職務経歴書が上手く書けない場合の解決策は?
職務経歴書は「職務要約(サマリ)」「職歴」「資格・スキル」「自己PR」をA4で2枚程度でまとめるのが一般的です。作成にあたり、社会人経験が短く「書くことがない」とお困りの方がいる一方で、社会人経験が長く「書くことが多すぎてまとまらない」というお悩みをお持ちの方もいるようです。そこで今回は、職務経歴書が上手く書けない場合のアドバイスをご紹介します。
職歴が短い場合
職歴が短く、書くことがない場合の職務経歴書作成のヒントをご紹介します。
応募する仕事で活かせそうな経験を探す
短い間でも、応募する仕事に活かせそうな経験を見つけてしっかりとアピールします。「キャリアチェンジの転職なので、これまでの経験が応募する仕事に活かせそうにない…」と悩んでいる方もいるかもしれませんが、例えば「販売職から事務職の求人に応募」する場合に、「顧客対応業務」「オフィスソフトを使用した事務作業」など、業務の一環として行っていた経験が応募する仕事に活かせる可能性もあります。よく思い出してみましょう。
なお、会社員としての経験しか職務経歴書には書いてはいけないというルールはありません。過去にアルバイトやボランティア活動を行っていて、その経験が応募する仕事で活かせそうな内容であれば、職歴を補足する経験として職務経歴書に盛り込みましょう。
自己PRで強みを伝える
採用担当者は履歴書や職務経歴書から人物像をイメージし、募集している仕事に向いているか、社風や求める人物像に合っているか、入社後に活躍してくれそうかを見極めています。職歴が浅い場合は、自己PRに磨きをかけて「ぜひ会って話をしてみたい」と思わせるような内容にしましょう。
自己PRを作成する際は、応募する仕事で活かせそうな経験を、「仕事でのこだわり・得意なこと」「具体的な行動」「成果・得られたこと」を意識しながらまとめると分かりやすくなります。また、エピソードを交えると、採用担当者が人物像をイメージしやすくなります。
書くことが多すぎてまとまらない場合
ジョブローテーションや転職回数が多いという理由から、「うまく書けない」という方もいるようです。ここではA4で2枚程度にまとめるポイントをご紹介します。
応募する仕事に関連した経験・スキルを強調する
採用担当者は、これまでの経験を網羅的に確認したいのではなく、募集している仕事を任せられるだけの経験・スキルがあるかをチェックしています。そのため、過去に複数の職種を経験しているとしたら、全ての経験を羅列するのではなく、応募した職種以外の経験は箇条書きで簡潔にまとめてメリハリをつけた方が、読みやすくなります。
【営業職に応募する場合の書き方例】
在籍期間 | 所属企業・職務内容 |
---|---|
2015年10月~現在 | 株式会社〇〇 営業二部 1G配属(2015年10月~2018年3月)
営業本部配属(2018年4月~現在)
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2010年4月~2015年9月 | 株式会社△△ 総務部配属
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2008年4月~2010年3月 | 株式会社◇◇ 業務管理課配属
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時系列ではなく経験・スキルでまとめる
応募する職種の経験はあるものの、経験社数が多く職歴がまとまらない場合は、経験・スキルごとに分けて書くという方法もあります。
【営業職に応募する場合の書き方例】
営業に関わる経歴 | |
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2008年4月~2009年2月 | 株式会社◇◇◇◇
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2011年9月~2015年3月 | △△△△株式会社
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2015年4月~現在 | 〇〇株式会社
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接客に関わる経歴 | |
2009年4月~2011年8月 | 飲食店「〇〇〇カフェ」新橋店(株式会社〇〇〇〇入社)
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