断してみるといいでしょう。

2. 求人サイトに登録して市場の反応を見る

求人サイト・求人SNSなどに匿名または実名で、自身のキャリアや転職希望条件を公開することで、転職市場での自分の価値を推測することもできます。

今の自分には、どんな企業からどんなポジションでオファーが来るか、企業からの反応を見てみましょう。

3. 転職エージェントに相談してみる

転職エージェントのキャリアアドバイザーが持つ、転職市場のトレンドやニーズ、最新動向を活用してみましょう

求人サイト・求人SNSでキャリアを登録するよりも、手早く今の自分がどう評価されるかを知りたい時にお勧めです。

相談することで、どんな転職の可能性があるかなど、具体的なアドバイスを得ることができるのもメリットの一つ。

自分では「たいしたことはない」と思っていた経験・スキルが、意外な業界や企業で求められていることもあるでしょう。

市場価値を高める方法

ここでは、市場価値を高める方法として、以下の3つを解説します。

<市場価値を高める3つの方法>
1. 「見立て」「仕立て」「仕掛け」の経験を積む
2. 複数のスキルを磨いて掛け合わせる
3. 需要が高く希少性のある業務経験を積む

1.「見立て」「仕立て」「仕掛け」の経験を積む

「市場価値が高い人材に共通する、「見立て」「仕立て」「仕掛け」の3つのスキルを身につけるためには、事業などの計画策定ができるポジションや管理職に就かないとできないと考える人もいるでしょう。

しかし、日々の業務で何らかの課題を発見・分析し、その解決のために提案していくことも「見立て」「仕立て」の経験になり得ます

例えば、飲食店勤務でアルバイト採用をしているのであれば、「どの部門にどんな人材を配置すればより効果的かを考える」「新しい採用手法を取り入れる」「採用業務を効率化するITツールを導入する」など、課題と解決策を上長に提案することはできるのではないでしょうか。

それが承認され、プロジェクトリーダーを任されれば、「仕掛け」の経験も積めるでしょう。

そのようにして現職で成果を挙げれば、市場価値アップにつながります。

最終的に転職を図るにしても、現職での取り組みの経験・成果をアピール材料として活用することで、よりよい転職が叶うでしょう。

2. 複数のスキルを磨いて掛け合わせる

複数のスキルを磨いて掛け合わせる場合も、「希少性」が高まり、市場価値がアップします。

複数の経験を得るために転職しても良いですし、自社内で希望を出して異動する、新規プロジェクトに手を挙げるなど、現職で新たな経験を積む機会を自ら作り出す、というのも一つの方法でしょう。

<市場価値が高まるスキルの掛け合わせ例>

法人営業の場合

  • 直販(ダイレクト)だけでなく、代理店営業(パートナーセールス)もできる
  • 大手企業向けと中小企業向け、両方の営業経験を持つ など

エンジニアの場合

  • ウォーターフォール型の大規模案件での開発経験だけでなく、Web系企業でのアジャイル開発経験もある
  • アプリケーションとインフラ、両方の知見がある など

経理・財務職の場合

  • 事業会社の経理だけでなく、会計コンサルやFASでの経験がある
  • 資金調達とM&A、両方の経験がある など

3. 需要が高く希少性のある業務経験を積む

需要が高く、希少性のある職業経験を積むことで市場価値を高める方法もあります。

先にも触れたとおり、需要と共有のバランスによって市場価値は変わりますが、現時点では以下のような分野の経験者は「市場価値が高い」と言えるでしょう。

<需要が高く希少性のある業務経験の例>

  • DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の経験を持つ人材
  • SaaSビジネスの経験を持つ人材
  • AIを活用したプロジェクトの経験を持つ人材
  • データ解析の専門スキルを持つ人材
  • UI/UXの企画・設計スキルを持つ人材

これらに関連する経験があれば、転職市場でも高く評価される可能性があります。

市場価値を高めるための転職活動の進め方

市場価値を高めるために転職活動をする場合は、以下の2つステップで進めていきましょう。

1. 転職の軸を明確にする
2. 定めた軸を基に、希望を実現できる企業を広く探す

1. 転職の軸を明確にする

まず転職の「軸」を定めるところから始めましょう。

「市場価値を上げる」ということは、目的ではなく、「なりたい自分になる」ための手段にすぎません。

「自分が将来どうなりたいか」に向き合うことが大切です。

描いている将来ビジョンなどを整理していくことで、転職先選びの「軸」が見つかることもあるでしょう。

2. 定めた軸を基に、希望を実現できる企業を広く探す

転職活動では、定めた軸を基に希望を実現できる企業を広く探してみましょう

例えば、「業務の幅を広げる」「企画など上流工程から手がける」「裁量権を持つ」といったことを転職の軸にした場合は、大手企業よりも中小企業やベンチャー企業で、現職での経験が活かせる求人に注目してみるのも一つの方法です。

上場を目指して人事組織体制を整えている過程のベンチャー企業などであれば、大手企業出身者も経験を活かしやすいでしょう。

幅広い業務に携わるチャンスがあるので、経験の幅を広げ、上流工程の経験も積むことができれば、次の転職ではスタートアップ企業も選択肢に入ってくると思います。

「やはり大手で働きたい」となれば、それも実現できる可能性があります。

市場価値を高めるには「大手企業」と「小規模企業」どっちがいい?

市場価値を高めるには、大手企業でなければいけないということはありません。

ここでは、大手企業、小規模企業それぞれに転職するメリットを解説します。

自分が希望するキャリアや転職活動の軸に合わせて、どちらが合っているかを考えてみてください。

大手や知名度の高い企業へ転職するメリット

大手企業や知名度が高い企業は人材の層が厚く、組織全体のレベルが高いといえます。

長年ノウハウを積み上げ、業務オペレーションやチームワークなどが洗練されているため、その環境で働くことで経験値を高めることができるでしょう。

「ヒト・モノ・カネ・情報」といった経営資源が豊富なので、新規事業の立ち上げプロジェクトなどに携わるチャンスもあります。

小規模の企業へ転職するメリット

小規模企業では、1人が複数の役割や業務を担うため、多様な経験を積むことができます。

裁量権も与えられ、自身で考えて動く力も養えるでしょう。若いうちからマネジメントのポジションに就くチャンスもあります。

経営層と近いので、自ずと「経営の視点」も身に付き、視座が高まります。

プロジェクトを主導するチャンスもあるので、「このプロダクトは自分が生み出し、成長させた」など、市場価値の高い実績を手に入れられる可能性にも期待できます。

市場価値を高めるために転職をする時の注意点

市場価値を高めたいからと言って、焦って転職をするのは禁物です。

特に20代後半は、「経験を活かした転職」も「未経験分野へのキャリアチェンジ」も可能な時期。

選択肢が豊富なので、転職意欲も湧くと思いますが、現職にとどまることで拓けるキャリアがあることも意識しておきましょう

例えば、現職に留まった方が、マネジメントポジションへ昇格するチャンスが早く得られるかもしれません。

転職したからといって市場価値が必ず上がるとは限らないので、冷静に判断することが大切です。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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