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「サポート力」を職務経歴書や面接でアピールする方法を教えてください【転職相談室】

ミーティングの様子

事務職として培ってきた「サポート力」をアピールポイントに、転職活動を検討している相談者。抽象的な内容になりがちな「サポート力」を、どう具体的に伝えるべきか。

組織人事コンサルタントの粟野友樹氏がお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

「サポート力」をアピールする場合のポイントと注意点を教えてください(Sさん/27歳/コンサル業界)

相談者
相談者

<相談内容>
コンサルファームの事務職として、5年の経験があります。

業務内容は、議事録作成や、データ集計や加工などの資料作成補助、スケジュール調整、セミナー準備や運営補助、顧客向けメルマガ配信サポート(文章の校正・チェックなど)など。

コンサルタントの方々が気持ちよく仕事ができるように、急な依頼でも笑顔での対応を意識したり、忙しそうな人がいれば積極的に「手伝えることはありませんか?」と声がけしたり、日々サポートに徹しています。

社内でも「助かる」「頼りになる」と、一定評価をいただけているかなと思っています。
今後、転職してキャリアを広げていくにあたり、この「サポート力」をどうアピールするといいのでしょうか。伝え方のポイントを教えていただきたいです。

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まずは「サポート力」を具体化しよう

▶アドバイザー
相談内容から、ホスピタリティを持って仕事に向かっている様子が伝わってきます。

ただ、“笑顔での対応”や“積極的な声がけ”は、職務経歴書や面接を通じて伝える表現としてはやや抽象的だなと感じました。

事務職の業務特性としても一般的な取り組みや心がけだと言えますし、企業側から、「よくある内容だな」と受け取られる可能性があります。

▶相談者
そうですか…。私も、どうしたら自分なりの強みを伝えられるかなと悩んでいました。

▶アドバイザー
「サポート力」をアピールするのであれば、他の求職者との違いを出していく方法を探っていきましょう。

“笑顔”や“積極性”以外に、Sさんが普段のサポート業務で心がけていることはありませんか?

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自分ならでのサポート力がどのように組織に貢献したかを伝えよう

▶相談者
依頼された仕事にきっちり対応するのは、事務職として当然の責務かなと思っているので、その仕事がどんな目的のために必要なのか、より質の高い、期待以上の成果に結びつけるにはどうすればいいのかを考えるようにしています。

▶アドバイザー
いいですね。任された業務だけを点で見るのではなく、仕事全体をより俯瞰して見るように意識しているんですね。

今おっしゃったような「仕事の目的を常に意識したサポート力」を発揮するにあたり、仕事の取り組み方や、アウトプットの仕方で具体的に工夫していることはありますか。

▶相談者
例えば、データ加工やメルマガ配信などの仕事では納期より前倒しして仕上げるようにしています。

できるだけ即時対応、最低でも納期の1日前には前倒しで対応します。

すると、依頼者側にも内容を見直す時間の余裕が生まれると思いますし、組織としてよりよい成果を上げるために…という視点で、サポートを大事にしています。

具体的な成果につながった事例を整理

▶アドバイザー
そうした仕事に向き合う姿勢が、実際の成果につながった事例はありますか。

職務経歴書や面接では、「どのようなサポート力をどのような場面で生かせたのか」「そのことによってもたらされた成果」を、実績やエピソードの形で伝えることが大事です。

事例の整理の仕方としておすすめなのが、5W1HやSTARなどのフレームワーク

5W1Hは、以下の観点で考えます。

When(いつ)
Where(どこで)
Who(だれが)
What(なにを)
How(どうやって)

STARでは、以下の4つを整理していきます。

S(Situation): 仕事を取り巻く状況
T(Task): 当時の自分の役割や課題
A(Action): その課題に対して取った行動
R(Result): 行動の結果、得られた変化や成果

▶相談者
こういう考え方があるんですね!

私がいかに抽象的に自分の仕事を捉えていたかが分かってきました…。

これまで特に印象的な、やりがいを感じた仕事は、10社以上の協賛が集まり、都内の大型ホールで動員数2000人以上という自社主催の大規模セミナーでした。

その準備段階で、私は参加顧客企業への詳細案内や会場準備、オンライン対応、セミナー配布資料の内容確認などを担当していました。

その際、配布資料のミスが複数発覚したのですが、通常はセミナー実施の1週間前にチェックを行うところを、私は2週間前にチェック対応していて早期にミスに気付くことができました。

結果として、配布資料の修正をスムーズに行なうことができ、印刷後の修正や資料配布後の修正などの無駄な業務やコスト、現場の混乱を未然に防ぐことができました。

▶アドバイザー
まさに、前倒しして仕事に取り組む姿勢が成果につながった事例ですね! 

▶相談者
そうなんです。

セミナーも問題なく終えることができ、セミナーの運営責任者だった部長から、「普段の仕事ぶりを見て、大事なセミナー運営のサポートをSさんにお願いした。信頼してよかった。本当に助かりました!」と感謝の言葉をいただけて、心からほっとしたのを覚えています。

▶アドバイザー
今お話しいただいたように、転職活動では、具体的な状況、取り組み内容、成果までをエピソードベースで伝えることが大切です。

ぜひ書き出して整理し、ほかにも事例はないか考えてみるといいでしょう。

サポート力だけで十分でない場合は他の強みを加えよう

▶アドバイザー
「サポート力」以外にもほかにアピールできそうな要素があれば加えて考えてみることもおすすめです。

例えば、「コンサル事例集や提案資料、業界動向などを月次で最新版に更新」「部署内の情報共有ツール内に“コラムコーナー”を作り、随時アップしていった」など、自ら工夫し企画した成果があれば、「分析力」「学ぶ意欲」「企画力」「主体性」などのアピールにつながります。

▶相談者
なるほど。事務職なので「サポート力」しかアピールできないかなと思っていたのですが、取り組んだ仕事内容から考えていくと、いろいろな強みを見つけられそうですね。

まずは、今回のアドバイス内容を参考に、取り組んできた仕事の振り返りから始めたいと思います。ありがとうございました!

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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