転職活動中にアルバイトをするときの注意点
一旦離職して転職活動をする際、転職先が決まるまでの間、アルバイトを始めようかと考える人もいるでしょう。
転職活動中にアルバイトをする上で気を付けておきたいこと、知っておきたいことを組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏に教えてもらいました。
目次
転職活動中にアルバイトをしても良い?
結論から言うとOKです。ただし、アルバイトで忙しく、転職活動に集中できなくなってしまっては本末転倒です。
そもそも転職活動は、応募の準備や面接にと時間と労力がかかるもの。また、新卒採用とは異なり、随時求人が出て、採用枠が埋まり次第、採用活動は終了しますのでチャンスをつかむタイミングも大事になります。
ですので、転職活動をしながらアルバイトをするのであれば、本来の目的である転職活動を阻害しない環境を整えられるかどうかがポイントになります。
アルバイトをしていることで転職活動が“うまく進まない”3つのケース
アルバイトをしていてスムーズに転職活動が進まなくなるケースは下記のようなことが多いでしょう。
- 「企業からの電話になかなか出られない」「バイトのシフトが入っていて面接に行けない」といったチャンスロスのケース
- 内定が決まったが入社日までにアルバイト先を辞められず、企業側の心証を損ねてしまうケース
- アルバイトが楽しくなってしまい、転職活動そのものの優先順位が下がってしまうケース
これらの状況に陥らないために、転職活動中にアルバイトをする上で気を付けておきたいことを紹介します。
転職活動中のアルバイト先を決める際にやっておくと良いこと
(1)「転職活動中である」ことを伝える
まずアルバイト先には事前に「現在、転職活動中であり、転職が決まり次第アルバイトは終了したい」旨を伝え、承諾のうえアルバイトを始めるとよいでしょう。
入社日に合わせてアルバイトを辞める時にもトラブルを回避することができます。また、初めに宣言することで、自分の目標がアルバイトではなく転職であることを自ら意識づけることにもなります。
(2)急な日程調整は対応可能か確認する
アルバイト先の仕事内容や人員などによっては、シフトを変えにくい、休みがとりにくいなど、急な面接に対応できない可能性もあります。アルバイト先が柔軟に働ける環境かどうかも事前に確認しておく必要があります。
(3)日ごろの体調管理はできそうか判断する
いざ面接という日に、疲れた顔をして臨むことがないよう、万全の準備と体調で挑めるかどうかは大事なポイントです。
週に何日もシフトを入れなければならないアルバイト、深夜勤務のアルバイト、また肉体的負荷が高いアルバイトなど、ハードワークによって体調管理が難しいことがあります。ご自身の体力や、理想的な生活リズムも考えたうえで、仕事内容や労働時間を決められるとよいでしょう。
アルバイト経験は履歴書・職務経歴書に書けるのかどうか
アルバイトは転職回数としてはカウントされませんので、履歴書や職務経歴書に書く必要はありません。ただし、アルバイトでの経験が選考でアピールできる仕事内容であれば書いておくことをおすすめします。
履歴書や職務経歴書にアルバイト経験を記載しない場合、面接で離職中のブランク期間について聞かれることはよくあります。その際は、ブランク期間中に転職活動やアルバイト、勉強、リフレッシュ等を通じて、自分のキャリアをどう見直したかをきちんと説明できるように準備をしておくとよいでしょう。
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