ルーティンワークがつまらない。楽しい仕事に変える方法はある?【転職相談室】

管理部門に配属されて5年目というGさん。ルーティンワークばかりで刺激がなく、仕事がつまらないという悩みを抱えていました。
そんなGさんに、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がルーティンワークにやりがいを見出す方法などについてアドバイスしました。
目次
ルーティンワークばかりでやりがいがない…転職も考えています(Gさん/27歳/販売職)

<相談内容>
中小企業の管理部門に勤めて5年目。担当している仕事は契約書作成などルーティンワークばかりです。
もちろん大事な仕事だと理解していますが、同じ仕事の繰り返しでやる気が出ません。
ルーティンワークでも楽しくできる方法はないのでしょうか。
それとも別の仕事に転職したほうがいいでしょうか?
業務効率化して、興味のある仕事のサポートを願い出てみては?
▶アドバイザー
中小企業の管理部門ということは、総務や人事、経理などさまざまな仕事があると思うのですが、なぜルーティンワークばかりなのでしょうか。
▶相談者
おっしゃる通り、勤務先の管理部門ではあらゆるバックオフィス業務を担当しているのですが、設立して50周年を超える中小企業なので平均年齢も高く、管理部門では私が一番の若手。
そのため、書類作成などの地味なルーティンワークはすべて私に回ってきます。
特に多いのは、営業部門の契約書作成や、社内の備品管理や伝票入力など。
こなさねばならない業務が多く毎日忙しいのですが、同じような作業でつまらないし、何よりビジネスパーソンとしてスキルアップできないのが不安です。
▶アドバイザー
同じ部署の人が担当している仕事の中で、やってみたいものはありますか?
▶相談者
すごくやってみたい!というものは特にありませんが、あえて言えば、採用や研修など、人事業務には少し興味があります。
でも、ベテラン社員がずっと担当しているので、私が入る余地はなさそうです。
▶アドバイザー
毎日ルーティンワークに追われているとのことですが、業務を効率化してルーティンワークを早く終わらせ、先輩方に手伝いを申し出てみてはいかがでしょうか。
例えば人事担当の先輩に、「管理部門担当として先輩の仕事ぶりを学びたい」などとお願いすれば、入り込む余地が生まれそうです。
▶相談者
そういう言い方をすれば、先輩も雑務以外の仕事を任せてくれるようになるかも…。
でも、そもそも業務効率化ってどのようにすればいいのでしょう?
ルーティンワークの内容を整理し見直すことで無駄を取り除こう
▶アドバイザー
目先の業務に追われていては、効率化は進みません。
まずは、現在Gさんが抱えている業務の全体像を俯瞰し、どのような役割があるのか整理してみましょう。
一つひとつの業務を洗い出してみれば、ダブっている仕事、後回しにしてもいい作業、まとめてやれば効率的な仕事などが見えてきます。
そうして無駄を少しずつそぎ落としていけば、時間を捻出できると思います。
▶相談者
そういう発想はありませんでした。
上司や先輩に言われるがままに、片っ端から仕事をこなしている状態ですが、自分がどんな仕事をどれぐらい抱えているか、把握し切れていないかも…。
まずは業務を洗い出してみます。
▶アドバイザー
さらに、例えば午前中は書類作成、午後は入力業務など、同じような業務をまとめてやれば効率的ですし、仕事にメリハリも出るのではないでしょうか。
ショートカットキーを覚えたり、業務ごとにフォルダを作って整理したりするのも、地味に効果がありますよ。
もちろん、ペーパレス化ツールやタスク管理ツールなど、ITツールを活用するのも有効です。
まだ導入されていなければ、上司に進言してみてはいかがでしょうか?
業務効率化は、立派なビジネススキルです。
これらに取り組んだ結果、残業時間が減るなど目に見えた効果が上がった場合、将来転職活動をするときのアピール材料にもなります。
▶相談者
なるほど、わかりました。取り組んでみます。
どのような雑務であっても「意味」を考え、楽しむ努力をしよう
▶アドバイザー
先ほどから、Gさんが「仕事をこなす」という表現をされているのが気になります。
雑務が多くてなかなか仕事に面白みを見出すことができないからなのかもしれませんが、「こなす」という受け身の姿勢が、仕事が面白く感じられない一因ではないでしょうか。
▶相談者
…とはいえ、本当に毎日同じようなルーティンワークばかりなので…こなしている感覚がぬぐえません。
▶アドバイザー
どんなに小さくて単調な雑務であっても、その業務をGさんが行っているから会社が回っているのです。
目の前の仕事の「意味」を、まずは理解しましょう。
そうすれば、今手掛けているルーティンワークも、やりがいのある仕事に変わってくるかもしれません。
▶相談者
どのように考えればいいのでしょう?
▶アドバイザー
一つひとつの業務を、単に右から左に流すのではなく、「これは何を意味しているのだろう?」と興味を持ってみましょう。
例えば、契約書を作成する際に、A社あての金額がいつもより少し大きかったら「取引額を増やすなんて、A社は業績が好調なのかな」「担当営業のBさん、最近張り切っているから頑張りが実を結んだのかな」「最近、この商品の受注が増えているな、どんなニーズがあるんだろう?」などと想像すると、日々のルーティンワークに「意味」が見出せるようになります。
そして、徐々に業界の動向や自社の業績の傾向、商品・サービスに求められているものなどがつかめるようになり、視野が広がると思います。
ビジネスに必要な観察眼や洞察力、思考力なども自然と磨かれるでしょう。
経理の伝票処理なども同様で、「最近、営業部のクライアントとの会食やイベントが復活してきたな。タクシー料金の請求も増えて来たし、うちの会社も少し景気が良くなったのかな」などと想像することで、会社のお金の流れが見えてきたりします。
そういうことを繰り返すうちに、営業の仕事に興味が出てきたり、経理の仕事をもっと突き詰めたくなったりするなど、次の目指すステップが見えてくるかもしれません。
▶相談者
なるほど…。今まで自分が手掛けている業務一つひとつの裏にある事象に、興味を持ったことなどありませんでした。
そういう考えで臨めば、雑務にも楽しさが見いだせるかもしれません。
▶アドバイザー
上司や先輩の視点から見れば、「つまらなそうに仕事をこなす」人よりも、「雑務でも興味を持って楽しそうに仕事をする」人に、もっと仕事を任せてみようと思うものです。
チャンスを広げるためにも、業務効率化への取り組みとともに、ぜひルーティンワークの捉え方と姿勢を少し見直してみてください。
転職を考えるのは、その後でも遅くないと思いますよ。
▶相談者
確かにそうですね。今後のキャリアのためにも、もっと前向きに取り組んだ方が良さそうですね。
アドバイスいただきありがとうございました!
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