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法務・法律系の志望動機例文|職種別×未経験・経験者の書き方ポイント

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法務や知的財産担当、弁護士、司法書士、パラリーガルなど、法務・法律系職種の志望動機の例文をまとめました。

職種別に書き方のポイントや採用担当者から注目されやすいスキル・能力を、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏が解説します。

【職種別】法務・法律系の志望動機で注目されやすい「スキル・能力」一覧まとめ

法務・法律系の仕事を志望する場合、採用担当者が注目しているスキル・能力にはどんなものがあるのでしょうか。

5つの職種別に一覧でまとめました。

※今すぐ志望動機の例文を確認したい方は、以下の表の「例文へのリンク」をクリックください。

法務・法律系の仕事採用担当者から注目されやすいスキル・能力例文へのリンク
弁護士(民事・刑事・企業法務などの代理・相談業務)– 論理的思考力
– 説得力・交渉力
– 誠実さ
未経験者経験者
法務担当(企業内法務、契約書審査、コンプライアンス)– 分析力
– 計画力(リスク管理力)
– 広い視点で捉える力
未経験者経験者
知的財産担当(特許出願、権利の調査、商標出願)– 論理的思考力
– 正確性
– 責任感
未経験者経験者
司法書士(登記手続き、商業登記、不動産登記)– 正確性
– 責任感
– 継続力
未経験者経験者
パラリーガル・法務補助(弁護士・法務担当の補助業務)– 誠実さ
– 協調性・チームワーク力
– 学ぶ姿勢
未経験者経験者

法務・法律系の職種を目指す場合の志望動機の書き方

志望動機を書く際は、以下の3つのポイントをまとめていきます。

– 業界・企業・職種を志望する理由
– 活躍・貢献できる理由・根拠
– 入社後に実現したいこと

1. 業界・企業・職種を志望する理由

法務・法律系の職種を志望する場合は、志望動機で法的な専門性を通じて組織や社会の信頼を支える仕事に意義を感じ、志していることを伝えると良いでしょう。

企業の事業分野や法務体制の特徴(グローバル展開、内部統制、知財戦略など)を理解した上で、他社ではなくこの企業で法務・法律系の職種として働きたい理由を、論理的かつ志望意欲が伝わるように述べることが大切です。例えば、「自社の法務機能を経営の一部として位置づけている点に共感した」「社会的影響力のある案件に携われる点に魅力を感じた」などを挙げると、説得力が増すでしょう。

2. 活躍・貢献できる理由・根拠

志望動機では、自分の強みを応募企業でどのように活かせるか、具体的に示します。

法務・法律関係の仕事の経験者であれば、契約書審査件数やリスク削減への貢献、コンプライアンス体制の整備などの実績を通じて、法的知識と実務推進力を兼ね備えていることを伝えましょう。

未経験者であれば、法学部や資格学習で培った論理的思考力や、社内調整力・誠実な対応力などの強みを根拠として、基礎から学びながら正確に業務を遂行する姿勢を強調します。

また、守秘義務意識や倫理観・チームでの協働姿勢も、法務・法律系の職種では大切な評価ポイントです。

3. 入社後に実現したいこと

法務・法律関係を目指す志望動機では、組織の成長や社会的信頼の維持といった中長期的な視点から目標を示すと効果的です。

例えば短期的には、「契約書のレビューや法務相談に正確かつ迅速に対応できるようになること」といった現実的な目標を述べ、中長期的には、「自社の事業成長に寄与する“攻めの法務”を推進し、経営に近い立場でリスクマネジメントを担う」など、継続的な成長意欲を伝えると好印象です。

企業の信頼を守る視点や、法務を通じて経営・社会を支える姿勢から、自分が応募企業でどのように価値を発揮していきたいかを伝えましょう。

弁護士(民事・刑事・企業法務などの代理・相談業務など)の志望動機例文とポイント

弁護士は、民事事件の交渉・訴訟代理、刑事事件の弁護、企業法務や契約トラブルの対応など、法律に基づいて依頼者の権利を守る仕事です。法律事務所に就職するほかにも、一般企業に就職して自社利益の最大化や法務業務を行うインハウスローヤー(企業内弁護士または社内弁護士)として働く道もあります。

