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履歴書の趣味・特技の書き方と例文【アピールできる強み別】

履歴書の自己PR欄とボールペン

履歴書の「趣味・特技」欄に何を書けばいいか、困った経験はありませんか。そもそも、趣味・特技欄は選考に影響するものなのでしょうか。

組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹さんに、趣味・特技欄の内容が選考に与える影響や、書き方のポイントなどについて聞きました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

履歴書の趣味・特技欄の書き方見本

履歴書の趣味・特技欄の書き方見本「見本」と「ポイント」まとめ

書き方のポイントとして、

  1. 趣味と特技は、見出しを付けて書き分ける
  2. カッコ書きや箇条書きなどで補足説明やエピソードを入れるのも有効

という2点を押さえておくといいでしょう。

履歴書の趣味・特技欄で採用担当者が見ているポイント(選考への使い方)

趣味・特技の欄は偽りのないその人らしさが出やすい部分。そこから人柄を判断している採用担当者もいるでしょう。

具体的には、配属予定部署のメンバーとの相性を確認したり、面接でのアイスブレイクに使ったりすることが多いようです。

1. 自社のカルチャーとのフィット度合いや配属予定部署のメンバーとの相性を確認する

面接の場で、趣味や特技に対する取り組み方や得られたことなどを聞き、その回答から、自社のカルチャーとのフィット度合いや配属予定部署のメンバーとの相性などを見て、選考判断の補足材料とすることはあるかもしれません。

2. 求職者の緊張をほぐすアイスブレイクに使う

面接のはじめに、アイスブレイクとして趣味・特技について質問することで、求職者の緊張をほぐそうとするケースもあります。

趣味・特技欄に書かれた情報が採用担当者との会話の糸口となり、人柄への理解も深まるため、面接がスムーズに進むという効果が期待できます。

3. 採用担当者アンケートによると、履歴書の趣味・特技はほとんど合否には影響しない

リクナビNEXTが採用担当者にアンケート調査を行ったところ、「履歴書の『趣味・特技』で合否の判断をしたことがあるか」という質問に対して、82%が「どちらもない」という回答でした。趣味・特技は、ほとんど選考に影響しないと考えて良いでしょう。

「履歴書の『趣味・特技』で合否の判断をしたことがあるか」に関するアンケートグラフ

※【調査概要】2018年3月20日~30日 株式会社クロス・マーケティング「就職・転職に関する調査」中途採用の選考官(書類審査や面接官)を経験した男女1500名

履歴書で良いアピールになる趣味・特技欄の記入例と解説

「どのようなことを趣味・特技として書けば良いのかわからない」と迷ったときには、次のような視点で選ぶといいでしょう。

仕事に活かせる趣味・特技を書く

応募企業・応募職種で活かせそうな趣味・特技があれば、ぜひ記入しましょう。

例えば、グローバル展開している企業であれば語学を趣味・特技としてアピールしたり、EC系企業であれば個人でWebページを作った経験を伝えたりする、などが挙げられます。

レベルや実績なども併せてアピールすれば、評価される可能性があります。

履歴書の趣味・特技欄の記入例
【例文1】
趣味:英語学習(毎日30分、英語ニュースを視聴し要約をSNSに投稿。オンライン英会話を週3回継続中)

【解説】 

英語学習を具体的な習慣と成果で示すことで、実績に基づいた語学力を持っていることが伝わります

特にグローバル展開企業や海外とのやり取りが多い職種では、入社後すぐに活かせるスキルとして評価されるかもしれません。

また「毎日継続して学習」「SNSでアウトプット」という姿勢に、自己管理能力や発信力の高さが表れており、ビジネス上の情報共有や提案力にもつながると捉えられるでしょう。

履歴書の趣味・特技欄の記入例
【例文2】
特技:Webサイト制作(趣味で個人ポートフォリオサイトを作成し、HTML/CSS/JavaScriptを活用。友人の小規模店舗向けにECサイト立ち上げも経験)

