転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/10/11 UPDATE 毎週水・金曜更新!

職場でスキルのギャップを感じ悩んでいます【転職相談室】

窓際で考え込む女性社会人転職して望み通りの仕事に就き真面目に取り組むものの、やがてスキルのギャップを感じて悶々としてしまう、そんな人たちがいます。

スキルギャップの解決法などについて組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

仕事をしていてスキルのギャップを感じる日々が続いています。どうすれば解決できるでしょうか?(Sさん/25歳/金融)

相談者
相談者
■相談内容
新卒で飲料メーカーに入社して営業を担当していましたが、2年で退社。地方銀行に転職して、さらに1年が経過しました。もともと新卒時の第一志望は金融だったので、転職したことで望みは叶ったのですが、実際に法人営業として働いてみるとスキルギャップを感じることが多く、モチベーションが上がらずモヤモヤしています。どうしたらこのモヤモヤを解消して、仕事にやりがいを感じられるようになれるのでしょうか?

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※ 厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2023年度実績を自社集計)2024年5月時点

どんな点にギャップを感じているのかを明らかにする

アドバイザー
新卒時に金融業界を第一志望にしていた理由を聞かせてください。

相談者
経済や産業を支えているのは金融業界だと思ったからです。また、銀行を舞台とした小説の影響もあって、銀行で働くことに興味と憧れを抱くようになったんです。

アドバイザー
そうでしたか。では、飲料メーカーを選んだ理由は?

相談者
金融系からは内定が得られなかったので、もう1つ興味のあったグローバルな仕事に就けるチャンスを狙って、海外にも展開している飲料メーカーに就職しました。ですが、配属されたのは地方支店の営業担当で、仕事にあまり興味を持てずに2年で退社し、もともと志望していた金融業界に転職しました。

アドバイザー
転職して初志を貫いたわけですね。現在の仕事では、どんな点にスキルギャップを感じているのでしょう?

相談者
顧客の相談にのって提案し、企業の業績アップや事業拡大をサポートする仕事は面白いですし、やりがいを感じています。ですが、複雑な仕組みの金融商品やサービスは理解に苦労するばかりでついていくことができず、先輩の助けを借りて何とか乗り切っている状況です。職場で自分だけが取り残されているようで、内心焦っています。

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スキルギャップを感じてもネガティブに考える必要なし

アドバイザー
何か勉強はしていますか?

相談者
はい、銀行に転職してから金融派生商品や不動産にからむSPC(特別目的会社)の話などについて必死で勉強しています。ただ、難易度が高すぎて知識が追いつきません。そのせいか自分の手の届かないところでお金が動いているようで、どうも実感が持てないんです。それが苦手意識となってしまって、勉強しても頭にあまり入ってきません。

アドバイザー
なるほど。そうはいっても、Sさんは社会人経験そのものがまだ3年です。第二新卒で金融業界に転職したのですから、スキル不足は当たり前。そんなに焦る必要はありませんよ。スキル不足に気づいた今こそ「必要なスキルを補ってキャリアアップしていくチャンス」とポジティブに捉えてください

相談者
前向きに楽しそうに仕事に取り組んでいる同僚の姿を見ると、ついネガティブになってしまいます。ですが、やはり焦りすぎということなんですね。今の言葉で少し気が楽になりました。

自分の強みを知り、やりたい仕事との一致・不一致を確認する

アドバイザー
お話を聞いていると、経営者の相談にのって成長のための経営戦略を提案をしていくような仕事には、意欲的に取り組めるようですね。

相談者
はい。飲料メーカーでも営業を経験し、顧客との関係構築や売り上げアップの支援など、それなりの実績は残してきました。現職でも経営者と接するのは好きですし、自分に向いていると思っています。

アドバイザー
営業スキルがSさんの強みといえそうですね。であれば、今の仕事は自分がやりたい方向性と全く違っているというわけではなく、一致している部分もあるわけですね。

相談者
はい。自分のスキル不足を補うことができれば、前向きに取り組める領域がもっと広がって、モチベーションも上がるのではないかと思っています。

ギャップを埋めるためにできること

相談者
現職でスキルギャップを埋めるには、どのような方法があるのでしょうか?

上司に相談する

アドバイザー
まずは上司と話をすることです。自分が抱えている悩みを率直に伝え、相談してみてください。先ほども言いましたが、Sさんは社会人として3年目なのですから、おそらく「焦らずに経験を積んでいけばいい」「自分の専門分野を深化させ、他部署と連携しながら仕事を進めていくように」などと励まされるでしょう。

上司は人材の育成においても重要な役割なので、そのための具体的なプランを一緒に立てる、定期的にチェックしてもらうといったフォローの依頼を遠慮する必要はありません

相談者
わかりました。早急に上司に相談してみます。

自分で学ぶ

アドバイザー
何にスキルギャップを感じているのかが認識できているのなら、学ぶべきこともある程度わかっているはず。そのうえでもっともシンプルな方法は、Sさんも実践している「自ら積極的に学ぶ」ということです。

企業側が勉強会や研修、eラーニングなど、学ぶ環境を整えているようならそれをフル活用する。あるいは外部のコミュニティに参加したり大学院に通うなど、社外で学ぶ方法もあります。

相談者
なるほど。焦るあまり社内でなんとかしようと躍起になっていましたが、これからは社外にも目を向けてみます。

異動や出向で経験を積む

アドバイザー
ほかには、異動や出向をして新たな経験を増やし、自分の得意領域を広げていく方法も考えられます。社内での異動だけでなく、大手ファンドやコンサルに出向して経験を増やすチャンスを提供している企業もあるので、行内の状況を調べてみてはいかがでしょうか。

相談者
わかりました。上司に相談するときに、自行にもそのような可能性があるのか聞いてみます。

目標やキャリアパスを設定する

アドバイザー
あとは、やや難易度は上がりますが、自分の目標やキャリアパスを設定するのもいいでしょう。

相談者
具体的にはどうすればいいでしょうか?

アドバイザー
上司と話し合い、例えば「2年以内に一人で事業承継に対応できるようになる」などの目標を設定すると、それを達成するために学ぶべきことが明確になります。いつまでに何を学ぶべきかが具体的になると、取り組む意識も変わっていくはずです。

相談者
わかりました。目標設定も周囲と相談しながらやってみます。

現職でギャップを埋められそうになければ転職も検討

相談者
まずは現職でスキルギャップを埋める努力をしてみますが、それが難しい場合には転職も検討したいと思います。その場合、どんな視点で転職先を探せばいいでしょうか?

アドバイザー
会社の経営資源は、ヒト・モノ・カネ・情報と言われています。Sさんは、これまでのキャリアでモノとカネを経験してきましたが、それがしっくりきていないとしたら、まだ経験していないヒトや情報を軸に転職先を探してみるのもいいかもしれません。

相談者
どういうことでしょうか?

アドバイザー
経営者から課題をヒヤリングしてアドバイスをする仕事が好きとのことなので、例えば経営コンサルタントを目指してみる。これが、情報を軸に考えた転職先です。

あるいは、経営者から組織や人材に関する相談を受けてきてその領域に関心を持っている場合は、人材サービス企業に転職し組織面での支援を行う。これが、ヒトを軸に考えた転職先です。

相談者
なるほど、興味深いですね。今までそんなふうに考えたことがありませんでした。

アドバイザー
こうした発想は、一人で考えていてもなかなか生まれてこないかもしれません。場合によっては、転職エージェントなどの専門家に相談したほうが、転職の選択肢がより広がっていくでしょう。

相談者
わかりました。いろいろなアドバイスをありがとうございました。

記事作成日:2022年6月16日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
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