転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/12/06 UPDATE 毎週水・金曜更新!

看護師の履歴書・志望動機の書き方

転職活動の場合は履歴書と職務経歴書を提出することが一般的ですが、看護師の転職活動では、応募書類は職務経歴書を使わないケースも多いようです。では、履歴書には何を書くべきなのでしょうか。

リクルートメディカルキャリアのキャリアアドバイザーに、看護師の場合の履歴書の書き方のポイントを聞きました。

看護師の転職の特徴

看護師の場合、他の職種に比べ転職を重ねる方が多い傾向があります。転職とひとことで言っても、やりたいことを実現するために自分が所属したい科へ移るケースと、結婚・出産などのライフステージの変化によって働き方を変えたいケースなど、転職の目的はさまざま。50代以降では、転職先として、病院のほかに、定年まで長く働くことを考え介護系に進む方も少なくありません。

看護師の転職活動の大きな特徴として、履歴書に記載された病院の規模や担当領域、経験年数によって応募者の経験・スキルが想像できるため、職務経歴書の提出をあまり求められず、面接を重視される点があります。そのため、面接前に提出する履歴書で、経歴や志望意欲をアピールすることが大切です。

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看護師の履歴書の書き方

学歴や職歴をまとめる履歴書。経験者であれば、配属先と役職を記すことで、どのようなスキルを持った人なのか、何の経験がある人なのかを伝えることができるのが、看護師の転職の特徴です。

学歴・職歴欄

学歴は履歴書の基本通り、高等学校から看護学校(看護学部)までを記しましょう。

職歴欄では、病院名・担当科名・在籍年数のほか、管理職(主任・師長)経験がある方は必ず書きましょう。役職についていなくても、後輩の育成や委員会活動の実績など、リーダーシップを発揮した経験があれば、その内容を書いておくことをお勧めします。

看護師の教育制度には「クリニカルラダー」というキャリア開発プランがあり、能力向上や人事評価の判断基準として多くの医療機関で活用されています。リーダーシップ経験を記しておくことで、「この看護師はクリニカルラダーのレベル1~4のうち、3だと考えられる」などと判断してもらうことができます。

資格欄

認定看護師や特定看護師など、公的な資格として認められているものを持っていれば書きましょう。

志望動機欄

採用する病院側(多くは看護部長)が履歴書に目を通す短い時間内に、キャリアをいかにわかりやすく伝えるかがポイントです。そのため、志望動機欄にはまず職歴のサマリー(要約)を書くことをお勧めします。

「消化器科5年、循環器科3年、計8年の看護師経験があります」という一文があれば、病院側はどの程度の知識や経験を持っているかをおおよそイメージすることができます。具体的にどのような疾患を担当したことがあるか、患者さんの看護エピソードなどは、面接で聞かれた際に詳しく伝えられるように頭の中で整理しておきましょう。

志望動機では、なぜこの病院のこの科を志望しているのか理由を記します。「この科でこういう患者さんを診て、この分野を学びたいので、貴院を志望します」と具体的に書くためにお勧めしたいのは、病院の見学説明会に行くことです。病院のホームページでは、定期的に見学説明会の開催を告知しているところも多いので、志望する病院は必ずチェックしましょう。見学説明会への参加が決まったら、そこで働く師長や看護師に聞きたい質問を用意します。自分が転職によって実現したいこと(担当したい業務)は何か、それが見学先の病院で叶えることができるのかを質問し、叶えられるとわかれば、それが明確な志望動機になります。院内を眺めているだけでは、どのような働き方をしているのかわかりませんので、看護師に直接質問できる見学説明会の機会をしっかり活用しましょう。

自己PR欄

自己PRには、自分が得意としている看護内容を記します。採血など、どこにいっても通用するスキルがあれば、それらをまとめるといいでしょう。志望動機欄と自己PR欄が同じ枠になっている履歴書も多いので、最後の1行に加える形で十分です。

本人希望欄

とくに何か書く必要はありませんが、子育てや介護などプライベートな事情により、休みが固定で発生してしまう方や就業規則通りに働けない(時短勤務希望などの)ケースがあれば書いておくといいでしょう。

履歴書に書けることは限られていますので、経験年数や実績を端的にわかりやすく伝えることが大切です。具体的なエピソードは面接で答えられるように整理しておきましょう。

記事作成日:2017年11月28日 EDIT:リクナビNEXT編集部

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