転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載!

求人検索のコツ|希望条件の広げ方と絞り方

スマートフォンを操作する人

転職サイトで、希望条件を絞りすぎているのか、なかなか興味のある求人に出会えないという人のための対処法を紹介。

条件の広げ方や、ちょうどいい条件設定の仕方、こだわるべき条件と妥協しても良い条件の決め方を組織人事コンサルタントの粟野友樹さんが解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

広げすぎず、絞りすぎない。転職サイトでの「ちょうどいい希望条件」の設定方法

リクナビNEXTをはじめとする転職サイトには、多数の求人が掲載されています。

多いところだと10万件を超える求人があり、しかもその内容は毎週入れ替わっています。

そんな多数の求人の中で、自分の希望する条件に当てはまり、尚且つ興味を持てる求人に出会うためには、転職希望条件の広げ方と絞り方がとても重要になってきます

ここでは、ちょうどいい希望条件の設定方法を紹介していきます。

ステップ1. 最初は絶対に外せない条件だけを入れる

まずは、転職する上で、絶対に外せない条件だけを入れて検索をしてみましょう

絶対に外せない条件は人によっても異なるので何を入れても大丈夫です。

例えば、「雇用形態は正社員」「勤務地は1時間で通える範囲の市区だけ」「働き方は完全土日休み」など、この条件でなければ転職したくないと思うような項目を入れてみましょう。

ステップ2. 検索ヒット数を確認する

絶対に譲れない条件だけで検索した時の、検索ヒット数を確認しましょう

リクナビNEXTが過去に調査したアンケートによると、転職成功者の求人応募数の平均は7.5社、面接した企業の平均は3.4社、内定が出たのは一人あたり平均1.4社です。

平均すると、応募から書類選考の通過率は約5割、面接からの内定率は約4割とされているので、1社内定を目指すなら平均の7社~8社、2社内定を目指すなら倍の15社、3社内定なら3倍の23社程度を目安に応募するのが良いでしょう。

実際に転職サイトで求人を検索した際に、「応募しようと思った数に対して検索結果の表示件数が少なすぎる(あるいは多すぎる)。」と感じた場合は、次のステップで希望条件を追加や変更してみてください。

ステップ3. 希望条件の追加や変更を繰り返し、検索ヒット数を調整する

絶対に譲れない条件をベースに、検索条件を広げたり絞ったりして、自分にとって丁度よい検索ヒット数になる条件の組み合わせを探しましょう

あくまでも目安ですが、求人のヒット件数が三十~数百件程度になれば、求人探しがしやすくなると思います。

ざっと求人を見て、ある程度希望に合致していそうなものが並んでいたら、わかりやすいように名称をつけて検索条件を保存しましょう。

転職サイト上で検索条件を保存すると、次回以降の検索が楽になりますし、転職サイトによっては、保存した検索条件に該当する新着求人がメールで届くなどの機能がある場合もあります。

ステップ4. 再度、別の軸で条件を組み合わせてみて、複数の希望条件を保存していく

興味のある求人に出会うためには、いくつかの組み合わせ条件を保存しておくことがおすすめです。

業種や職種にはこだわらずに選択肢を増やしてみたり、「フルリモート」など気になるキーワードを追加してみたり、時には条件をリセットして全く別の探し方をしてみたりするのも良いでしょう。

転職サイトの使い方に慣れていない人の場合、1つの検索軸にこだわって微修正や微調整をして求人を探そうとしてしまうことがあります。

そうすると、視野が狭くなってしまい、自分に合う求人にずっと出会えないという可能性もあるのです。

転職活動を成功に導くためには、時には視点を変えてみることも大切です。

例えば、転職サイトが提案する「注目の働き方」などから検索してみて、自分が想定している以外の求人をチェックしてみるのも一つの手です。

たった3分、あなたの適職は?

かんたん適職診断

検索ヒット数を絞る2つの方法

検索ヒット数が多過ぎて求人を探すのが大変だけど、どうやって条件を絞っていけばいいのかわからないという人は、以下のポイントにこだわって条件を追加してみましょう。

1. 転職理由に直結する希望条件を追加して絞る
2. 仮に他の条件が良くてもそれを外したら転職したくない希望条件を追加して絞る

1. 転職理由に直結する希望条件を追加して絞る

まずは転職をしたいと思った理由を深掘りしてみましょう。そこから、転職によってそれを叶えるために必要な条件を考えていきます

例えば、「安定した働き方をしたい」であれば、自分が求めている安定は「年収アップ」なのか「固定給35万円以上」なのか、「上場企業で働くこと」なのか「設立30年以上の会社で働くこと」なのか、「転勤なし」なのかなど、具体的な条件で考えてみましょう。

他にも「自由な環境で働きたい」という希望も、「5日以上の連続休暇制度あり」「フレックス勤務OK」「定時退社」「在宅勤務O K」「服装自由」「副業O K」など、様々な考え方ができます。

具体的な条件が思いつかないという人は、転職サイトの絞り込み検索機能を見ながら考えてみるのも良いでしょう。

ただし、「あれも実現したい、これも実現したい」といった、尚可の希望を条件に追加していくと、求人数が減ったり、逆に広がりすぎて探せなくなったりする可能性もあります。

