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異業種転職の自己PRのポイントと作成方法・例文を紹介

空を見上げるビジネスパーソン

これまでとは異なる業種への転職を検討している場合、自己PRはどのように伝えれば良いのでしょうか。

そこで、異業種転職の自己PRのポイントや作成方法、パターン別の自己PRの例文について、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏に解説していただきました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

異業種転職の自己PRのポイント

異業種転職の場合の、自己PRのポイントについて解説します。アピールポイントがわからない場合は、自己分析やキャリアの棚卸しを行い、経験・スキルや強みの言語化を行いましょう。

ポータブルスキルをアピールする

未経験の業種や職種への転職を検討している場合は、自分の強みとなる「ポータブルスキル」を明らかにしておくと良いでしょう。ポータブルスキルとは、業種や職種に関わらず発揮できるスキルを指し、「仕事の仕方」「人とのかかわり方」によって構成されます。

自分のポータブルスキルがわからない場合は、リクナビNEXTの「グッドポイント診断」を使って強みを診断し、ポータブルスキル探しのヒントにするという方法があります。質問に答えるだけで18種類の中から強みを5つ診断できるため、「アピールできるスキルがない」と考えている人も、アピールポイントを見つけられるでしょう。

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応募する企業との接点を意識する

採用担当者は、自己PRを通じて応募者の強みが仕事で発揮できそうか、人物タイプが自社の社風にマッチするかなどを確認しています。

例えば、募集している仕事が新規営業だった場合、「フットワークの軽さ」「達成意欲」「提案力」といった強みを持つ人材であれば活躍が期待できるでしょう。

なお、自己PRを作成する場合は、応募する企業との接点を意識することが重要です。自分の強みをひとつに絞り込まずに、複数の強みの中から応募する仕事にマッチするものを選ぶという方法もあります。

異業種の採用担当者にもわかりやすく伝える

異業種に応募する場合は、採用担当者が専門用語を知らなかったり、自分が属する業種の相場観がなく期待した評価を得られなかったりする可能性があります。

自己PRだけでなく、応募書類や面接で職務経歴や志望動機などを伝える際は、異業種の採用担当者にもイメージができるように、一般的な用語を使い実績の規模感を補足するなどして、わかりやすく伝えることが重要です。

異業種転職の種類と転職動向

異業種への転職は、大きく2つのパターンがあります。職種は変えずに異業種に転職する「異業種×同職種」と、職種も業種も変える「異業種×異職種」です。

2つの異業種転職の転職動向について、株式会社リクルートの転職支援サービス「リクルートエージェント」の転職者分析(2013年度~2022年度)のデータを交えて解説します。

参考:「異業種×異職種」転職が全体のおよそ4割、過去最多に 業種や職種を越えた「越境転職」が加速
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2023/1129_12773.html

異業種×同職種

職種を変えずに異業種に転職する「異業種×同職種」は、職種特有の経験・スキルを活かして転職できるため、面接でもアピールがしやすいという特徴があります。

そのため、「異業種×同職種」のパターンで転職する人は多く、全体のおよそ3割を占めています。

年代別に見ると、ポテンシャルよりも経験を評価されやすくなる35~39歳、40歳以上で「異業種×同職種」のパターンで転職する割合が多くなっています。

異業種×異職種

業種・職種ともに変える「異業種×異職種」の転職は、一般的に「キャリアチェンジ」とも呼ばれています。

以前は「異業種×同職種」のパターンの方が多い傾向がありましたが、2017年からは「異業種×異職種」のパターンが上位となり、2022年には全体の約4割を占めるようになりました。

年齢別では、ポテンシャルも評価の対象となる20~24歳で割合が一番多く、53.5%の人が「異業種×異職種」の転職を実現しています。

自己PRの作成方法

自己PRは、3つのステップで構成すると作成しやすくなります。

まず、自分の強みや仕事へのこだわりなどを冒頭で端的に伝えます。次に、書き出しの裏付けとなる具体的なエピソードと成果を、数値などを交えて紹介します。

「目覚ましい成果が出たエピソードがない」という場合は、仕事への姿勢やこだわりが伝わるエピソードでも構いません。最後に、入社後にどのように活躍したいのかを伝えて締めくくりとします。

<自己PR作成の3つのステップ>
1. 強み・経験領域・こだわり(書き出し)
2. 書き出しを裏付けるエピソードと成果
3. 入社後、どのような活躍ができるのか(締めくくり)

【業種・職種別】自己PR例文

異業種に転職する場合の、業種・職種別の自己PR例文をご紹介します。自己PR作成の参考にしてください。

異業種×同職種の自己PR例文

Web業界・管理部門→人材業界・管理部門
私の強みは「柔軟性」です。

現職はスタートアップで新規事業を次々と展開していたため、社内の業務システムや運用ルールを事業に合わせて適宜見直す必要がありました。

しかし、既存のルールに合わせて運用を徹底すると、現場の負荷が高まり事業のスピードが下がってしまいます。そこで、事業責任者や経営層と話し合い、一定の基準まではルールを緩和し運用することにしました。

その結果、新規事業の展開スピードを落とすことなく、現場や管理部の残業も減らすことができました。7年間の管理部経験を活かして、貴社の事業拡大に貢献したいと考えております。
教育業界・営業→IT業界・営業
顧客のニーズにマッチする提案を心掛けています。

現職ではEラーニングのシステムを販売していましたが、顧客の要望を聞いてカスタマイズをしすぎると、システムが複雑になり開発工数を圧迫するという課題がありました。

そこで、カスタマイズを最小限にして費用を抑え、一部の入力業務はアウトソーシングとして受注することにしました。その結果、開発工数に余裕が出たため従来よりも新規導入企業を増やすことができました。
メンテナンス工数が減り、代わりにアウトソーシングの売り上げも加わったため、営業実績は昨年の20XX年と比べると、175%アップのX千万円となりました。

今後も自社と顧客のWin-Winの提案を心掛け、貴社に貢献したいと考えております。

異業種×異職種の自己PR例文

ゲーム業界・ディレクター→Web業界・エンジニア
私の強みは「好奇心」です。

ゲームアプリのディレクターを担当していますが、以前からWeb広告に興味がありました。
表示ロジックや誘導のUIなど、売り上げを増やすために工夫できることがたくさんあると感じたからです。また、エンジニアの仕事にも可能性ややりがいを感じ、現職の退勤後や休日に○○や○○言語の学習を進めていました。

Web業界やエンジニアの経験はありませんが、好奇心を持って前向きに知識を吸収しスキルを高める努力を続けることで、貴社の事業にも貢献できると自負しております。
医薬品業界・事務→IT業界・カスタマーサクセス
サポート力を活かして業務を円滑に進めたいと考えています。

前職では業務を効率化するために○○や○○などのツールの導入を提案し、チーム全体でX時間の業務削減を実現。属人的な業務も減ったため、ミスの発生も抑えることができました。その結果、全社で表彰され、支社でも同様の取り組みが行われることになりました。

これまで事務職で培ったツールの導入やサポート経験を活かして、貴社サービスの拡大に貢献したいと考えております。
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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