面接時間の勘違い、準備不足…「面接失敗実例集」
転職成功の重要なカギを握る「面接」。しかし多くの転職経験者にとって、多かれ少なかれ面接では致命的なミスを犯してしまうもの。そこで転職経験者から「あ、やってしまった…」と後から気付いてしまった面接にまつわる大失敗エピソードをご紹介。「後悔先に立たず…」あなたも同じ過ちを繰り返さないように、しっかりチェックしていこう。
目次
「道に迷う」「時間を勘違い」など、面接に臨む前のトラブル
●episode1
書類選考が通り、一次面接を受けることに。面接場所に向かう際、最近購入したスマートフォンの地図アプリで面接場所を検索、結果表示された地図を頼りに最寄駅に到着後、現地に向かっていました。しかしその途中で突然、画面が真っ暗に。原因は“バッテリー切れ”…。結局道に迷ってしまい、面接時間に遅刻してしまいました。
●episode2
バイクを飛ばして面接会場にちょっと早めに到着。そのため、隣のコンビニで本を読んだりしてしばらくの間、時間をつぶしていました。そろそろ面接時間が迫ってきたころに店を出て戻ったら、道路に止めていたバイクに警備員の姿が…。その警備員に路駐していたことを咎められた上、タイミング悪くその現場を面接官に見られてしまいました。
- 面接時間を勘違いして、寝坊。急いで身支度を整えて向かったが、寝癖がついたままでネクタイもしめ忘れ、悪印象を与えてしまった
- 面接の前に事前説明会を受けることが必須でしたが、面接のことしか頭になくて出席できなかったため、選考の土俵にも乗れなかった
- 大企業の面接を受けようとした時、てっきり本社で受けると思っていたが「技術系職種の方は○○工場で面接します」と本社で言われた
「基本的な質問に答えられない」「睡眠不足」など、事前の準備不足
●episode3
面接で自己PRや会社の志望動機などに関しては、事前に練習していた甲斐もあって順調に応対できました。しかしその後突然、「ちなみに弊社の社長の名前はご存知ですか?」と質問され、全く把握していなくて答えられず…。しかもその質問をした面接官が社長本人だとわかり、気まずい雰囲気になってしまいました。
●episode4
時間ギリギリで面接会場に着いたこともあって、ちょっと焦りながら面接に臨むことに。その際、いつもならオフにしてあるはずの携帯電話の電源が、入れっぱなしの状態になっていたのです。しかも間の悪いことに面接中に着信が入った上、ヒップホップの着信音が流れてしまうことに…。その結果、明らかに場の空気が悪化して、不採用になってしまいました。
- 前日に面接時のイメージトレーニングを徹底的にした結果、寝不足で面接時にあまり的確な回答ができなかった
- 面接当日、自分の作品を持参する予定でしたが忘れてしまい、具体的なアピールができなかった
- 複数社の面接を予定していたが、次の面接をほかの企業の面接と勘違いしていたことに直前になって気付く。心の準備ができないまましどろもどろな回答に終始してしまった
「余計なひと言」「本音がポロリ」など、発言の失敗
●episode5
ある企業に面接を受けに来た時のこと。実はいくつかすでに内定を得ていましたが、「とりあえず受けてみて、よかったらここにしよう」という軽いノリで受けたのです。その面接の場で志望動機を聞かれた時、ついつい「他が決まっていますが、念のため受けに来ました」と言ってしまいました。明らかに面接官の表情が険しくなり、気まずい空気に…。
●episode6
ひと通り、面接での応対が済んだ後に面接官から「ほかに何か質問はありますか?」と聞かれました。特に質問が思い浮かばず、かといって「特に何もありません」と答えるのも悪い印象を与えてしまうかな、と思いとにかく何か質問しなければとの思いでいきなり「給料はいくらですか?」と、ついつい本音で聞いてしまいました。
- 「家が遠いけど大丈夫?」と質問され、「親が車で駅まで送ってくれるから大丈夫です」と余計なことまで発言
- 「ほかにどこを受けていますか?」と質問され、あっさり競合の企業名を答えてしまった。せめて「その中でも御社が第一志望です」とつけ加えるべきだった
- 「なぜ転職をしたいのですか?」と聞かれ、前職の悪口や愚痴を言ってしまった
「謙遜しすぎ」「調子に乗りすぎ」など、アピールの失敗
●episode7
ほぼすべての質問に対して、マニュアル通りに回答することができ、自分としてはバッチリ対応できたと満足していました。すると面接官から「教科書通りではなく、君自身の意見が聞きたい」とバッサリ。それまでの余裕から一気に突き落とされ、青ざめてしまいました。
●episode8
面接官から「何か特技はありますか?」と聞かれたときのこと。子どものころから歌が得意で、合唱コンクールで優勝したこともあったので、アカペラで歌うことに。しかし調子に乗りすぎて、気が付いたらフルコーラスを歌ってしまいました。「お上手ですね」と面接官に感想を言っていただきましたが、明らかに苦笑していました…。
- 面接官に自分の仕事に対する意欲をアピールしたくて、相手の意見に対してことごとく反論しすぎたため、かえって印象が悪くなってしまった
- 自分に自信があったので、「御社に採用された場合、私は何をすればいいでしょう?」と逆に質問してしまった
- それなりの実績を積み上げてきたものの、初めての転職で不安があったため面接で自分を過小評価してしまい、うまくアピールできなかった
「会話のギクシャク」「早とちり」など、コミュニケーションの失敗
●episode9
面接室に入室後、最初にあいさつをしたまではよかったのですが、その流れで面接官に言われる前に席に座ってしまいました。それまでに何度も面接を受けていたこともあり、自然と体が動いてしまって…。面接官はそのことに対して特に何も言いませんでしたが、ちょっと驚いたような仕草を見せたので、「失敗した!」と反省しました。
●episode10
職歴について質問された時、「できる限り丁寧に説明して、理解してもらいたい」と思うあまり大学卒業後からの10年間、1年1年単位で事細かに説明してしまいました。気がつくと30分くらい一方的に話し続けていて、さすがに面接官もあきれ顔…。もう少し簡潔に説明すれば良かったと後悔しました。
- 志望動機を聞かれ「大企業だから」と雑な答えをしてしまった。一応その後取り繕いましたが、不採用に
- 「これまでどんな業務を経験してきましたか?」と質問されたが、緊張のあまり思わず学生時代のエピソードについて話してしまった
- 「人事の業務はわかるみたいですが…」と面接官がボソッとつぶやいたのを聞いて、「給与計算も勤怠管理も社会保険もすべて経験してきました!」と早口でまくしたててしまった。
その後「経験のない業務でも頑張れるか聞いてみたかっただけ」と言われてしまい、悪い印象を与えてしまった
【失敗しないために押さえておきたいポイント】
面接前
- 面接会場と開始時間
- 会社の基本情報
- アピール内容や、想定される質問への受け答え
当日
- 面接官の話を落ち着いてしっかり聞く
- 自信を持って、過剰にならないように簡潔にアピールするように心がける
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