転職活動や面接で好印象を持たれる女性用ビジネススーツの選び方
「女性が転職活動するときどんなスーツを着れば良いのかな」と悩まれていませんか?
スーツの選び方だけで合否が変わるということはなかなかありませんが、少しでも良い印象を与えられることができるとしたら、スーツの選び方にもこだわりたいものです。
そこでこの記事では、転職の面接におすすめの女性用ビジネススーツの選び方を紹介します。多くの女性が悩むスーツ着用時の髪型・メイク・アクセサリーについてもポイントをお伝えします。本記事を参考に、転職活動がうまくいくことを願っています。
1.女性が面接のスーツ選びで押さえておきたい3つのポイント
転職の面接で着用する女性用スーツには押さえておきたいポイントが3つあります。普段スーツで仕事をしている人も面接前には再確認してみましょう。
ビジネススーツは色・柄だけでなく素材も合わせて選ぼう
女性用のスーツは、男性用に比べると色・柄・デザインが豊富です。デザインによっては襟なしでも問題ありません。基本的には自分の体型や好みに合うビジネススーツを選べばよいのですが、面接で着用する場合、相手に与える印象も考えます。
ビジネススーツの定番色はグレーや紺
スーツの色はグレーや紺がベーシックでおすすめです。ベーシックな色であればインナーを変えて着回しもしやすいです。季節によって色の選択を変えるのも良いでしょう。例えば秋冬は濃いめの色、春夏は明るめのグレーや紺、ベージュなども季節感を意識できると好印象です。また、薄いストライプなどの柄があっても大丈夫ですが、あまりにも派手な柄は避けておく方が無難でしょう。
スーツは素材で着心地が変わる
一年中使用できるスーツもありながら、転職活動時期が真夏であれば移動中にかなり汗をかくので、素材選びも重要です。面接では真夏もジャケット着用が基本なので、軽い素材や通気性のよい素材(コットン(綿)、リネン(麻)、サマーウールなど)のスーツがおすすめです。
面接のために高級なスーツを購入する必要はないのですが、社会人としてスーツを着続けることを考慮すれば、季節にあった素材で着心地よいに越したことはありません。
スカートかパンツスーツかは業界や職種を意識して選ぼう
女性の場合スカートでなければダメなのかパンツスーツもよいのか悩むところかもしれません。結論から言えばどちらでも問題ありません。どうしても迷うようであれば、スカートの方が一般的と言えます。
それでは、スカートスタイル、パンツスタイルのイメージやメリットをまとめてみます。
スカートスタイルのイメージ・メリット
- 常識的、誠実、真面目などの印象を与えられる
- 女性らしさをアピールできる
- フォーマルな場でもスカートは正装として扱われる
スカートスタイルは、金融機関や医療業界、公務員などの転職の面接に向いています。また、受付や秘書業務、販売業などで求職活動する場合もおすすめです。スカートのタイプはタイトスカートでもフレアスカートでも大丈夫です。スカート丈の目安はひざが少し隠れるくらいで、座ったときの足の露出を確認しましょう。
パンツスタイルのイメージ・メリット
- 行動的、平等、スマートなどの印象を与えられる
- 性別的な区別を感じさせない
- 現代的な雰囲気を持っている
パンツスタイルはIT業界やベンチャー企業など比較的自由な社風の会社に向いています。また、アクティブな営業職やクリエイティブ職で応募する場合もイメージアップが期待できます。
パンツタイプはストレートでもテーパード(膝から裾に向かって細くなるタイプ)でも大丈夫ですが、カジュアルになり過ぎないように気を付けましょう。
ジャストサイズの上着とそれに合うインナーを選ぼう
スーツ選びで大切なのは上着(ジャケット)のフィット感です。袖丈や着丈は調整しやすい(お直しできる)のですが、肩が合っていないとだらしない印象すら与えかねません。またサイズが小さいと背中にシワが寄ってしまいます。シワの寄ったスーツは採用担当者にだらしない印象を与えてしまいます。上着のサイズを確認するためにも必ず試着すべきでしょう。
上着(ジャケット)選びのポイント
- 袖丈は手首が隠れるくらいが目安
- 着丈はヒップの一番高い場所にあわせるのが目安
