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経営がやりたいから「経営コンサルへ転職」は正解か

プロに聞く転職のコツ_高橋 秀成さん_タイトル画像

<プロフィール>高橋 秀成
株式会社ディーセントワーク代表取締役。株式会社キープレイヤーズでパートナーを務める。時短転職、定時帰宅、在宅勤務などその人のライフスタイルに沿った転職支援を心がけ、コンサルタントや経営層、エンジニアから各種専門職まで幅広い支援を行う。採用している社員の9割が在宅のママさんワーカーと時短社員である。

 経営コンサル希望者の志望動機の多くが「経営スキルを身に付けたい」

コンサルティングファームに転職したいという人の多くが「将来は経営に携わりたい」「経営のスキルを身につけたい」と言います。ロジカルシンキングや問題解決能力を付けてキャリアップに繋げたいという発想ですね。しかし同じ「経営」と呼び名がついても経営することと経営コンサルティングはまったくの別物です。経営者の仕事はモノを買ったり、人を雇ったり、借り入れをしたり、つまりは「決める」こと。でも、経営コンサルタントはそれを一切しません。経営コンサルタントがやるのは例えば「Aという事業とBという事業のどっちをやったらいいですか」という相談に対し、Aです、Bですと答えるんじゃなくて、AかBか判断する材料を調査・分析して提供すること。これは経営ではありません。当事者として意思決定する仕事と第三者の立場で推奨する仕事はまるっきり違います。

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経営コンサル→事業会社という遠回りで、チャレンジの賞味期限切れに

将来経営に携わるため、まずコンサル会社で学んでから事業会社に行こうというステップは、そもそも発想が間違っています。これはベンチャー各社の経営者も声を大にして言っていることです。彼らは新卒の学生に対しても「コンサル会社行ってからじゃなく、すぐうちに来なさい」と声を揃えます。それでも若手の転職者の多くは「問題解決能力や論理的思考を身につけたいから」とコンサルティングファームへの転身をしたがりますが、本当の意味での問題解決能力なんて自分が当事者じゃない限りなかなか身につきません。ようやくそれに気づき、「AかBかを判断する材料を提供する仕事から自ら判断する仕事に移りたい」と思った時にはもう20代も終わり、ということになりかねない。年収も下がりやすい状況で必死に転職活動をするくらいなら、いっそのことコンサルティングファームからスピンアウトして、ブティック型のファームを自分で経営したらいいと思います。

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要は何がしたいか。好きなこと、大切にしていることを信じなさい

コンサルティングファームからの転職を考えている人の相談に乗っていると、よく「自分は戦略系のコンサル出身なので“それなりの”企業に行きたいですね」という人がいます。こうした発言が飛び出すのは、何となく経営がしたいから経営コンサルに行き、経営のスキルがついたと勘違いしているせいかもしれません。じゃあ経営に近いキャリアを目指すならどういう軸で転職を考えるべきかですが、結局は、「仕事で自分は何がしたいか」ということに尽きます。「グローバル企業を舞台に、実現したら世界が変わるようなサービスを創造したい」とか、「新興のベンチャーで上場を目指したい」とか。面接でもメーカーに応募するとよく「なぜ●●(競合の大手メーカーなど)じゃなくてウチにきたの?」と自社の文化やものづくりへのこだわりを深くヒアリングされます。新興ベンチャーなら「なんであえてベンチャーなの?」とモチベーションの源泉を問われます。こういった企業の気持ちに応えるためには自分の好きなこと、大切にしていることを信じてそれを実現するために最適な環境はどこか、自分は何ができる人間でどんな価値を提供できるのかを考えることが、結局は経営に携わるキャリアへの近道なんです。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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