7月に転職活動を始めるメリット
転職活動をする中で、活動をする時期によって違いがあるのか気になる人もいるのではないでしょうか?この記事では7月に転職活動をするメリットを紹介します。7月の企業の採用活動の特徴や転職活動者の傾向などを、「リクルートエージェント」のキャリアアドバイザーに聞きました。
株式会社リクルートキャリア キャリアアドバイザー
根本さより
外資系メーカー営業職を経て、リクルートキャリアに転職。現在、転職エージェントサービスを手掛ける「リクルートエージェント」のキャリアアドバイザーとして、主にインターネット業界全般を担当。
目次
【この時期の傾向1】新卒採用がひと段落し、中途採用求人件数が増加
7月は、大手・人気企業を中心に新卒採用がひと段落する時期。ある程度内々定出しを終え、今度は中途採用に本腰を入れようと動き出す企業が増え始めます。
中小・ベンチャー企業においては、大手企業がひと段落した今が本格的な新卒採用の本番になりますが、一方で、新卒で採用し切れない分を中途採用で補てんしようとする企業も増えてきます。
【この時期の傾向2】10月入社に向けて企業の採用意欲が高まる
多くの企業が下半期に入る10月1日は、組織変更や人事異動、新規事業などをスタートさせるのに区切りのいいタイミング。この日に合わせて中途採用を行う企業は、実はとても多いのです。また、上半期の業績を踏まえ、採用計画を見直し、増員に踏み切る企業が増える時期でもあります。
10月1日入社に向けて採用スケジュールを逆算すると、応募者が在職中の場合、一般的には退職手続きには1カ月ほどかかるので、企業側は8月中には内定を出したいところ。さらに8月はお盆休みもあるので、企業側としてはお盆休みまでに選考を進めておきたいと考えるようです。そのため、7月のこの時期は企業側の採用活動が活発になる傾向にあります。
【この時期の傾向3】ボーナス後の退職希望の波がひと段落し、転職活動者数が減る
毎年6月は「夏のボーナスをもらってから辞めよう」と考える人が多く、転職活動者数が増える時期ですが、7月はその動きがひと段落します。ただお盆休みに入ると、長期休暇の間に自身のキャリアを見直す人が増えるため、休み明けに一気に転職活動者が増える傾向にあります。転職活動を開始するならば、一時的に転職ライバルが減る今が動きどきと言えそうです。
7月はチャンスの多い時期!転職を考えているならば、積極的に活動を
前述のように、求人件数が増え、かつ転職ライバルが少ない今の時期は、転職活動を行ううえでチャンスの多い時期と言えるでしょう。もし今転職活動を考えているならば、ぜひ積極的に活動してみましょう。
中途採用は、新卒採用のようにスケジュールが決まっているわけではありません。募集条件に合う人から応募があれば、早めに募集を締め切ってしまうケースも当然あり得ます。また、10月1日入社に向けて、お盆休み前にある程度選考を進めておきたいと考える企業が大半。気になる求人がある場合は、チャンスを逃さないように注意しましょう。
なお、今すぐは転職を考えていない人であっても、チャンスの多い時期に行動してみるのはおすすめ。応募先企業からのフィードバックから自身の市場価値をつかめたり、思わぬ可能性に気付けたりするというメリットがあります。転職活動に臨む過程で、仕事やキャリアに対する考えがまとまるという効果も。このタイミングで、自身の思いに向き合ってみてはいかがでしょうか?
今からはじめる!転職活動のモデルスケジュール
- 7月中
- 応募先企業を選定し、随時応募
↓ - 7月下旬~8月上旬
- 面接を受ける。新たな求人の検索・応募も並行して行う
↓ - 8月中旬~下旬
- 内定獲得
上司に退職を申し出
↓ - 8月下旬~9月
- 後任に業務の引き継ぎ
退職手続き
↓ - 10月1日
- 新天地へ!
WRITER:伊藤 理子 EDIT:リクナビNEXT編集部
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