卒業後、留学していた場合の職務経歴書の書き方
学校を卒業したあと、海外に留学。そして帰国後に就職活動をする場合も、職務経歴書は必要なのでしょうか。また、どのように書いたらいいのでしょうか。
今回は、留学経験のみの場合の職務経歴書の書き方をご紹介します。
留学していた場合の職務経歴書の書き方ポイント
第二新卒として中途採用の求人に応募する場合は、他の応募者は職歴がある可能性が高いので、職歴がなくても、「どんなことができる人物なのか」を伝えるために、職務経歴書を用意しましょう。
留学先で学んだことを志望動機につなげる
留学経験を通じてどんなことを学び、どんなことを考えて応募企業を志望したのかを、自らの強みに結びつけて書き込むことが大切です。志望動機をしっかりと伝えましょう。
留学を通じて身に付けたことや、アルバイト経験を書く
留学を通じて得たものを、応募企業の仕事内容や、求められる人材像に結び付けます。留学中にアルバイトをした経験があれば、仕事内容や心掛けたこと、仕事を通じて得たことなどを、最後に書き添えるといいでしょう。
自己PR書を作成してアピールする
大学卒業後、すぐに海外留学した場合は、職歴がないので、「自己PR書」を作成するという方法もあります。留学の仕方はそれぞれですが、しっかりと目的を持って、将来に役立つものをいかに身に付けたかを書くようにしましょう。
中途採用の場合、アピール材料が語学力だけでは足りません。どんな経験をして、何を考えたか、具体的なエピソードを交えるといいですね。「留学を終えた後に、世界一周旅行をした」などの場合も、行動力をアピールすると良いでしょう。
留学していた場合の職務経歴書(自己PR書)の書き方例
自己PR
20XX年1月11日
○○ ○○○
■志望動機・自己PR
海外生活にあこがれ、オーストラリアで2年間、主に語学とビジネスを学びました。その間に、自転車でオーストラリア大陸を縦断。行く先々で大自然に圧倒されるとともに、困ったときに助けてくれた現地の人達に温かさに感動しました。また、留学先のメルボルンでは、現地の旅行会社に進める日本人スタッフの男性が、いつも何かと相談に乗ってくれました。留学を終えて、多くの良い思い出を持ち帰ることができたのは、現地の人々と、旅行会社のスタッフによる親身なサポートがあったからこそと感謝しています。
このような経験から、旅行にかかわる仕事に就きたいと思うようになりました。語学力と、オーストラリアで学んだホスピタリティ精神を生かし、旅行者や留学生の支えになりたいと考えています。
■留学経験で得たこと
何事もその人の身になって考えるという姿勢が、留学経験を通じて得た財産であり、私自身の長所であると自負しています。海外での生活は、想像以上に苦労を伴いましたが、そのおかげで困っている人の気持ちが分かるようになりました。同時に、困難を切り抜ける精神的なタフさも身に付きました。
また、世界各国の留学生と知り合い、さまざまな価値観に触れることができました。視野を広く持ち、色々な角度から物事を考えられるようになったと思います。
<語学力>
留学前にはTOEICのスコアが600点でしたが、留学後は800点まで上がりました。日常会話における意思疎通は問題なくこなせます。今後も語学の勉強は続け、900点を目指すつもりです。
■現地でのアルバイト経験
約2年間、日本料理店でホールスタッフのアルバイトをしていました。外国人の来店客に対し、料理だけでなく日本文化全般を紹介するよう努めたところ、これまでは気づかなかった日本の良さを再認識することができました。
●主な業務:ホールでの接客、皿洗いなど
●使用言語:日本語4割、英語6割
●心掛けたこと:日本文化に関するさまざまな本を読み、現地の人達に正しく伝えられるよう努力しました。
EDIT:リクナビNEXT編集部 ILLUST:二村大輔
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