【解説】

具体的な制作経験や使用スキルを明記しているため、IT系やEC関連業務で即戦力として活躍できるイメージが湧きます。

ポートフォリオや実務に近い案件経験は、学習だけでなく成果物を形にできる行動力を示しています。

さらに「友人の店舗向け」という点で、顧客の要望を聞き取り反映するコミュニケーション力の高さが感じられ、社内外での調整や提案業務にも適性があると思われるでしょう。

人柄や強みが伝わる趣味・特技を書く

趣味・特技欄は、自身の経歴などではなく「人柄」や「強み・持ち味」を伝えられるスペースです。
自分ならではの個性がアピールできるようなものを選ぶといいでしょう。

内容によっては、この欄をきっかけに会話が生まれ、面接の場が盛り上がるかもしれません。緊張が軽減され、自分らしさが出せるようになる可能性もあります。

履歴書の趣味・特技欄の記入例
【例文1】
趣味:山登り(年に5〜6回、仲間と計画を立てて標高2000m級の山に挑戦)

【解説】
山登りは体力・忍耐力だけでなく、計画性やチームワークが必要とされる活動です。ルート設定や役割分担のエピソードは、業務におけるプロジェクト進行や安全管理に通じる能力を感じさせます。冷静な判断力や責任感の高さもアピールできるでしょう。

履歴書の趣味・特技欄の記入例
【例文2】
特技:料理(栄養と見た目にこだわったお弁当を毎日作成。SNSに投稿し現在フォロワー数が○万人)

【解説】

料理は創意工夫や段取り力、細部まで配慮する姿勢を伝えやすい特技です。

毎日お弁当を作るという手間のかかることを、栄養や見た目にも配慮している点で、「仕事でも質を重視して丁寧に進めてくれそう」と評価されるかもしれません。

面接で会話のきっかけになりそうな味・特技を書く

仕事に直接的な関係がなくても、個性的な趣味・特技や、珍しい趣味・特技があるならば、良い会話のきっかけになる可能性があります。

採用担当者の興味を惹き、趣味・特技をフックに会話が盛り上がることもあるでしょう。

履歴書の趣味・特技欄の記入例
【例文1】
趣味:御朱印集め(休日に全国の神社・寺院を訪問。これまでに150か所以上で御朱印を受け、記録ノートを作成)

【解説】

「150か所以上」という数字に好奇心の強さや行動力、継続力の高さが感じられ、記録ノート作成からは整理整頓や記録管理能力が高いことが伝わってきます。

直接業務に関係しなくても、会話が広がりやすく、応募者の人柄や行動パターンを知るきっかけになるでしょう。

履歴書の趣味・特技欄の記入例
【例文2】
特技:フラッシュ暗算 (4桁の足し算、3桁の掛け算を記憶しながら短時間で解答できます)

【解説】

珍しい特技かつ、面接の場ですぐに実演しやすいため、アイスブレイクにも使えるでしょう。

面接の空気を和ませる効果があります。また習得には集中力・練習量・継続的努力が不可欠で、その姿勢は業務にも通じるのでは。

意外性と実用性を兼ね備えた特技として印象に残ります。

履歴書に書く趣味・特技が思いつかない場合の記入例

どうしても書く内容が思いつかない、という場合は、日常の中で何気なくやっていることを整理していきましょう。

休日にしていることを趣味として書く

休日の過ごし方を振り返り、「好きなことやもの」をイメージしてみると良いでしょう。

よく行く場所や好きでよくやっていること、ストレス解消になっていることなどから考えると、思い浮かんでくるかもしれません。

履歴書の趣味・特技欄の記入例
【例文】
趣味:書店巡り(書店にて新書を読んだり、平積みされている本を眺めて売れている本の傾向を推測したりすることが好きです)

