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転職の選考対策はどこまでやればいいのでしょうか?【転職相談室】

リビングで考えごとをする人

転職活動を始めてみたものの、応募書類や面接などの選考対策をどこまでやればいいのかわからない…と悩むSさん。

選考対策についての考え方や、書類・面接を通じて何をどのようにアピールすべきかなど、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

どこまで選考対策をすればいいのかわからず、準備に時間がかかっています(Sさん/29歳/販売職)

相談者
相談者

<相談内容>
スーツを中心とした紳士洋品の店長をしています。労働人口が減ったりオフィスのカジュアル化が進んだりリモートワークの機会が増えたり…などの理由で勤務先の経営は厳しくなっています。

このままでは将来が不安なので、30歳を前に転職を検討しています。できれば営業職に転身したいのですが、営業は求人がたくさんあるうえに、「未経験歓迎」「人柄重視」など幅が広く、転職の選考対策をどこまでやればいいのかわかりません。

準備ばかりに時間がかかり、なかなか応募できずにいます。

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選考対策は正解やゴールがないので、どこかで線引きを

▶相談者
希望の転職先から内定を得るためには、事前にしっかり準備して臨むことが大事だと思い、応募書類の内容や面接で伝えることを何度も練り直しているのですが…どこまでやればいいのかわからず、準備ばかりに時間がかかっています。

例えば志望動機を考え、ブラッシュアップしても、これが正解なのかがわからず「もっといいまとめ方があるんじゃないか」と不安になってしまって…なかなか応募に至れません。

▶アドバイザー
まず大前提として、応募書類や面接対策には、「これが正解」というものがあるわけではなく、「ここまでやればOK」というゴールもありません

そもそも選考対策は、応募する職種や選考フロー、自身の経験・スキルによっても異なります。

筆記試験があるならばその対策も必要ですし、コンサルティングファームなどであればフェルミ推定やケース面接の対策もしておいたほうがいいでしょう。

そして、経験が浅い場合と経験豊富である場合ではアピールの仕方が異なりますし、異業種への転身になれば「なぜその職種を目指すのか」「これまでの経験がどう活かせるのか」を伝える必要があります。

▶相談者
私の場合は、どこまで対策準備をすればいいのでしょう?

完璧にやろうとすると、いろんなことに目が行ってしまい、なかなか応募に踏み切れず焦っています。

▶アドバイザー
応募書類の内容や面接で話すことを何度も見返し、練り上げるのは悪いことではありません。

転職は今後のキャリアを左右する一大イベントですので、時間を割いて準備したほうが後悔は少ないと思います。

ただ、繰り返しになりますが正解があるわけではないので、どこかで線引きしないとキリがありません。

目安になるのは、「この内容であれば、自信を持って選考に臨めそうだ」と思えたタイミング。まずはそう思えた時点で応募してみて、後は応募企業の反応を見ながらブラッシュアップしていきましょう

実際に選考を受けてみることで「この話はウケがいいな」「もっとここを膨らまして伝えよう」などと気づくこともありますよ。

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書類や面接を通じてコミュニケーション力の高さをアピールしよう

▶相談者
ありがとうございます。では一般論をお伺いしたいのですが、販売職から営業職の転身を目指す場合は、どのような準備や対策が必要ですか?

実は、営業職ということだけは決まっているのですが、どんな業界や分野の営業職がいいのか、絞り切れていません。

▶アドバイザー
営業と言ってもさまざまな仕事がありますが、まずは大きく「個人を相手にする営業か」「法人を相手にする営業か」でわけて考えてみましょう。

  • BtoC(Business to Consumer)個人を相手にする営業:生・損保や証券などの金融や、不動産などが代表例
  • BtoB(Business to Business)法人を相手にする営業:広告代理店やIT、人材、メーカーなどが代表例

紳士服の販売を手掛けてきたSさんの場合、個人を相手にするBtoC営業のほうが親和性は高く、営業に準ずる経験・スキルがあると判断する企業が多いと思います。

法人向け営業よりも、内定獲得の可能性は相対的に高いといえるでしょう。

個人向け営業では、初めて会う人とも早く打ち解け、安心感・信頼感を持ってもらえる「コミュニケーションスキル」が重視されるケースが多いので、販売の仕事を通じてお客様とどうコミュニケーションを取ってきたのか、接客の際にどんなことを心掛け、気を配ってきたのかなどをメインに書類や面接でアピールすると、「営業未経験でもすぐに力を発揮してくれそうだ」という印象につながります。

▶相談者
個人向け営業は経験が活かせそうだし、成果を上げた分高収入につながるとは思うのですが、どちらかというとじっくり顧客と関係性を築き、長く腰を据えて臨めそうな法人向け営業のほうに興味があります。

▶アドバイザー
法人向け営業の場合は、仕事を通じて企業とコミュニケーションを取ってきた経験が評価されます。

人手不足の折、もちろん未経験者にもチャンスは広がっていますが、「どちらかといえば未経験者よりも即戦力の経験者がほしい」と考える企業が多いでしょう。

したがって、もし法人営業に応募するならば、より書類や面接対策を十分に行ったほうがいいと思います。

「なぜ法人営業がやりたいのか」「これまでの経験が法人営業でどのように活かせると考えているのか」を整理し、思いを伝えましょう。

そしてSさんの場合、店長経験は法人営業へのアピール材料になり得ます。

責任者として店舗運営を担ってきた経験…たとえば、中長期の店舗運営戦略や、各種施策の企画立案力、売上やコストなどの数字分析力などは、法人営業でも大いに活かせると思われるので、ぜひアピールしてください。

逆に、個人営業ではプラスになる「個人顧客との密なコミュニケーション経験」は、アピール材料にはなりにくいでしょう。

▶相談者
なるほど、顧客によってアピールポイントも変わってくるのですね。気づいていませんでした。個人向け営業か、それとも法人向けにするかは、もう一度考えてみたいと思います。

▶アドバイザー
そして、営業の場合は特に面接対策をしっかり準備しておいたほうがいいと思います。

個人向けでも法人向けでも、営業の仕事は「コミュニケーションスキル」「話術」が必要不可欠。

面接の場で、相手の質問の意図をうまく汲み取り、返答する練習をしておくといいでしょう。

家族や知り合い、転職エージェントなどを相手に模擬面接を行ったり、自分で鏡の前で話したりするなどの方法で、練習するといいでしょう。

▶相談者
なるほど、模擬面接はまだ行っていませんでした。

第三者に話す内容や話し方などを見てもらい、自信を持って臨めるまで頑張りたいと思います。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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