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非正規雇用から正社員登用を待つべきか?転職した方がいいケースは?

外で佇むオフィスカジュアルスタイルの女性

非正規雇用から正社員雇用を目指す場合、現職での登用を待つべきか、転職するべきか判断に迷う人は少なくありません。

そこで、正社員登用のチャンスは実際にどれくらいあるのかを組織人事コンサルタントの粟野友樹氏に聞きました。

現職で正社員登用を待った方がいいケース、転職活動をした方がいいケースについても解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

非正規雇用から正社員登用のチャンスはどれくらいあるのか?

まずは、非正規雇用従業員の正社員登用について企業はどう考えているのかを、客観的なデータから確認してみましょう。

正社員登用に積極的な企業は多いが、そもそもの応募が少ない状況にある

厚生労働省の「労働経済動向調査(令和6年2月)の概況」によると、正社員登用制度のある企業は全体の約76%と、多くの企業で正社員登用のチャンスがあることが分かります。

一方、実際に正社員登用の実績があるのは、全体の約50%に留まっています。

一見すると低い登用実績から、「制度があっても実際には採用されないのでは…」と不安を感じる人もいるでしょう。

しかし、正社員への登用制度がありながら、過去1年間(令和5年2月から令和6年1月まで)に登用実績がない理由(複数回答)を調査産業計でみると、「正社員を募集(又は必要と)した」(77%)にもかかわらず、「正社員以外の労働者から応募がなかった」事業所の割合が50%と最多になっているのです。

つまり、企業としては正社員登用の機会や採用の意志があっても、実際に応募してくる非正規雇用の従業員がいないケースが多いとも言えるでしょう。

現職で正社員登用のチャンスを掴むには

これらの状況を考えると、自社に正社員登用制度があったり、制度が無くても過去に実績があったりする場合は、まずは上司や人事部に正社員登用の希望を伝えるのが良いでしょう。

その際には、登用試験の有無、時期、応募要件、実績、試験や面接の内容、正社員登用後の労働条件などを確認し、応募までどういったステップがあるのかを具体的に理解するようにしましょう。

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現職での正社員登用を待つべきか、転職するべきか

正社員登用に積極的な企業が多いということは前述のデータから分かりましたが、実際には応募要件があったり、採用時期が限られていたりなど、今すぐには登用試験を受けられないということもあるでしょう。

そういった場合、少し待ってでも現職で正社員登用を狙うのか、思い切って転職活動を進めるのか判断に迷ってしまう人もいるかもしれません。

ここでは、どういった状況であればそのまま現職での登用機会を待つ方がいいのか」「転職した方がいいのか」という考え方の一例を紹介します。

現職での正社員登用を待ってみてもよいケース

まず前提として、多少待ってでも現職での正社員登用を目指した方がいいのは、現職の環境を気に入っていて働き続けたい会社である場合となります。

例えば有名企業であったり憧れていた企業であったりなど、その企業で働くことそのものに価値を感じている場合や、事業内容にとても魅力を感じている場合、組織や仲間ととても相性が良い場合、待遇やキャリアにメリットがある場合などがあげられるでしょう。

特に有名企業や大手企業などでは、正社員として働くことで転職市場での自分の価値上昇を見込めることもあります。

また、正社員登用について確認した結果、希望する部署や職種でのポジションが空いていて、登用試験に応募する資格が自身にありそうな場合なども、待ってみても良いかもしれません。

正社員登用への応募前に特に確認しておくと良いこと

正社員登用への応募前には、社員登用後の職種や部署、仕事内容や雇用条件などを特に確認しておきましょう。

どんなにその会社のことを気に入っていたとしても、職種や仕事内容が希望と合わない場合には、採用後にミスマッチが生じる可能性があるので応募するかどうかは慎重に判断した方が良いでしょう。

また、正社員になることで年収や福利厚生などの待遇面は良くなったとしても、勤務日数が増えたり、労働時間が長くなったり、仕事の責任が重くなったり、異動・転勤が生じたりする可能性があります。

そういった雇用条件の変化が自分にとっては問題ないかどうかも併せて確認しておきましょう。

転職を検討してみると良いケース

現職で働くことに対して強いこだわりがない場合や、会社のことは気に入っていたとしても目指したいキャリアが明確で他社でも実現できそうな場合には、転職活動をしてみると良いでしょう。

せっかく社員登用されたとしても、社内に希望の職種やキャリアパスがない場合や、仕事内容があまり変わらずキャリアアップに繋がりにくい場合などもあります。

転職した方が、目指すキャリアビジョンに近づくというケースも少なくありません。

例えば、現職で非正規雇用の経理事務アシスタントから、正社員としての経理事務になったとしても、業務内容はほとんど変わらずアシスタントとしての役割がメインのままということあるでしょう。

そういった働き方を希望している場合には問題ありませんが、正社員になることでより責任ある仕事を任されたいと思っている場合や、できる業務を増やしたいと思っている場合には、転職をした方が目標は達成できるかもしれません。

また、社内に希望するキャリアパスがあったとしても、社員登用制度が形骸化していたり、選考が厳しく非常に狭き門になっていたりする場合などは、現職での社員登用だけではなく、並行して転職活動も視野に入れてみるのが良いでしょう。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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