弁護士を目指す際の、志望動機の具体的な書き方のポイントと例文を紹介します。

【未経験者】弁護士(民事・刑事・企業法務などの代理・相談業務など)の志望動機例文

これまで法律事務所で弁護士の補助業務に携わる中で、 依頼者の課題を法的に解決へ導くことに強く魅力を感じ、司法試験に挑戦し弁護士資格を取得しました。

前職で培った分析力や責任感を活かし、依頼者の立場に立って最善策を提案できる弁護士を目指しています。

実務経験は少ないながらも、誠実な対応を心がけ、訴訟・交渉・相談対応の各分野で着実に実務経験を積み重ね、社会に信頼される法曹人として成長していきたいです。

【経験者】弁護士(民事・刑事・企業法務などの代理・相談業務など)の志望動機例文

貴所の「依頼者に最善の利益をもたらす」という理念に共感し、より幅広い案件を通して法的支援力を高めたいと考え志望いたしました。

現職では企業法務分野を中心に、契約紛争や社内規程整備などに携わってきました。依頼者や社内関係者との信頼関係を築きながら、論理的思考力と誠実さをもって課題解決に努めています。

今後は、交渉力とチームワークを活かして、社会的信頼の高い弁護士として貢献していきたいです。

書き方のポイント

弁護士を目指す場合は、以下のようなポイントを志望動機に加えると志望意欲が伝わり、説得力が増します。

  1. 法律家としての使命感・倫理観を軸に志望理由を述べる
  2. 「論理的思考力」「誠実さ」「交渉力」を根拠づけて表現する
  3. 将来的な専門領域や社会貢献のビジョンを描く

法務担当(企業内法務、契約書審査、コンプライアンスなど)の志望動機例文とポイント

法務担当は、例えば契約書の作成・確認、取引先との契約交渉、社内コンプライアンス体制の整備などを行う仕事です。自社の事業活動を法的リスクから守り、経営判断を支援する役割を担います。

法務担当を目指す際の、志望動機の具体的な書き方のポイントと例文を紹介します。

【未経験者】法務担当(企業内法務、契約書審査、コンプライアンスなど)の志望動機例文

現職は営業ですが、契約書の取り交わしや取引条件の確認を行う際は法務に確認が必要です。

企業活動を法的な側面から支える法務の役割に興味を持ちました。企業リスクの管理やコンプライアンス体制の整備に関わりたいと考えるようになり、法務を志望いたしました。

まずは法務のアシスタントとして、貴社の法務業務をサポートしたいと考えております。

【経験者】法務担当(企業内法務、契約書審査、コンプライアンスなど)の志望動機例文

企業法務として、契約書の作成・審査、コンプライアンス対応、社内規程の整備、法務相談の対応に幅広く携わってきました。

特に新規事業立ち上げ時の法的リスク調査や業法対応にも関わり、事業部門や外部の専門家と密に連携を取りながらリスクを最小限に抑える体制構築を行ってきました。

今後は、グローバル展開や上場準備なども見据えた企業の成長に貢献できる法務担当として貢献したいと考え、貴社を志望いたしました。

書き方のポイント

法務担当を目指す場合は、以下のようなポイントを志望動機に加えると志望意欲が伝わり、説得力が増します。

  1. 「企業のリスクを防ぐ使命感」を中心に志望動機を組み立てる
  2. 契約や社内調整などの具体業務と自分の強みを結びつける
  3. 将来的に経営法務や海外法務へ発展したい意欲を示す

知的財産担当(特許出願、権利の調査、商標出願など)の志望動機例文とポイント

企業の知的財産担当は、自社の技術やブランドを守るために、特許や商標、意匠などの出願・管理を行う仕事です。研究開発部門と連携しながら、自社の技術成果を適切に権利化し、他社権利との抵触を防ぎます。また、特許庁や弁理士事務所との調整、知財戦略の立案にも関わるなど、企業の競争力を支える重要な役割を担います。正確性と論理的思考、法的知識が求められるでしょう。

【未経験者】知的財産担当(特許出願、権利の調査、商標出願など)の志望動機例文

企業の技術やブランドを守る役割に魅力を感じ、知的財産担当を志望しました。

現職ではメーカーの事務職として、契約書の管理やデータ入力を担当しています。そこで培った「論理的思考力」と「正確性」は、特許や商標の調査・出願を行う際にも活かせると考えております。

未経験ではありますが、専門知識を継続的に学び、知的財産を通じて企業価値の向上に貢献できる人材を目指します。

【経験者】知的財産担当(特許出願、権利の調査、商標出願など)の志望動機例文

貴社の「研究開発を支える知財戦略」に共感し、志望しました。

現職では知的財産担当として、特許出願・商標調査・他社権利分析などを担当しています。技術者や弁理士と連携し、企業の研究成果を適切に権利化する業務に携わってきました。

