転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2022/01/28 UPDATE 毎週水・金曜更新!

転職・求人 トップ > 転職成功ノウハウ > 転職相談室 > 会社で人望が無いことがバレて転職活動が不利にならないか不安【転職相談室】

会社で人望が無いことがバレて転職活動が不利にならないか不安【転職相談室】

後ろ姿成果を求めるあまり、周囲と衝突しがちで、人望がないと感じているEさん。

会社で人望がないと転職活動で不利になるのか、職場での仕事ぶりや人柄を確認されるリファレンスチェックと合わせて組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに聞きました。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

今の会社で人望がありません。転職で不利になりそうで心配です(Eさん/ 経理/27歳/男性)

相談者
相談者
■相談内容
地方都市の中堅企業で経理の仕事をしています。
自分は、仕事でしっかりと成果を出したいという思いが強いため、納得できないことをそのままにしておけず、先輩にも噛みつきがちで、同僚や関係各所とも衝突をしてしまいがちです。
その分、担当している業務については、上司からも成果を認めてもらえていますが、アットホームな雰囲気の社内では少し浮いてしまっていて、正直に言って人望があるとは言えないと自覚しています。
現在、転職を考えていますが、人望がないことが明らかになると選考に響くのではないかと心配です。
転職に人望は必要ですか?
付け焼き刃だったとしても、今から積極的に人望を集める努力をしたほうがいいのでしょうか?

現職での人望は転職活動の選考にどのくらい影響するのか?

アドバイザー
今の会社では人望がないと感じていて、それが応募先の企業に知られてしまったら転職で不利になるのではないか心配とのことですね。

相談者
はい。人望がないことを採用担当者に気づかれてしまった場合って、選考結果にどのくらい影響しますか?

アドバイザー
まず、「人望がある」というのを、多くの人から頼られたり慕われたりしている状態だと定義してみましょうか。
その場合、職場で人望がないことで選考が不利になることは、ほとんどないと言って差し支えないでしょう。

相談者
え、そうなんですか?

アドバイザー
仕事を行う際には、人望があったほうが物事がスムーズに運ぶ場合もあるでしょうし、そう言った人に魅力を感じる企業もいると思います。
ただし、誰もがそうでなければならないというわけではありません。

相談者
あぁ…ちょっとホッとしました。

アドバイザー
ただし、人望がない原因が「遅刻や欠勤が多い、仕事をサボりがち」などの場合は別です。
その場合は、勤務態度に大きな問題があるため、採用にも大きく影響すると考えてくださいね。

相談者
なるほど。

アドバイザー
しっかりと真面目に勤務を行っていれば大丈夫ですよ。

相談者
なるほど。ちなみに、人望以外にも、今の職場の同僚との関わりは転職活動には影響しないものでしょうか?
職場の人からの評価を、応募企業が確認することがあるという噂を聞いたことがあるのですが…。

アドバイザー
「リファレンスチェック」のことですね。
では、そちらについても説明をしていきましょう。

同僚や上司などに仕事ぶりや人柄などを確認する「リファレンスチェック」とは?

アドバイザー
「リファレンスチェック」とは、同僚や上司などに仕事ぶりや人柄などを確認することを目的とした調査です。
この他にも、似ている調査として、外部の調査機関を使って履歴書や職務経歴書の経歴に相違がないかを確認する「バックグラウンドチェック」というものもあります。

相談者
なるほど。
リファレンスチェックって、全ての企業が実施しているんですか?

アドバイザー
全ての採用企業が必ず調査を行うとは限りません。
特に、金融機関やコンサルティングファーム、外資系企業などが行うことが多いですね。
他には、役員や事業部長などの重要ポジションの採用でもよく取り入れられています。

相談者
では、そのほかの企業に一般社員として応募するときには、ほとんど実施されないと思っていていいんでしょうか?

アドバイザー
一概には言い切れませんね。
最近はオンライン面接を導入する企業が増えています。
その場合、オンライン上だけでは応募者の人柄を掴みにくいとして、補足情報を得るためにリファレンスチェックを実施する企業も少なくありません。

相談者
もしも自分がリファレンスチェックされるとしたら、誰に聞かれるんだろう…。
せめて少しでも関係性の良い人に聞いてもらえると良いんですが…。

アドバイザー
リファレンスチェックの回答者は、ご自身で選べますよ。

相談者
えっ、そうなんですか。

アドバイザー
一般的に、リファレンスチェックは事前に応募者に趣旨説明が行われ、ご自身の仕事ぶりを理解している方を紹介してもらったうえで、ヒアリングを行います。
そのため、人選と依頼、連絡先の共有などを応募者が行うことになるんです。

相談者
なるほど。
趣旨説明が行われるということは、そのときに調査を拒否することもできるのでしょうか?

アドバイザー
応募者の協力が必要な調査なので、拒否することもできます。
ただし、理由は聞かれると思います。
そして、その理由に納得感がなければ、「何か隠したいこと、やましいことがあるのかな」と疑念を持たれてしまい、選考に影響する可能性もあります。

相談者
ちなみに、どんな理由で拒否する方がいるんですか?