【解説】
知的好奇心や情報感度の高さが伝わります。

単なる読書ではなく流行や売れ筋傾向を推測する分析視点もあり、企画・営業・販売など幅広い業務に応用可能だと感じてもらえるかもしれません。

業務における長所を特技として書く

特技の場合は、例えば「気持ちの切り替えが早い」「初めての経験も楽しめる」といった特性や、「お客様の名前をすぐに覚えられる」「クレームゼロの接客」など業務における長所を書くという方法もあります。

履歴書の趣味・特技欄の記入例
【例文】
特技:記憶力が良い(人の名前や顔をすぐに覚えることができます)

【解説】

記憶力の良さに加えて、コミュニケーション力の高さに期待がもてる特技です。営業や接客、社内外の調整業務など人と関わる職種で即戦力として活躍するイメージを持ちやすくなるでしょう。

それでもどうしても浮かばない場合は、趣味・特技欄がない履歴書を選ぶ

やっぱりどうしても浮かばない、趣味・特技欄の部分で行き詰ってしまう…という場合は、趣味・特技欄がない履歴書を選ぶという方法もあります。

履歴書に書かない方が良い趣味・特技欄の記入例と解説

自信を持って趣味・特技と言えるものであれば、基本的に何を書いても問題はありませんが、以下の内容を書くのは避けたほうがいいでしょう。

面接で聞かれても答えられない趣味・特技

【NG例】
読書習慣がなくおすすめ書籍を聞かれても答えられないのに「趣味:読書」と書く
開発経験、リリース経験がないのに「特技:アプリ開発」と書く

【解説】

実際には知識や経験がないにも関わらず、「一般的な印象が良いから」という理由で趣味や特技を選ぶのはやめましょう。

面接時に質問されたときにうまく答えられないと、逆に印象を下げてしまいかねません。

表面的な受けの良さで判断するのではなく、実際に得意だと言えて質問されたときに具体的に説明できる趣味・特技を書きましょう。

ギャンブルや公序良俗に反している趣味・特技

【NG例文】
趣味:競馬、競輪、競艇、オートレースなどの公営ギャンブル、宝くじ、スポーツくじ、パチンコ、スロットの遊技など
特技:競馬の予想(的中率が高く負け越したことがありません)

【解説】

ギャンブルや賭け事など、一般的にあまり良いイメージを持たれないものや、公序良俗に反しかねないものを履歴書に書くのは避けたほうが良いでしょう。

採用担当者によっては、「ビジネスマナーに欠ける人物」という印象を抱く可能性もあります。

宗教や支持政党に関する趣味・特技

【NG例文】
趣味:〇〇党の活動支援、〇〇に対するデモ活動
特技:〇〇党の歴代党首の暗唱

【解説】

宗教や支持政党に関する質問は、いずれも会社が介入するべき事項ではなく、面接で聞くのはNGとされています。

したがって、趣味・特技として記入しても面接で質問されないので、書いても意味がありません。場合によっては、これらをあえて記入したことで不信感を抱かれる可能性もあるでしょう。