実際の求人内容や求人数をチェックしながら、より自分が転職で実現したい「本当の転職理由」に絞っていくようにしましょう。

2. 仮に他の条件が良くてもそれを外したら転職したくない希望条件を追加して絞る

仮に他の条件が良くても、その条件を外したら転職したくないものを見落としていないか確認してみましょう

例えば、「完全土日休み」などの休日条件は初期の検索では見落としがちですが、外してしまうと転職を躊躇してしまうというケースも少なくありません。

他にも、「転勤なし」でなければ家族からの賛同が得づらいなどもあるかもしれません。

また、これらに加えて、自分の直感も大切にすると良いでしょう。

例えば、人によっては「服装自由」な会社ならば自分らしく過ごせて、その社風の中で働く人とも馴染めそうだ、などと感じることもあるでしょう。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

グッドポイント診断

検索ヒット数を増やす3つの方法

検索ヒット数が少ない場合には、希望条件を絞り過ぎていることが考えられます。

以下の3つの方法で条件を広げるなどして、検索ヒット数が増えるようにしてみましょう。

・職種や勤務地、年収レンジなどの希望条件を緩和して広げる
・優先順位の低い希望を減らして条件そのものを広げる
・利用する転職サイトや転職エージェントを変えてみる

1. 職種や勤務地、年収レンジなどの希望条件を緩和して広げる

まず考えられるのは、検索ヒット数の総量が上がるように工夫することです。

年収、勤務地、雇用形態、休日など、「それが合致しないと転職自体をしない」というものは転職におけるマスト条件ですが、検索の結果で求人数が少なすぎる場合は、可能な範囲で条件を緩和すると良いでしょう。

例えば、「職種や勤務地などを追加して広げる」「年収レンジを広げる」というのは、比較的すぐに実行しやすいので、これらの条件を変えることでどう検索ヒット数が変わるのかをまずは確認してみることをおすすめします。

2. 優先順位の低い希望を減らして条件そのものを広げる

優先順位の低い希望を減らして条件そのものを広げるのも有効です。

例えば、以下の3つのような希望条件に固執していないかを見直してみましょう

<チェックポイント>

  1. 転職理由とリンクしていない希望条件
  2. 以前の転職理由から変更していない希望条件
  3. こんなのもあったらいいなと追加した希望条件

これらは、妥協しても良い条件である可能性が高いでしょう。

検索ヒット数が少なくて、興味のある求人に出会えない場合は、「転職理由とリンクしていない希望条件」は、思い切って検索項目から外してみましょう。

例えば、年功序列の社風が合わないという理由から転職を考えていたはずなのに、社風とは関係ない「上場企業」などにこだわっている場合もあります。

他にも、自己分析を深めた結果、本当の転職理由は別にあったと判明するケースもあります。

「以前の転職理由から変更していない希望条件」も見直した方が良いでしょう。

例えば、転職活動初期には「年収アップ」にこだわっていたけれど、自己分析をしてみたところ本当に不満があるのは年収ではなく「サービス残業」だった場合は、希望年収を現職と同じ設定に変えるだけで求人数ヒット数はグッと増えるかも知れません。

また、求人情報を探したり、転職サイトの絞り込み機能を使っていたりすると、つい「こんなのもあったらいいなと追加してしまった希望条件」もあるでしょう。

例えば、転職しようと決意した時には絶対条件ではなかったはずの、「ストックオプション」や「家賃補助」など、後から追加したようなものも希望条件から外してみると良いでしょう。

3. 利用する転職サイトや転職エージェントを変えてみる

どうしても設定条件を変えたくない場合には、「利用する転職サイトや転職エージェントを変えてみる」のも一つの方法です。

同じ時期であっても、転職サイトや転職エージェントによって保有している求人内容も求人件数も異なります。

試しに、別の転職サイトで同じ条件を希望した場合には、どんな求人がヒットするのが見てみるのも良いでしょう。

転職・求人 トップ > 転職成功ノウハウ > 求人を探し応募する > 求人検索のコツ|希望条件の広げ方と絞り方

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

グッドポイント診断で、あなたの隠れた強みを診断してみましょう。

診断結果は8,568通り。あなたはどのタイプ?

リクナビNEXTで応募書類を自動作成

レジュメをカンタンに作成

履歴書と職務経歴書を作成するのが面倒な方は、リクナビNEXTにレジュメ登録するのがお勧めです。

新機能
・AI要約でワンタップで職務要約を自動生成
・AIと3分話すだけで「業務内容」を自動生成

リクナビNEXTに、プロフィールや職務経歴などを入力すると、入力された内容に従って自動で書類(レジュメ)が作成され、PDF形式でダウンロードすることが可能です。 ※『レジュメ』とは、リクルートの求職活動支援サービス共通で利用できる、職務経歴書機能です。

作成はこちらから:あなたのレジュメを簡単作成(無料)
すでに会員の方はこちら:レジュメダウンロード画面へ

イベント・セミナー※リクルートエージェントに遷移します

RAGイベント

申込締切日が近いイベント・セミナー

イベント情報を更新中