チームワークが合わない!自分のペースで働ける職種や会社の探し方

「チームワークを求められることがストレス」「自分のペースでできる仕事がしたい」という方は一定数いるでしょう。
チームワークに苦手意識を持っている方にあった職種や会社の探し方について、組織人事コンサルタントの粟野友樹氏が解説します。
「チームワークが求められる仕事」と「自分のペースでできる仕事」に優劣はない
人の性格特性はそれぞれ。チームで動くことが好きな人、得意な人がいる一方で、個人でコツコツできる仕事が好きな人や、自分のペースで働くことでパフォーマンスを発揮できる人もいるでしょう。
どちらがいい・悪いという優劣はありませんが、チームワークを求める人が、個人で進めやすい仕事に就いたり、個人主義が色濃い組織風土に入ったりすると居心地を悪く感じることもあるでしょう。
その逆も同様で、自分のペースで仕事をしたい人がチームワークを求められると、ストレスに感じて、仕事の効率が下がってしまう可能性もあります。
そのため、転職や仕事選びで大切なのは、自分が自然体でいやすい環境を選ぶことです。
チームワークが合う人の特徴
では、そもそもチームワークが合う人にはどんな特徴があるのかをみてみましょう。
チームワークでは周囲と協調・協働して働くことが必要です。
周りに目を向けやすい性格特性という点から、以下のような特徴が挙げられるでしょう。
- 気配り力がある、面倒見がいい
- 協調性が高い
- 相手の言葉に耳を傾ける傾聴力がある
- さまざまな人の立場を考えて動く調整力、巻き込み力がある
- 相手の性格特性をとらえる観察力がある
- 対応を変化させる柔軟性がある など
自分のペースで働く環境が合う人の特徴
一方、自分のペースで働ける環境が合う人にはどんな特徴があるのでしょう。
チームワークが合う人の特徴と明確に分けることは難しいものの、自分のペースを守ることで力を発揮する人には、次のような特徴が挙げられるでしょう。
- 個人でやり抜く力や実行力がある
- 決めたことをコツコツ続ける継続力がある
- 新たな知識の習得など、学びへの意欲が旺盛
- ストレス耐性が高い
- 目標達成への意欲やコミット力が高い など
チームワークが苦手でもOK!自分のペースで続けやすい職種
「チームワークを求められる仕事内容や職場は向いていない」
「自分のペースでできる仕事がしたい」
と思う方には、どんな仕事の選択肢があるのでしょう。
個人で取り組めて、自分のペースでできる仕事として、感性や技術力を生かした職種や専門的なスキルを発揮する仕事、個人でスケジュール調整がしやすい業務が多い仕事の例をいくつかあげてみます。
【クリエイティブ関連の職種】
- 動画編集/ビデオグラファー
- イラストレーター
- デザイナー
- ライター/コピーライター/脚本家
- 漫画家
- プログラマー/ソフトウェア開発者
- ウェブデベロッパー
- 独立系のコンサルタント
【IT・デジタルマーケティング】
- デジタルマーケター
- SEOコンサルタント
- インフルエンサーマーケティング担当者
- アフィリエイトマーケター
- ソフトウェアエンジニア
- デベロッパー
- フィールドサービスエンジニア
【研究職、教育関連】
- 研究職
- 大学教授
- 個別指導教室の講師、オンライン講師
- フィットネスインストラクター
【金融関連】
- 証券アナリスト
- 金融商品開発
- 金融トレーダー
【有資格の専門職種】
- 公認会計士
- 弁護士
- 建築士
- 不動産鑑定士
- 弁理士
- 税理士
- 司法書士
- 行政書士
- 社労士
- 臨床心理士、カウンセラー
【そのほか】
- タクシーなどの運転手
- 個人向けの保険営業
- 個人向けの住宅営業
- ツアーコンダクター(添乗員)
- マンション管理人
- 清掃関連スタッフ
- 警備員・守衛
- 技能工
- 農業・漁業
- 美容師、エステティシャン
これらの職種は、 “チームワークが求められない仕事”と言い切れるものではありませんが、自分の専門性にコツコツ向き合えるという点で、自分なりのペースで進めやすい仕事といえるでしょう。
ただし、プロジェクトワークなど仕事の進め方によっては、その都度チームワークが必要な場合もあります。
転職先を選ぶ際には、その企業ではどのような働き方をすることが多いのかもチェックするといいでしょう。
チームワークよりも個人のペースが大切にされる会社の特徴
では、働く環境として、個人で動きやすく、自分でスケジュールを組みやすい職場や風土はどう探すとよいのでしょうか。
求人情報で注目すべきポイントとともに見ていきます。
前提として、「働き方の自由度が高そうなところ」「専門性の高さを評価してくれるところ」という点が重要になります。
具体的な条件面としてチェックしておきたいのは以下のような点です。
【勤務時間】
- フレックス勤務や裁量労働制がある
【賃金】
- インセンティブや歩合給がある
- 成果主義の評価体制がある
【勤務地】
- 在宅勤務OK
- 直行直帰ができる
【その他】
- 資格取得や専門的なスキルを評価してくれる
- 仕事内容や役割、ミッションが明確に決まっている
ただし、求人情報から得られるのはあくまでも条件内容。
実際に転職を検討する際は、選考の段階でどのような働き方が求められるか、評価体制や活躍している社員の特徴などを聞くことをおすすめします。
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