- バスト・ウエスト部分は、ボタンをはめたときにゆとりあるサイズを選ぶ
また、上着の下はブラウスでもカットソーでもOKです。転職の面接では派手なものやカジュアル過ぎるものはおすすめしません。インナーでスーツの雰囲気まで変わるので、ビジネスシーンをイメージして選びましょう。
インナー選びのポイント
- 試着して体に合うものを選ぶ
- できれば長袖を選択する(上着に直接肌が触れない方が、上着が傷みません)
- 胸元の露出が大きいものは避ける
2.いわゆる「リクルートスーツ」には注意
一般的に、学生が就職活動するときに着用する黒を基調としたスーツを「リクルートスーツ」呼んでいます。転職活動でも、就職活動で使ったリクルートスーツを転職活動で流用するケースがありますが、あまりお勧めできません。ある程度年数を経てキャリアを積み重ねると、体形や印象含めて変化している可能性があります。今の自分にマッチした色やサイズをチョイスすることをお勧めします。
3.髪型・メイク・アクセサリーのアドバイス
女性の場合は服装だけでなく髪型やメイク、アクセサリーも気になることろです。ビジネスマナーに沿っていればよいのですが、面接というシチュエーションは面接官に好印象を持ってもらいたい場です。採用側に与える印象を考えながら、ポイントを確認していきましょう。
髪型は清潔感を重視しよう
スーツ同様、清潔感を感じられれば大丈夫です。抜け毛やヘアスプレーの白い粉などがスーツの肩回りに落ちていないか確認しましょう。また、髪の毛を触るクセがある人は注意してください。落ち着きのない印象を与えます。
そのほか、以下のこともチェックすることをおすすめします。
- 前髪が長めで顔を隠していないか
- 眉毛の色と差が激しいなど、不自然な髪色ではないか
- ショートヘア:アクティブな印象を与える髪型で、耳が出ている方がより明るい印象
- セミロングヘア:サイドの髪が顔にかかりやすいときは、その髪を後ろでまとめておく
- ロングヘア:必ずしもまとめておく必要はないが、崩れにくいヘアアレンジをする
メイクも清潔感を重視しよう
転職の面接のときに派手なメイクやネイルは好まれないケースもあるようです。「メイクは大人の女性の身だしなみ」という考え方もありますが、アレルギー体質などの理由で普段メイクをしていない人が無理する必要はないです。メイクをする場合、髪型と同じく大切なのは清潔感です。
身だしなみとしてメイクする場合は以下のポイントに気をつけましょう。
- ファンデーション:肌の色に近いもの・肌質に合わせてリキッドやパウダータイプなどを選ぶ
- アイブロウ:パウダーやペンシルタイプのものを使用し、左右対称・自然な形の眉に仕上げる
- リップ・口紅:肌の色に合わせて、健康的に見える色を選ぶ
アクセサリーは控えめなものなら大丈夫だが外しておいた方が無難
普段アクセサリーを身に着けている人は、転職の面接のときに身に着けるべきかどうか悩むかもしれません。控えめなものであればアクセサリーに注目が集まることはないので問題ないでしょう。ただし、ピアスやネックレスなどが自分で気になる場合は面接前に外しておいた方がよいです。
そのほかアパレルなどファッション業界、またはアクセサリー販売業などの職種に挑む人は、アピールポイントにもなり得るので上手に使いこなしましょう。
4.まとめ
女性の転職活動・面接前にチェックしておきたいスーツの選び方や、髪型・メイク・アクセサリー選びのポイントを紹介しました。
女性が転職の面接のスーツ選びで押さえておきたい3つのポイントをおさらいしましょう。
- ビジネススーツは色・柄だけでなく、素材も考慮して選ぶ
- スカートかパンツスーツかは、業界や職種を意識して選ぶ
- ジャストサイズの上着とそれにマッチするインナーを選ぶ
基本的にはビジネスマナーに則っていれば悪い印象を与えることはほとんどないでしょう。その上で清潔感を意識できていればよっぽどのことがない限り服装で悪印象を与えることはありません。
自分に合うビジネススーツを整え不安のない髪型やメイク、アクセサリーで転職活動・面接に臨み、よい結果になることを願っています。
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