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「キャリアパス」って何?転職成功につながる考え方のコツ

木製キューブを積み上げる手転職活動をしていると「キャリアパス」という言葉をよく耳にしますが、何を意味しているのかいまいちピンと来ない…という人は多いのでは?

今回は、キャリアパスの意味や、キャリアパスを考えるメリット、転職での活かし方などをご紹介します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

そもそも「キャリアパス」って何?

キャリアパスとは、組織の中で目指す職務や役職に就くためには、今後どのようなスキルや経験を積んでいけばいいのか…という「道筋」のことを指します。

多くの場合は、企業が自社の社員に対し、自社内で考えられるキャリアパスを複数提示しています。

例えば、マネジメントラインを目指すコースや、職種の専門性を極めてスペシャリストを目指すコース、幹部候補を目指すコースなど。

どのような仕事をどれくらいの期間経験し、どの程度の能力が身につけばどのポストに就けるのか、なども具体的に明示されるので、自身が身に付けるべきスキルや経験、そこに至るまでの期間などを把握することができます。

上司や人事部門との定期面談がある場合には、どういうキャリアパスが自分に向いているのかを話し合い、最終的には自身の判断で道筋を決め、それに沿って歩んでいくことになります。

ほかの「キャリア〇〇」とはどう違う?

「キャリア〇〇」という言葉はいくつかあり混同してしまいがちですが、意味合いが異なるためここで整理しておきましょう。

「キャリアアップ」
主に所属企業において職位が上がったり、役職が付いたりすることを表す言葉。特定分野において専門知識をつけ、仕事の幅を広げたり裁量権を得たりすることもキャリアアップに含まれます。

「キャリアプラン」
仕事において、自身はどういうキャリアを歩んでいきたいか考え、具体的な計画を立てること。現在所属している会社においてだけでなく、転職や起業、副業なども含めてスケジューリングすることになります。

「キャリアデザイン」
仕事を含めた人生全体の計画を考えること。家庭や地域生活、自身の子どもの教育や介護などを含めた、その人の人生設計を指します。キャリアプランよりももう一段広い、社会全体とのかかわりを含めたものと捉えるといいでしょう。

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キャリアパスを考えるメリットとは?

自身の「将来ありたい姿」を考えゴールを決め、そこから逆算して「今後やるべきこと」を計画することで、ブレずに行動することができるようになります。

日々の仕事に対するモチベーションや、知識習得意欲が高まるというメリットもあります。それに伴い年収アップや昇格の可能性も高まるでしょう。

また、人事や上司とキャリアパスを話し合う中で、自分の強みや弱みが明らかになり、伸ばすべき部分、補完すべき部分がつかめるのもメリットと言えるでしょう。

もちろん、将来ありたい姿を考える中で、「今いる環境では目標が達成できない」という結論になるケースもあり得ます。その際は、キャリアチェンジ制度などを用いた社内異動や、目標を叶えられる環境への転職という道を検討し、キャリアパスを再考しましょう。

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転職活動でのキャリアパスの活かし方

自身のキャリアパスを考えることは、転職にも有利に働きます。

自身の目標や将来ありたい姿が明確化されるので、それに沿ってブレずに応募先を選択できるというメリットがあります。

最近では、ホームページで「自社のキャリアパス」を紹介したり、先輩社員のキャリアパス例を紹介したりする企業もありますので、参考にしてみるといいでしょう。

また、応募書類や面接での志望動機や転職理由を、より明確にアピールできるというメリットもあります。

自身の目標や歩むべき道筋がつかめているので、発言に一つの軸が通り、応募先企業にも思いが伝わりやすくなるでしょう。

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キャリアパスの具体的な考え方

基本的には、人事部門や上司との面談の場で、フィードバックを受けながら目標を定め、細かいステップを組み立てていくことになりますが、「社内で提示されているキャリアパスがどれもピンと来ない」「自社にはそのような制度がない」「自分自身でキャリアパスを決めたい」などという場合のために、具体的な方法を紹介しましょう。

Step1:これまでの経歴を振り返り、棚卸しをする

いままでやってきた業務を紙などに書き出し、整理してみましょう。どんな業務を経験し、何を学んだのか、成功・失敗エピソードは…などと、できるだけ具体的に書き出すのがお勧め。その過程で自身の強み、弱み、志向などが整理され、進むべき方向性が見えてくるようになるでしょう。

Step2:どんなときに面白味ややりがいを感じたのか、振り返ってみる

Step1で書き出したものをベースに、どんなことに熱中し、やりがいを感じたのか、振り返ってみましょう。さらに「なぜ面白いと思ったのか?なぜやりがいを感じたのか?」と掘り下げることで、自身のこだわりや仕事への姿勢、価値観などがつかめるようになり、今後の目標が徐々に明確になります。

Step3:自分なりのゴールを決める

これまでのステップで、自分の志向やありたい姿が見えてきたと思います。例えば、「個人目標を達成するよりは、人を束ねて目標に向かって突き進むのが好きだから、スペシャリストよりマネージャー職を目指したい」「新しいことを企てているときが一番ワクワクするので、企画系の職種を目指したい」など。それをもとに、自分なりに「望ましい」と思うゴールを設けてみましょう。

Step4:ゴールに到達するために何が必要かを考える

まずは人事や上司に、「こういうゴールを目指すにはどういうスキル、どういう評価が必要となるか」をヒアリングし、それをもとに具体的な計画を立てましょう。例えば「マネージャーになるには、A評価を〇年間継続して取り続けたうえで昇進試験が必要になる」などのアドバイスが得られたら、それをベースに目標に日付をつけ、そこに至るまでのマイルストンを決めていきましょう。

もし「自社ではゴールに至るまでのステップが踏めない」と思ったら、転職も視野に入れてキャリアパスを組み立てましょう。転職エージェントなどプロに相談してみるのも一つの方法です。

キャリアパスを考えるときのコツ

前述の通り、キャリアパスを考えるメリットはたくさんあります。そもそも、「ありたい姿」を考えることなく、会社が用意したキャリアパスに単に乗っかるだけでは、もし途中で「自分には合わない」と気づいた時に軌道修正が難しくなるかもしれません。

自身のありたい姿を洗い出し、それに向かって計画を立てることで、本当に自分に合ったキャリアに向かって歩むことができます。その過程で「自らキャリアを切り開く喜び」も感じられるでしょう。

ただ半面、一度立てたキャリアパスに固執しすぎないことも大切です。今は変化が激しい時代なので、企業の体制や方針ががらりと変わる可能性もあります。例えば、携わっている事業が閉鎖・統合され、歩んでいたキャリアパス自体がなくってしまうといったケースもあるかもしれません。

また、一つの業務で実績を上げたら、それを評価して新たな役割を任されるなどチャンスが広がり、当初の計画通りにいかなくなる場面も多々あるでしょう。さまざまな業務を経験する中で、自分の中に思いもよらない別の志向が生まれる可能性だってあり得ます。

そのため、今の自分の「ありたい姿」は大切にしつつも、変わることを前提にキャリアパスを「仮置き」することが大切。10年先だと環境が変わっている可能性が高いため、2~3年先をいったんゴールにおいてキャリアパスを考え、定期的に見直し、更新していくことをお勧めします。

記事作成日:2021年7月19日 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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