転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2018/07/13 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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毎月の契約更新に心細さを感じ、派遣社員から正社員を目指して転職

ユキさん(仮名):35歳 DTPオペレーター

新卒で入った会社は激務で体調を崩し退職。その後は派遣社員に

デザインの世界に憧れて、高校卒業後は専門学校でグラフィックデザインを学んだユキさん。卒業後は専門学校の紹介で地元の制作会社に就職し、DTPソフトのデザイナーとして働き始めた。「デザイナーは体力勝負とは聞いていましたが、毎日朝の9時から夜は日付が変わるまで残業が続きました」。2年間は修行のつもりで頑張ったが、とうとう体調を崩し、「もう無理です」と会社に伝え、辞表を提出した。

新しい仕事を求めて上京し派遣会社に登録したところ、すぐに職場を紹介され、DTPオペレーターとして働き始める。いくつかの派遣先でDTPオペレーターや事務の仕事を続けたが、IT系のWeb広告を制作している職場に派遣されたときに、仕事への満足度は一変した。

「派遣先の会社との契約更新は1カ月毎なんです。短期間で繰り返される契約更新に、自分が置かれている環境はとても不安定なのだと痛感しました。また、200人ほどの従業員の約半分が派遣社員で人の入れ替わりも激しいし、派遣会社ごとに派閥もあって、人間関係はギスギス状態。派遣されていた11カ月の間で上司は3回も変わった上に、仕事ではスピードと件数を求められて、心が安らぐ暇もありませんでした」。

派遣されて10カ月が過ぎる頃には会社の業績が下がり受注が減ったため、業務量が減少。仕事が落ち着いてきたタイミングで、派遣会社に退職の意思を告げた。

応募先に求める条件は「職種」「雇用条件」「職場環境」の3つに絞る

「派遣社員の時は1カ月ごとの契約更新で気が休まらなかったので、更新のない会社で腰を据えて働きたかった」というユキさん。派遣会社を辞める1カ月前から情報収集を開始し、ハローワークにも足を運んだ。これまでの経験が活かせるDTPオペレーター職を探したが、なかなか希望条件に合う求人は見つからない。諦めずに並行して転職サイトにも登録し、DTPオペレーターで正社員採用の求人を探し続けた結果、9社に応募し5社で面接を受けた。応募するにあたりこだわったのは、【DTPオペレーター】【正社員】【男女比に偏りのない職場】の3点。

「男女比については、最初の職場が男性のみで、体力が追い付かずに辞めた苦い経験があったことと、最後の職場が女性ばかりで人間関係がギスギスしていた印象が強かったので、偏りがない方が働きやすいのかな、と。あくまで自分の印象です」。

現在の会社は、面接の感触や会社の雰囲気が自分に合っていると感じ、入社することを決めた。面接官は、上司に当たる営業担当の男性と社長でいずれも30代半ば。自分と同世代で話が合いそうだと感じたことも、入社動機のひとつだった。

給料は下がったが、契約更新がない「安心感」を得た

「勤務時間は派遣時代と変わりませんが、時給で計算するとむしろ給料は下がっています。でも『ずっと働ける』という安心感には替えられませんね」とユキさん。入社したばかりで繁忙期の忙しさは経験していないが、現在は朝10時に出社し、定時の19時には会社を出る。残業もなく土日もしっかりと休めるので、趣味の美術館巡りや映画鑑賞をする心のゆとりもできた。

「実は過去にもハローワークを訪れたり、転職サイトに登録したりしたことはあります。派遣社員だとどうしても仕事の一部分にしか携わることができず、歯がゆい思いをしていたので…。でも、実際に転職するとなると実績を問われますし、ずっと非正規社員だったことも引け目に感じて、面接に臨む自信がありませんでした」。

これまで培ったDTPのスキルを活かしながら5年ほど経験を積み、いずれは企画の初期段階から参加して、自らアイデアを語れるようなデザイナーになりたいそうだ。

転職活動を振り返って

派遣社員時代の苦い経験から、正社員での転職にこだわったユキさん。正社員転職を実現するために、転職の条件は3つに絞り込んだ。その結果、派遣社員の時よりも年収は下がったが、希望の職種と雇用条件で転職を実現することができた。企業規模、職種、職場環境、福利厚生、年収……転職の際は、どうしてもできるだけ好条件を求めたくなるもの。しかし、あまりに多くの条件を応募先に求めすぎると、対象の企業は狭まってしまう。ユキさんのように「どうしても譲れない条件」を最初に設定することで、ブレない転職活動を進めることができるのではないか。