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転職にも活かせるおすすめ本~天狼院書店店長イチオシの6冊

重ねて置かれた6冊の書籍「今の会社で、このまま働いていていいの?」
「自分らしく働くってどういうこと?」
「転職はしたいけれど、自分に何が向いているんだろう」

人に相談しづらいこんなモヤモヤした悩みこそ、本を読んで自分と向き合うことで、新たなヒントを見つけられることもあります。

仕事に悩みをもつ人たちへ、ビジネス書を専門に扱っている天狼書院店「Esola池袋店STYLE for Biz」店長 山中菜摘さんにお勧めの本をセレクトしていただきました。

プロフィール

山中菜摘さんプロフィール画像

天狼院書店 Esola池袋店STYLE for Biz

店長 山中 菜摘さん

2014年、学生時代に天狼院書店でアルバイト・インターンを経て入社。約2年半、京都天狼院店長としてゼロから店作りを経験し、19年4月よりEsola池袋店の店長に。店頭での接客、書籍の仕入れ、棚づくりといった書店員の業務のほか、本だけではなくその先の体験を提供するという天狼院書店の理念「READING LIFE」に沿って、都内3店舗で月に50回近く開催しているイベントの企画・運営などにも携わる。ビジネス書は、著者と対話している感覚になれるのが魅力。週に1冊は入荷した本を読み、イベントの企画立案などに役立てている。

売れ筋!モヤモヤした悩みに役立つ本

会社の古い体制に疑問を感じている人へ

『仕事ごっこ』
著者:沢渡 あまね 出版社:技術評論社

表紙『仕事ごっこ』

「仕事ごっこ」とは、時代の変化や環境の変化にそぐわないルールや慣習を続けて働くこと。例えば、郵送や手書き、メールを送ったら電話で確認するなど。こうした昔から続く悪気のない慣習が、仕事のスピードを遅くし、生産性や成長の機会を奪っているので、「時代に合わせて仕事をアップデートしていきましょう」という内容です。

著者の沢渡さんは、大手企業に勤務経験があり、現在は企業の業務改善などのコンサルティングをしている方なので説得力がありますし、ビジネスの現場の問題を昔話風のストーリー展開で解説してあるので、わかりやすく面白おかしくどんどん読み進められます。

この本を社内で共有できれば「その“あたりまえ”、いまどき必要ですか?」と業務改革へ一言提言しやすくなりそう。会社の古い体制にモヤモヤしている人、このままの仕事のやり方でいいのか疑問を感じている人に、おすすめしたい一冊です。

やる気が出ない、もう頑張れない…気持ちが乗らない人へ

『モチベーション大百科』
編著:池田 貴将 出版社:サンクチュアリ出版

表紙『モチベーション大百科』

モチベーションというと精神論になりがちですが、スタンフォード大やハーバード大などの一流研究機関で実証されている100通りの心理・行動実験を基に、「人間はこういう状況のときは、こういう思考になる」という事実と著者の解説がセットで書かれている、面白い作りのビジネス書です。

編著者の池田さんによると、100通りすべてが自分に当てはまるわけではないので、自分に当てはまるものだけをピックアップして「自分の取扱説明書をつくる」ことができれば、モチベーションを上げようと無理に頑張って必要以上にエネルギーを使うことなく、やるべきことを自然にできるようになるそうです。

この本を読むと、「人間はこういう生き物なんだ。だから、こうすればいい」ということが客観的に理解でき、頑張れない自分を否定する気持ちから解放されます。

仕事へのモチベーションはもちろん、日常生活における家事や、はかどらない勉強などにも当てはめて考えられますので、さまざまな「モチベーションが上がらない」シーンで参考になる1冊です。具体例も多くあり実践しやすいので、自分にとって一番効果的なモチベーションを上げる方法を見つけることができるでしょう。

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ロングセラー!いつの時代も変わらない本質を突く本

壁にぶつかった時に何度でも読み返したい。仕事で行きづまっている人へ

『道は開ける』
著者:デール・カーネギー 出版社:創元社

表紙『道は開ける』

邦訳が300万部を突破している世界的ベストセラーで、初版の刊行はなんと1944年。時代に合わせて改定されていますが、75年経った現在も読まれているのは、いつの時代にも変わらない普遍的な本質が語られているからでしょう。

書かれているのは、悩みの実態と克服する方法について。精神論ではなく具体的にどうすればいいかまで解説されているので説得力があります。

どんな困難な場面でも、きっと「道は開ける」。そう思わせてくれる本です。悩みにぶつかってモヤモヤしている人、仕事に悩んで立ち止まってしまっている人に読んでもらいたい一冊です。

ちなみに、私が読んだのは、知り合いのいない京都店に突然転勤となって思い悩んでいたとき。この本を読んで「悩む習慣が良くない」と気づいて、モヤモヤが晴れました。

文字量が多く、一気に読める本ではありません。装丁から受ける印象で「自分にはまだ早いかも…」と思う人もいるかもいるかもしれません。それでも、若いうちに読んでおくほうがきっと役に立つ、と声を大にして言いたいです。手元に置いておき、その先々で悩みにぶつかったとき、あらためて読み返したくなる、そんな本です。

