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NY駐在中のエリート商社マンが、地方オーナー企業の事業承継の機を捉えて「プロ経営者」に “GOOD AGENT AWARD 2019” 特別賞

株式会社CXOサーチ 今沢 雄一郎氏

大手商社のNY駐在員から名古屋の中小企業社長へ。意外なIターンを成功に導いた今沢雄一郎氏は、CEO、CFO等のCXO人材の採用ニーズを掘り起こし、「プロ経営者」を創出する。

言語化されていない人材像を見える化

今沢氏が担当したA社は、名古屋地盤の歴史ある専門商社。社長はファンドに株式を譲渡し、一線からの引退を望んでいた。会社をバリューアップし、エグジットに向けた合理的経営を進められる人材を望むファンド、社員や企業風土との親和性を重んじるオーナー社長。後継社長の人材像は、両者の思惑で揺れていた。今沢氏はファンドからの依頼を受け、プロ経営者のサーチをスタート。

「まず、候補者の経歴を具体的に提示しながらイメージを固め、人材像を絞り込んでいきました。企業側がターゲット人材像を言語化できていなければ、いくらヒアリングを重ねても明確にならないからです」

地道なアプローチの結果、A社が求める経営者像がだんだんと輪郭を帯びてきた。そんな中、「名古屋の名門商社・T社の幹部人材がほしい」という明確なオーダーが出た。プロ経営者のマッチングに向けギアが上がる。勇んで候補者のリストアップに入った今沢氏だが、どこか違和感もあった。

「A社はドメスティックな建設関連資材商社で、グローバルなT社とはフィット感が無さすぎます。なぜ、T社の人材が良いのか?何度もキャッチボールを重ねるうち、オーナー社長の思いがわかりました。長年苦楽を共にした社員の顔を思い浮かべ、どんな人が来たら納得してもらえるだろう、と社長は必死に考えたのでしょう」

社長が抱えていたのは、地場密着の中小商社ならではの懸念だった。A社は社員のほとんどが地元出身者。外部からそこそこの人材を招聘しても摩擦が生じるのは避けられない。ならば、華々しいキャリアを持ち、圧倒的に優秀な人材をトップに据えて、社員の納得感を得たい。地元の名門T社の人材ならそれが可能だろう。というのが社長の真意だったのだ。

企業と求職者のニーズが合致する瞬間

この人にはかなわない、と思えるネームバリューが本質であり、T社限定である必要はない。ターゲット人材は絞り込まれた。そこで、今沢氏はYさんを推す。有名大学出身で大手商社のニューヨークに駐在中の将来を嘱望されるエリート商社マンである。しかし、実家は大阪の中小企業ということもあり、次のキャリアでは200~300名程度の中小企業で経営に携わりたいという思いで転職活動に臨んでいた。大学でチームスポーツに取り組み、社会人になってからもコーチ業に従事。「人と組織のマネジメントを追求したい」という人生のテーマもある。これは、製品の開発力やマーケティング力ではなく、強固な営業組織が求められるA社の方向性ともマッチした。NY駐在のエリート商社マンが地方の中小企業の経営者へ――今沢氏には、A社とYさん、それぞれのニーズにピタリと合致するIターンが見えた。

「Yさんの希望は東京・大阪限定でしたが、ダメ元で打診してみると、なんと奥様のご実家が岐阜県ということで前向きに検討いただけることになりました。この幸運を生かすべく、スピード感を持って進めていきました」

長期的な視点で採用ニーズを掘り起こす

ニューヨークと東京・名古屋をSkypeや電話で取り持ち、Yさんの一時帰国に合わせて面談を連続セット。日本に滞在中に結論を出してA社の熱意を伝えた。現職の大手商社以上の年収が提示され、家族の反対もなくオファー受諾までスムーズに進んだという。A社の社長は「当社にこんな優秀な人材が来てくれるとは!」と大満足。プロパー社員たちも「この人ならば!」と納得です。オーナー企業から組織的な経営体制への移行が決まり、ファンドにとっても申し分のない落着である。

NYから名古屋へ。ハードランディングにも思えるが、「自分はタフな交渉でクロージングするネゴシエーターではない」と今沢氏が語るように、求職者・企業の本質的なニーズを見抜いたからこそのマッチング。その背景には、長年に渡って構築してきた「CXO人材の採用ニーズが継続的に集まる仕組みづくり」があるという。

「A社の案件が舞い込んだのは、5年ほど前から良好な関係性を維持してきたある方からのご紹介でした。長期的な視点で信頼を積み上げて来たキーパーソンが数十名単位でいること。それがエージェントとしての私のバリューです。今後もCXO人材、プロ経営者の採用ニーズを掘り起こし、新たなプロ経営者の創出に寄与できればと考えています」

 

転職者・企業へのメッセージ

【転職者の方へ】

経営者になりたいと言っても、キャリアはプランニングできないものです。しかし、チャンスは突然やってきます。それを掴むための準備、決断する覚悟が必要です。

【企業様へ】

CXOというレイヤーでは絶対の自信があります。コンサルティングでもエージェントでもなく「サーチ」と社名に掲げている通り、ニーズに沿ったCXO人材を探し出します。

 

【プロフィール】

株式会社CXOサーチ 今沢 雄一郎氏

1992年、㈱リクルート入社。広告事業部門で求人広告の営業を担当。98年に人材紹介会社、㈱エリートネットワークに設立時より参加。2018年、経営人材に特化したエグゼクティブサーチ会社、㈱CXOサーチを設立。

特別賞受賞者

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