転職の面接後に、お礼状・お礼メールを送らなかったのは大失敗?
応募した企業とは、できるだけマナーに気を配ってやりとりをしたいもの。しかし、転職活動は原則一人で進めることが多いだけに、人によってどこまでマナーにこだわるかはかなり差があります。例えばこんなケース。
転職活動中のAさんは、転職経験のある友人から「面接後には、先方にお礼状かお礼メールを送るのが常識」と言われてびっくり。数日前に面接を受けたばかりですが何もしていません。
さて、Aさんは大失敗をしてしまったのでしょうか?
【正解は?】
1 追加で自己アピールする貴重な機会を逃したので大失敗
2 送るのがマナー。常識を疑われることになり大失敗
3 採否に影響することはないので大失敗とまではいかない
答え:3) 採否に影響することはないので大失敗とまではいかない
面接の後、自分のために時間を割いてくれた採用担当者に対して、お礼状やお礼メールを送るのはいいことです。感謝の手紙やメールをもらえば、採用担当者に対するあなたの印象は良くなりますからね。
ただし、印象度アップにつながるとはいえ、それが採否にまで影響することはほとんどありません。特にお礼状もお礼メールも出さずに採用された人も実際にたくさんいるわけですから、この場合、「大失敗」とまでは言い過ぎでしょう。
お礼状やお礼メールを出す場合にはいくつか注意点があります。まず面接日から遅くとも3日以内には出すこと。あまり遅れると「なんだ今ごろ?」という印象を与えてしまいます。メールなら当日に送るのがベスト。また、あくまで感謝の気持ちを伝えるためのものなので、そこで改めて面接時に言いそびれた自己PRなどをするのはNGです。せっかくお礼状やお礼メールを送ったのに、かえってマイナスの印象を与えるような事態はくれぐれも避けるようにしましょう!
読者のみなさんの声
■こちらも仕事があり、忙しい中、面接に行っているのです。企業と応募者は対等だと思っています。なのでお礼メールは全く必要だとは思いません。転職活動中、特に離職中だとついつい企業に対して下の立場だと思ってしまいますが、自分を必要以上に卑下しないように頑張りたいものです。(まさやんさん)
■以前とある会社に面接に行ったときのこと。志望動機や当時の仕事を辞めたい理由を聞かれ、答えたところ、面接してくれた方がすごく親身になって「今の仕事でもう少し頑張ったほうがいいよ」と話してくださいました。なかなか仕事のことで他人に相談できずに、ひとりで悶々としていた中の転職活動だったので、面接なのに当時の仕事について適切なアドバイスをいただき、感謝の気持ちでいっぱいになり、ついついその後、不採用にも関わらずお礼のメールを送ってしまいました(汗)。アドバイス通り、そのとき辞めなくてよかったと今でも思います。面接担当の方とは一期一会って感じで、当然その後のコミュニケーションはないですが、多分ずっと忘れることはない出会いです!(走る大仏さん)
記事作成日:2008年9月1日 WRITING 伊藤敬太郎
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