今の仕事を楽しめていない人へ届けたい

『1坪の奇跡―40年以上行列がとぎれない 吉祥寺「小ざさ」味と仕事』
著者:稲垣 篤子 出版社:ダイヤモンド社

表紙『1坪の奇跡―40年以上行列がとぎれない 吉祥寺「小ざさ」味と仕事』

2010年発売当初から売れ続けているこの本は、吉祥寺にある1坪の店舗で羊羹ともなかの2品で、年商3億円以上を売り上げる和菓子店「小ざさ」の物語です。戦後の屋台を早朝から行列ができる繁盛店へと成長させた「ビジネス書」として読むことも、一人の女性の生き方を綴った「自伝」として楽しむこともできます。

著者の稲垣さんは、当時珍しかった女性カメラマンとして活躍し始めたばかり。ところが、家族を養うために自分でつかんだ夢をあきらめ、父親が創業した「小ざさ」を継ぐことを決意。自分から望んだ仕事ではなかったけれど、「どうしたら買ってもらえるか」を考えながら毎日店に立ち、小さな工夫と努力を積み重ね、真摯にそして楽しみながら店づくりしていく姿が綴られています。

世の中、誰もが好きな仕事に就けるとは限りませんし、納得できない仕事をしなければいけない場面もあります。目の前の仕事に面白さを感じられなくなったときにこの本を読めば、些細な楽しみを見つけて楽しんできた稲垣さんの姿勢から「働くこととは何か」を学ぶことができるかもしれません。

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店長イチ押し!常識にとらわれない「働く」を学べる本

人を巻き込む仕事に興味がある人へ

『シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略』
著者:洞田貫 晋一朗 出版社:翔泳社

表紙『シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略』

著者は、森美術館のマーケティングプロモーション担当の洞田貫さん。写真撮影はNGという日本の美術館が多い中、初めて館内撮影可にしたことで写真がSNSで拡散され、アートをブームに昇華させました。日本の美術館で最大規模のSNSフォロワー数を誇る、森美術館。その「中の人」である著者が、人を動かすにはどうすればいいのかを考えながら、日々試行錯誤してきた舞台裏など、さまざまなSNSの取り組みを紹介しています。

森美術館のデジタルマーケティング戦略と聞くと、大がかりなものを連想しますが、実際は「つぶやく」「ハッシュタグをつける」といった基本的な作業を地道に繰り返していることがわかます。ひとつひとつの事例が実際の投稿内容を掲載していることもあり、かなり具体的。一歩先の工夫も参考になりますし、失敗談も隠さず語られているので、「これなら自分にもできそう!」と身近に感じられます。

この本を読むと、SNSでシェアすることがエンタメになっていて、美術館に行く前も行った後も、お客さまが楽しんでいることがわかります。SNSを活用しながら「働く」を楽しみたい人だけではなく、もっと顧客目線の考え方を学びたい人、多くの人を巻き込む仕掛けを考えている人におすすめの一冊です。

働く「テーマ」を探している人へ

『「ありえない」をブームにするつながりの仕事術-パクチー料理専門店を連日満員にできた理由』
著者:佐谷 恭 出版社:ソーシャルキャピタル

表紙『「ありえない」をブームにするつながりの仕事術-パクチー料理専門店を連日満員にできた理由』

世界50カ国以上を旅してきた著者の佐谷さんは、パクチーブームの立役者。タイで食べたパクチーを日本で広めようと、さまざまなことを考え、実践していきます。パクチー協会をつくって会長を名乗り、Facebookでメンバーを募ったり、アジア料理店で名刺を出して料理人と交流したり……。地道な活動を続け、ついに自らパクチー料理専門店をオープンし、楽しみながら人とのつながりを広げていきます。

さらには、コワーキングスペースをつくったり、シャルソン(タイムを競わずに走ることを楽しむソーシャルマラソン)を主催したり……。そのうえ、クラウドファンディングで資金を集めて、この本を出版したのです。

常識やルールにとらわれない佐谷さんの生き方は、一見、突拍子もないことをしているように見えますが、そこには「人を楽しませながら働く」という揺るがない信念があり、頭の中にはきちんとゴールが描かれています。

この本から伝わってくるのは、「ゴールが定まっていれば、過程はいろいろでいい。失敗も次のステップになる」というということ。自分の道を信じて、まずは動いてみること、チャレンジし続けることを後押ししてくれる本でもあります。人生にテーマがあることの大切さを実感できるので、「何のために働くのか」テーマを持ちたい人や、やりたいことに一歩踏み出せずに迷っている人におすすめしたい一冊です。

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マークしながら読むことで、のちに読み返したときの日記代わりに

「ビジネス書は、線を引いたり、角を折ったりして読んでいる」という山中さん。後になって読み返したとき、「あのときは、こういうことに悩んでいたんだ」と当時の心境がわかり、日記代わりにもなるからです。本は知識を得たり、刺激を受けたりするだけなく、迷ったときの道標にもなってくれます。読書を通じて、キャリアや働き方に対する自分の考えを、整理してみてはいかがでしょう?

記事作成日:2019年9月26日 記事更新日:2020年01月22日
WRITER:笠井貞子 PHOTOGRAPHER:平山諭
EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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