入社後は、これまで培った論理的思考力と正確性を活かして戦略的な知財マネジメントに貢献し、グローバル展開にも対応できる知財担当を目指します。

書き方のポイント

知的財産担当を目指す場合は、以下のようなポイントを志望動機に加えると志望意欲が伝わり、説得力が増します。

  1. 特許・商標の文面や権利範囲を整理し、法的リスクの分析に必要な「論理的思考力」を裏付けるエピソードがあれば盛り込む
  2. 未経験者は「事務」や「契約補助」「法務補助」などの経験があれば盛り込む
  3. 出願・調査内容にミスが許されない職務も多いため「責任感」や「正確性」を強調する

司法書士(登記手続き、商業登記、不動産登記など)の志望動機例文とポイント

司法書士は、不動産の売買に伴う登記手続きや、会社設立・役員変更などの商業登記、遺言・相続手続きの代行などを行う仕事です。

登記業務などを行うことができる司法書士法人などで働くほか、一般企業に就職をして企業内司法書士として働く道もあります。

なお、企業内司法書士は、司法書士法により業務内容が一部制限されるため、一般的には登記業務以外のコンプライアンスや株主総会などに関連する業務を行うケースが多いようです。

【未経験者】司法書士(登記手続き、商業登記、不動産登記など)の志望動機例文

法律を通じて人々の暮らしを支える仕事に就こうと、司法書士試験に挑戦し、司法書士として登録いたしました。

前職の不動産業では、契約書類の作成や登記関連の手続きサポートに従事し、正確な作業には自信があります。司法書士としての実務は未経験ではありますが、登記や相続などの分野で確実にスキルを身につけ、貴所の依頼者から信頼される司法書士として活躍したいと考えています。

【経験者】司法書士(登記手続き、商業登記、不動産登記など)の志望動機例文

貴事務所の丁寧な対応と信頼を重視する姿勢に共感し、より多様な案件で経験を積みたいと考え志望しました。

現職では不動産登記や会社設立登記などを中心に、幅広い手続きを担当しています。依頼者の大切な財産や取引を守る立場として、正確性と責任感を持って仕事に取り組んできました。

今後は後進育成にも関わり、地域に根差した司法書士として貢献していきたいです。

書き方のポイント

司法書士を目指す場合は、以下のようなポイントを志望動機に加えると志望意欲が伝わり、説得力が増します。

  1. 「正確性」「責任感」「信頼」をキーワードに構成する
  2. 登記業務の社会的意義や依頼者支援の姿勢を明示する
  3. 将来的な専門領域や地域貢献の意欲を描く

パラリーガル・法務補助(弁護士・法務担当の補助業務など)の志望動機例文とポイント

パラリーガル・法務補助は、裁判書類の作成補助、契約書のドラフト作成、法律リサーチ、証拠資料の整理などを通して、弁護士や企業法務担当を支援する仕事です。法律知識と事務処理能力を活かして、専門家の業務を効率的に進める重要なサポート役です。

【未経験者】パラリーガル・法務補助(弁護士・法務担当の補助業務など)の志望動機例文

法律実務を支える事務職として、専門家の業務を正確かつ効率的にサポートする役割に魅力を感じ、パラリーガル職を志望しました。

現職では一般事務として契約書管理や文書作成を担当し、正確性と丁寧な対応を評価されています。

未経験ながらも、学ぶ姿勢を持ち、法律知識や文書作成スキルを積極的に習得していきます。

将来的には、弁護士や法務担当を支える信頼できるサポートスタッフを目指します。

【経験者】パラリーガル・法務補助(弁護士・法務担当の補助業務など)の志望動機例文

多様な案件を扱う貴所の環境に惹かれ、志望しました。

現職の法律事務所では弁護士の指示のもと、訴訟書類の作成や証拠整理などを行っています。限られた時間の中で正確な処理を行うため、誠実さとチームワークを大切にしています。

今後は、弁護士の意図を先読みできる補助者として、法務チーム全体の効率化に貢献したいです。

書き方のポイント

パラリーガル・法務補助を目指す場合は、以下のようなポイントを志望動機に加えると志望意欲が伝わり、説得力が増します。

  1. 「誠実さ」「正確性」「協調性」を中心に構成する
  2. 法律専門職を支える姿勢やサポート意識を明確にする 3.           学ぶ意欲と将来的な専門スキルの習得目標を示す

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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