夫婦で同じ企業に勤務しているのですが、リスク分散のためにどちらかは転職した方が良いのではと思い始めました【転職相談室】
新型コロナウイルスの影響で業績不振となる企業も出始めていることから、夫婦ふたりで同じ企業に勤めるリスクを心配する人もいるようです。
リスク分散のためにどちらかが転職することについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。
目次
夫婦で同じ企業に勤めているのですが、収入源を1つの企業に頼っているのはリスクではないかと心配です。リスク分散のために、どちらかは今すぐ転職を考えたほうがいいでしょうか?(Kさん/29歳/男性/証券会社・法人営業)

1年ほど前に職場結婚し、現在も夫婦で同じ企業に勤務しています。証券会社で、私は法人営業、妻は管理部門で経理を担当です。結婚する前は、子育てをするにも同じ企業にいるほうが情報を共有しやすく、利便性が高いと思っていました。
ですが、コロナ禍での景気後退のニュースを目にするにつれ、利便性より1つの企業に収入を頼って夫婦共倒れするリスクのほうが心配になってきました。勤務先の業績は今のところ問題ありませんが、中長期的な将来を見据えて、どちらかは早めに転職したほうがいいでしょうか?
リスクだけでなくメリットも含めて整理し、パートナーとしっかり話し合って決めよう











今後重要になるのは、本当に動く必要が出てきたときに、慌てず適切に対応できるかどうかでしょう。転職するにしても今の会社に留まるにしても、今回の不安は夫婦の将来の仕事や家庭についておふたりでじっくりと考えるいいきっかけです。この機会に、ぜひしっかりと話し合ってください。

リスク分散以外に転職したい理由はあるか?








リスクだけでなくメリットも含めて整理し、パートナーとしっかり話し合って決めよう


あるいは、もし現在の勤務先が出勤必須な環境だとしたら、将来の子育てを見据えて奥さまがリモートワーク可能な企業に転職し、1年程度働いてから産休・育休をとるという計画を立てるのもありでしょう。子育てを優先するのなら、応募先の就業規則などを確認して、現在の勤務先と比較・検討することも大切です。


転職する場合は、おふたりのどちらが転職するのかだけでなく、転職するタイミングについてもきちんと考えておきましょう。


さらに、育休後に奥さまが仕事復帰する場合のことも考えておくといいでしょう。例えば、「子どもを親に預けられるよう実家に近い場所に転居して、ふたりとも転職する」という選択もあるかもしれません。
リスクに対する不安が、ふたりの人生設計をじっくり考える好機になりそうです。いろいろと相談に乗っていただき、ありがとうございました。

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