会社にバレずに転職活動するときに、気をつけたいポイントは?
キャリアアップの手段として転職がスタンダードになっている今、在職中の転職活動をオープンにする人も増えています。
一方で、周りへの影響を考慮して、会社や同僚に知られず動きたいという人も多くいます。
現職の業務をこなしながら、企業情報収集や面接日時の確保など、時間管理はなかなか難しく、「知られたくなかったけどバレてしまった」という転職者も少なくありません。
リクナビNEXT編集部では、転職経験者100人にアンケートを実施し、「転職活動しているのがバレてしまった経験」「知られないために何をしたか」をリサーチ。経験者たちの失敗談からヒントをもらい、よりスムーズな転職活動に役立てましょう。
私、こんな行動で、転職活動していることがバレてしまいました
転職活動中であることがついバレてしまった! その一因を探ると、次のような結果が見えてきました。
1位 電話の対応でバレた
業務中の電話応対が、バレた理由の第1位に。さすがに、デスクで堂々と話していた人はいませんでしたが、「携帯電話への連絡で、出ざるを得なく出たら、近くに会社の人がいた」(建築・男性・30代)という人も。
2位 相談した同僚や上司から会社にバレた
「事後報告とならないように信頼できる上司に話したら、会社に伝わった」(サービス・男性・30代)など、相談したことで発覚してしまったケースも多々。
3位 転職活動中に同僚に鉢合わせた
「普段は着ないスーツで歩いていたら同僚にばったり会った」(メーカー・男性・30代)など、活動中の遭遇エピソードも多く寄せられました。土日に面接を設定し、スーツを着ているところを会社の人に見つかったというケースもありました。
4位 休む頻度が増えたことで発覚
「定期的に休みを取ったため、何かあるのでは…と怪しまれた」(保険・男性・30代)という声も。急な有給取得で周りが感づいた、というケースもあるようです。
5位 飲み会でポロッと言ってしまった
仕事の相談や今後のキャリアについて、ざっくばらんに話すことが多い飲み会。「お酒の席で気を許して口にしてしまい、自然と会社に伝わっていった」(不動産・男性・30代)といったエピソードもありました。
ほかにも、「ランチタイムにデスクで転職サイトを見ていた」「(転職サイトの)履歴が残っていてバレた」といった経験談も。
転職活動しているのがバレないよう、私はこれをしました!
それでは、転職活動を周りにオープンにしなかった経験者は、どんなことに気を付けて活動をしていたのでしょう。アンケートには、次のような回答が寄せられました。
1位 職場で口外しない
情報とは、誰か一人に伝われば広がっていくもの。「『社内の人には誰にも相談しない』というのが、鉄則です」(住宅・女性・30代)という意見にもあるように、いくら信頼している上司や同僚と言えども、安易に相談するのは危険です。とくに上司は、メンバーの評価義務がありますし、人事部への報告義務が課されていることもあります。誰からどんなニュアンスで周囲に情報が伝わるかはわかりませんので、気を付けたいところです。
2位 休日に活動する
「面接を土日や勤務時間外に設定してもらう」(サービス・女性・30代)のが現実的な方法。面接のアポイントを決める時に、企業に交渉してみては。ほかにも、転職サイトは会社のPCでは絶対に見ない、電話の応対を勤務時間外にするといった工夫も多く見られました。スマートフォンを支給される会社も増えており、転職サイトのアプリのダウンロードなどもバレる原因に。連絡は必ず私用の携帯電話で行いましょう。
3位 休みの取り方を工夫した
「平日に面接が入るときは必ず有給を取る」(医療・女性・30代)など、多くの方は事前に面接の日程と有給休暇のタイミングを合わせるように心がけていたようです。また、「有給は月曜や金曜に取る。週の半ばに突然取ると怪しまれるので」(メーカー・男性・30代)などの意見も。「営業の外周りと見せかけて面接に行った」「仮病を使った」という方もいましたが、後ろめたい気持ちを持ちつつ行動をするよりも、きちんと有給申請して動いた方が転職活動にも集中しやすいでしょう。
4位 普段通りを心がける
当たり前のことだけど、なかなかできないのがコレ。「ちょっとした行動の変化で気づかれるので、普段通り、目の前の仕事に真摯に向き合うことが大事」(飲食・女性・30代)です。転職活動中から“心ここにあらず”で仕事をしていると、周りの評価も下がっていくばかり。いざ転職先が決まって周りに報告したとき、気持ちよく送り出してもらえるよう、現在の仕事への姿勢も大切にしてください。
5位 着替えは社外で
カジュアルなスタイルで仕事をしている人は、着替える場所に気を配っています。面接が平日夜に入る場合など、「会社を出てから、デパートのトイレで着替える」(サービス・女性・30代)といった工夫も大切です。また、職場にスーツなどを持ち込むだけでも心配という方は、駅のコインロッカーなどを使う手もありです。
最後に
仕事を続けながらの転職活動には、ちょっとした工夫が必要です。スケジュール調整では、転職先と相談しながら、休日や業務時間外の面接を設定してもらうよう、希望をきちんと伝えることも大切。ほかにも、「転職活動に、会社のパソコンや電話は使わない」などの基本行動は徹底すること。日々の業務できちっと成果を出し続ける姿勢を貫きつつ、納得のいく転職活動を進めていってください。
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