面接で聞かれる質問と回答例【志望動機編】
面接で聞かれる質問のうち、志望動機に関する質問の回答例についてまとめました。志望動機は、中途採用の面接で必ず聞かれる質問のひとつです。
「なぜこの会社を志望するのか?」という問いに対する回答は、事前にきちんと準備しておきましょう。
目次
志望動機の質問を通じて採用担当者が知りたいことは?
企業の採用担当者は、志望動機の質問をすることによって、入社意欲の高さを確認しています。中途採用の場合は、欠員補充や新規事業の立ち上げなど、入社後に即戦力となる人材を募集していることが多いため、入社確度の高い人を優先して採用する傾向にあります。そのため志望意欲の高さは、面接でぜひとも伝えたい重要なポイントです。
また、意欲の高さとともに入社後に長く活躍できる人材かどうかも判断しています。志望動機と募集内容が合っていれば、やりがいを持って働いてもらえる可能性が高いからです。
なお、志望意欲とともに、「面接」という重要なアポイントに対してどのように準備をしてきたのか、どのようなコミュニケーションスタイルなのかなど、ビジネスパーソンとしての仕事への向き合い方、姿勢もチェックしています。
動画で学ぶ志望動機の伝え方
こちらの動画では、面接での志望動機の伝え方について動画で解説しています。ぜひチェックしてみてください。
質問例1:どうして当社に応募したのですか?
会社をどれだけ研究してきたかによって、興味の度合いを探っています。よく研究しているという印象は、「意欲の高さ」や「仕事に真摯に向き合っている」とも受け止められます。
▼回答のポイント
- 会社研究にはどのような手段、材料を活用したか
- 求人広告の会社概要をよく読んだか
- 事業内容や仕事内容まで十二分に把握できたか
- 会社研究の結果、どんな点に大きな興味を抱いたか
【回答例】
会社案内をお送りいただきましたので読ませていただきました。また、ホームページを通じて御社の製品の概略は勉強したつもりです。若手社員でも社長に直接メールで提案できる制度があるなど、風通しのいい経営がなされていることに最も興味を覚えました。
質問例2:当社に対してどんな印象を持っていますか?
会社に対する関心が高ければ、それなりにイメージはあるはず。その会社がつくっている製品、扱っている商品や店舗の雰囲気などに関する印象も盛り込みたい。
▼回答のポイント
- どんな点に最も魅力を感じているか
- 製品や店舗にどんな印象を持ったか
- 会社訪問後の印象のギャップは?
- どんなイメージ戦略を取っているか
【回答例】
御社の企業理念にもありましたが、来社して、あらためて清潔、清浄、清涼をモットーとする御社のクリーンなイメージを強く感じました。
質問例3:ほかにはどんな会社を受けましたか?
かけもち応募をしていることは問題ではありません。それよりも、希望に一貫性があるかどうかがカギになります。
▼回答のポイント
- 応募している会社の共通点はどこか
- キャリア・ステップと絡めた説明ができるか
- 御社が第1志望だとアピールできる材料があるか
【回答例】
はい。同じ建設業界の中でも、御社と比較して規模の小さな工務店1社にも応募しています。企業規模の大小が希望の仕事に就くうえで影響すると考えたからです。
質問例4:当社の店(商品)を利用したことがありますか?
流通業などの場合、会社研究の一環として「店舗をのぞいてみるくらいはしてほしい」という前提のもとに質問しています。メーカーの場合は、商品について聞かれることが多いようです。
▼回答のポイント
- 会社研究の対象として店舗を利用したことがあるか
- 店舗内の印象、従業員の働きぶりに対する印象は?
- 製品に関して、改善すべき点は?
- 他の店舗、他社製品との相違点は?
【回答例】
以前から利用してはいましたが、御社に応募するに当たって、5店舗ほどに行ってみました。どの店でも、スタッフがきびきびと笑顔で働いていて、社員教育が行き届いている会社だなと印象を新たにしました。
質問例5:この仕事を選んだ動機を聞かせてください
応募者の志向と動機の強さを測っています。目指す目標がはっきりしていれば、単なるあこがれではないことが分かり、入社後の成長も期待できるという意図があります。
▼回答のポイント
- 仕事の面白いところ、つらいところはどこか
- 自分のどんなところがその仕事に向いていると思うか
- 過去の経験と接点があるか
- その仕事に就くために、どんな努力をしてきたか
【回答例】
ものづくりに携わりたいという願望が子供のころからあり、○○に出会ったときに、人のために直接役に立つ製品づくりを知り、自分も携わりたいと強く感じました。
質問例6:この仕事には何が大事(必要)だと思いますか?
仕事内容を理解できているか、仕事がイメージできているかを探っており、未経験者に対して聞かれることが多い質問です。仕事の特性を踏まえ、あなたが経験から導き出した解釈を伝えましょう。仕事への取り組み姿勢もアピールするとよいでしょう。
▼回答のポイント
- その会社が利益を出す仕組みは具体的にどうなっているのか
- 希望職種に必要な資質は何か
- 今までの経験や資質がその会社の仕事に応用できるか
【回答例】
いかに顧客の立場に立って考えることができるか、その一点に尽きると思います。顧客の嗜好や家族構成、年齢など、あらゆる情報を総合して、顧客に合ったプランを提案することを心がけています。
質問例7:入社したらどんな仕事をしたいですか?
あなたが持っているイメージと現状にギャップがないかを確認するための質問です。また、事前準備をしっかり行っているか、仕事に対して具体的なイメージを持てているかをはかる目的もあります。応募企業との接点を意識して、将来の目標やキャリアプランを盛り込んだ上で、あなたがやりたいことを明確に伝えましょう。
▼回答のポイント
- 特にやりたいと考えている業務、分野は何か
- 仕事に何を求めるのか
- 過去の経験を、どう生かそうと考えているのか
- 会社にどんな貢献ができると思うか
【回答例】
御社の主力商品である○○の販売促進チームに参加したいと思っています。 大きな反響が得られるよう、これまでの経験やスキルを十分に発揮できればと思います。
質問例8:将来どんな役職に就きたいですか?
マネジメント志向か、プロフェッショナル志向かを探ろうとする質問。どちらにしても、その理由を具体的、かつ前向きにアピールすることが重要です。
▼回答のポイント
- マネジメント志向なら今までの経験と業績
- プロフェッショナル志向なら今までの経験と身につけたスキル
- 将来の自分を具体的にイメージする
【回答例】
今後ともバイヤーとして専門性を生かしていきたいです。 世界中からこれはと思えるものを発掘し、消費者に提供する。自分の目と判断で商品構成を決められるような立場になれれば最高ですね。
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EDIT:リクナビNEXT編集部
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