アドバイザー
例えば、前職でパワハラを受けていた方、会社が倒産してしまって同僚の連絡先がわからない方、在職期間が1ヶ月しかないため依頼しづらいといった方などですね。
他には、転職者が調査に同意をしていても、依頼した同僚や上司の方から辞退されるといったケースもあります。

相談者
そんなケースもあるんですね。

アドバイザー
例えば、決算期の対応や出張などで忙しくて時間が取れない、選考の合否に影響しそうなので責任を取りたくないなどの理由で辞退されてしまい、誰も頼める人がいないといったことも稀にあるんです。

相談者
確かに、もしもリファレンスチェックの直後に選考に落ちてしまったら、気まずくなりそうです。
実際に、調査がきっかけとなって選考に落ちることもあるんでしょうか。

アドバイザー
例えば、欠勤だらけだったのが発覚した、経歴詐称や実績詐称が発覚したなどでもない限りは、リファレンスチェックの内容だけが問題となって選考に落ちることはほとんどありません。
それまでの選考と合わせて総合的に判断されますから。

相談者
総合的な判断…ですか。

アドバイザー
はい。リファレンスチェックは、最終面接の前後など内定を出す直前に実施することが多いのです。
なので、それまでの選考で採用担当者が行ってきた評価と、リファレンスチェックで得られた現在の職場での働き方などを合わせて、「本当に自社にあっているのか」などを最終確認していると思うと良いかもしれません。

相談者
なるほど。

アドバイザー
Eさんのように、成果を上げるために自分なりに工夫や努力をして、真面目に勤務している方であれば、基本的に問題ないと思いますよ。

人望がないと悩んでいる場合には、転職によって環境を変えるのも一つの手

相談者
あの…確かに仕事の成果は評価してもらっていますが、納得できるまで食らいついてしまうところがあるので、周囲からは少し「面倒くさい人」ってレッテルを貼られていて…。
それでも本当に大丈夫でしょうか?

アドバイザー
現在のアットホームな職場の雰囲気から、自分は浮いている気がするとおっしゃっていましたね。

相談者
そうなんです。
今の会社は、ガツガツと業務改善をしていくよりも、今までやってきた仕事をそのまま安定して回して行こうという雰囲気なんです。
だから、「ここはどうして、こんな処理をしているんだろう?」「もっとこうしたほうがいいのでは?」ということを周囲に相談や提案すると、面倒がられてしまって…。

アドバイザー
なるほど。
それで「自分には人望がない」と考えてしまったんですね。

相談者
はい。私も、業務改善に対して、最初から協力が得られるとは思っていませんでした。
ただ、成果が1つでも出れば、周囲の態度も変わってくるだろうと思っていたんです。

アドバイザー
結果はどうでした?

相談者
提案した業務改善を実施してみたら、いくつも成果が出ました。
それでも、同僚の態度は変わることはなくて…。
周囲に負担が少ない改善方法を再提案してみても、積極的に協働したがらないのは、自分に人望がないからだろうな…と考えるようになったんです。

アドバイザー
なるほど。それはもしかしたら、社風とあっていないだけで、「人望がない」とは少し違うのかもしれません。

相談者
どういうことでしょうか?

アドバイザー
今勤めている会社が、慣例を踏襲しながら安定して業務を回すことを良いとしている社風のため、業務改善に周囲の賛同が得られづらいだけなのかもしれないということです。
なので、そういったことに積極的な企業に転職をすれば、また違った評価になる可能性が高いです。

相談者
なるほど。

アドバイザー
他にも、納得できるまで周囲に確認をしてしまって面倒がれているとのことでしたね。
その点についても、例えば、徹底した成果主義の会社では、「忖度しない態度が良い」「やりきる力がある」と肯定的に評価されるかもしれません。

相談者
その可能性は考えていませんでした。

アドバイザー
仕事において周囲に頼られて慕われるには、環境や周囲の考え方も大きく影響します。
Eさんの仕事の進め方とマッチした社風の会社に転職することで、今抱えている悩みは解決に向かうかもしれませんよ。

相談者
なるほど。
益々、転職活動を頑張ろうという気持ちになってきました。

アドバイザー
それは良かったです。
ちなみに、転職活動では「自分には人望がない」と悲観的に捉えすぎず、客観的に自分の強み・弱みとして整理してみることをお勧めします。
そして、先ほど伝えたように、弱みと考えている部分も、企業によっては肯定的に評価してくれる可能性がありますよ。

相談者
強みと弱み…ですか。

アドバイザー
例えば、Eさんの場合は、強みとしてやりきる力がある一方で、目的達成のために熱くなりすぎてしまい周囲と衝突しがちなことを弱みと捉えることもできるでしょう。
面接で伝える際には、弱みを把握した上で、「コミュニケーションの取り方に注意している」「相手の状況に合わせた提案をするように心がけている」など改善姿勢も見せるとより好印象です。

相談者
なるほど、やってみます。
人望がないことがバレたらどこからも内定が貰えないのではないか不安でしたが、希望が見えてきました。
今日はありがとうございました。

記事作成日:2021年12月17日 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部
グッドポイント診断
転職後年収レポート