【体験談】販売店での接客の経験を活かし、36歳でタクシー乗務員に転職
| リュウスケさん(仮名)37歳 販売→タクシー乗務員 |
突然の店舗閉鎖。振り返ると疑問ばかりの職場だった
ある日出社すると、「この店舗は月末に閉鎖するから」と突然告げられた。リュウスケさんが36歳の時である。
「首都圏に数店舗展開する携帯電話の販売店でした。正社員として働いていたのですが、店舗閉鎖の通達後も、待遇はどうなるのかという今後の話は一切ありませんでした。出社もしなくていい、ただし待機期間は有休を使えと言われて、身動きが取れない状態になりました。何度掛け合ってもらちがあかず、このままではまずいと焦り始めました。」
同じ店舗でも若い同僚は次の店舗配属が決まっていった。リュウスケさんだけが取り残され、上司や本社人事に今後の配属先を尋ねたが、「もう少し待機してくれ」と言われるばかり。そもそも店舗閉鎖以前から職場の環境は良くなかった。勤務時間は長く、朝10時出社で帰りは終電。収入も手取り20万前後で、賞与はなかった。
「店長不在の店舗だったのですが、ある日本社の役員が来て『今日から〇〇が店長だ』と、年下の後輩を指名してその場で決まるなど、会社の人事異動にも疑問を抱いていました」
こうした不満と不安に耐えられず、店舗閉鎖をきっかけとしてリュウスケさんは転職を決意した。
接客経験を活かせる仕事を探してタクシー乗務員の求人に出会う
リュウスケさんは販売店に入社する以前にも販売接客業を経験しており、お客様と直接向き合うサービス業が好きだった。そこで、接客経験を活かせる仕事を軸にして求職活動を開始。その中で目に飛び込んできたのがタクシードライバーだった。
「職種は全然違いますが、接客業に変わりはありません。仕事内容を見てみると、研修制度も充実しているし、仕事内容は大きく変わりますが大丈夫かなと思いました。何より、歩合なので頑張ればその分、きちんと還元されるところにも惹かれました。」
転職後の職場は、幅広い年齢層と元会社経営者などユニークな前職経験を持つ人が多く、話していて楽しいと感じている。仕事は自分でどのエリアを運転するか、どのように乗客を獲得するかなど自分なりに考えて計画を立てられるし、自分のペースでどのくらい働くかを決められる。収入も手取り約30万を超えるようになり、休みもきちんと取れるようになった。
「一番良かったのは、やればやっただけ稼げること。終業時にその日の売り上げを報告するとき、目に見える成果があるのが嬉しいし、努力がきちんと報酬になって返ってきます。前職ではそうしたことは一切ありませんでしたから、大きなモチベーションになっています。また、外国人観光客が激増しているので、今後ますますタクシーのニーズが高まると感じています。今はどんなお客様に対しても上質なサービスを提供できるよう、『東京観光タクシードライバー認定』を受けようと勉強しているところです」。
転職活動を振り返って
これまで経験を積んできた販売職に限ることなく、「サービス業が好き」という自身の志向に立ち返ったことで、幅広く求人を探すことができた。職種・業種を広げると、希望する条件に適う求人数も増える。もし希望の求人が見つからない時は、「仕事でやりがいを感じるシーン」を考えてみると、これまで見つけることができなかった求人に出会えるかもしれない。
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