【アピールできる強み別】履歴書に書ける趣味・特技の例一覧

ここでは、転職活動でアピールしやすい強み別に、履歴書にも書ける趣味・特技の例を一覧表でまとめました。

自分がアピールしたい強みに沿った趣味・特技を選ぶために活用したり、一覧を眺めることで自分の趣味・特技を思い出したりと活用してみてください。

趣味・特技例アピールしやすい強み
筋トレ、マラソン完走、資格・検定取得やり抜く力自分に関わる強み
長距離登山、盆栽育成、ジグソーパズル忍耐力
日記執筆、語学学習、ラジオ体操継続力
囲碁・将棋、家庭菜園、編み物粘り強さ
イベント運営、DIY家具制作、短期での資格取得実行力
ボランティア活動、旅行計画と実行、地域行事参加活動意欲
プラモデル制作、写経、絵画制作集中力
サウナ巡り、ヨガ・瞑想、釣りストレス耐性
ブログ運営、フリーマーケット出店、地域活動の立ち上げ主体性
海外一人旅、スカイダイビング、登山挑戦心・チャレンジ精神
レシピ開発、タイピング速度、洋服や雑貨のリメイク改善・成長意欲
ポジティブな日記、自己啓発本を読む、名言収集前向き思考
資格取得勉強、オンライン講座受講、新技術の研究学ぶ姿勢
路上ライブ、即興スピーチ、演劇出演度胸がある・本番に強い
瞑想、トライアスロン、長距離ランニング感情をコントロールする力
富士登山、極寒キャンプ、自転車旅タフさ(精神力)
地域防災訓練参加、児童見守り活動、ボランティア使命感・責任感
フルマラソン、資格試験合格、貯金目標達成目標指向性・達成意欲
映画制作、同人誌発行、音楽バンド活動パッション(情熱)
博物館巡り、歴史研究、絶景スポット探索探究心
海外旅行、国際交流会参加、起業家勉強会参加好奇心
世界各国の料理作り、異業種交流会参加、バックパッカー旅行変化対応力・柔軟性
弾丸旅行、短期集中講座受講、朝活行動力
イベント司会、SNSライブ配信、イベント主催積極性
コーヒーミーティング主催、観光ボランティア案内、ボードゲーム会運営親しみやすさ他人に関わる強み
ホームパーティ企画、料理もてなし、贈り物選び気配り・ホスピタリティ
習い事継続、メンターからの学び実践、アドバイス記録素直さ
長期ボランティア、地域清掃活動、契約履行経験誠実さ
読書会参加、勉強会運営、資格更新管理真面目さ
スポーツ、合同作品制作、共同プロジェクト約束を守る
バンド活動、チームスポーツ、合唱団参加協調性・チームワーク力
子ども向けスポーツ指導、後輩研修、家庭教師指導・育成力
地域クラブ仲間募集・企画、イベント立ち上げ、クラウドファンディング働きかける力(巻き込み力)
セミナー講師、ブログ執筆、説明動画作成わかりやすく伝える力
カウンセリングボランティア、読書会司会、ファシリテーション傾聴力
スピーチ、YouTube動画発信、スライド作成プレゼンテーション力
飲み会の主催、旅行などのイベント調整、家電量販店での価格交渉調整・交渉力
マルチプレイヤーゲーム、異文化交流会、対話イベントコミュニケーション力
プロジェクト立ち上げ、地域活動代表、社会人部活動主将リーダーシップ
ボードゲーム戦略研究、プログラミング、将棋研究論理的思考力課題に対する強み
改善提案ワークショップ、業務効率化研究、問題解決型ゲーム課題発見力
イベント企画、旅行プラン作成、新商品の企画・構想企画力
登山計画、資金計画立案、長期学習計画の立案計画力
小説執筆、イラスト制作、漫画制作想像力
商品レビュー発信、デザイン、プレゼン資料作成提案力
投資分析、アクセス解析、統計データ整理分析力
国際情勢研究、異業種交流会、比較研究広い視点で捉える力
写真現像、ペン習字、データ入力正確性
タイピング、短時間料理、速読スピード

よくある質問

趣味・特技欄についてよくある質問をまとめました。

Q. 「趣味」と「特技」は分けて書くべき?

「趣味・特技」と2つがまとまった記入欄や、それぞれで書きたい場合などは分けて書いたほうがわかりやすいでしょう。

Q. 趣味・特技欄が空欄だと不利になる?

趣味・特技が浮かばないからといって、「特になし」と書くことはあまりおすすめできません。

趣味・特技の記入内容が直接的に不採用の要因になることはないですが、人となりを知ってもらうために些細なことでも構わないので、何かしらの趣味・特技は書いておきましょう。

Q. 複数書いてもOK?

複数書いても問題はありません。ただし、アピールが散漫にならないように記載する数は調整したほうが、面接では会話が弾む可能性が高いでしょう。

Q. 面接で聞かれたときの答え方のコツは?

1-2分程度で簡潔に答えます。面接の本題は志望動機や転職理由などなので、趣味の話題で時間を取りすぎないように注意しましょう。

項目別の詳細解説(リンク)

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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