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デジタルマーケティングの仕事に必要なスキルとは?

ミーティングの様子

デジタル広告の技術が進化し、3D広告やメタバースなど、デジタルマーケティングの手法が広がっています。これからデジタルマーケターを目指す場合は、どのようなスキルを身につければいいのでしょうか。

そこで今回は、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏に取材し、デジタルマーケティングの種類と主な仕事、必要なスキルについて解説していただきました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

デジタルマーケティングとは

インターネットが普及する前のマーケティング手法は、テレビや新聞・雑誌、イベントやチラシ、看板や車内広告などが主流でした。

デジタルマーケティングとは、従来の手法とは異なり、インターネットやコンピュータを活用したマーケティング活動を指します

紙ではなくデジタルに広告を表示させるため、音やアニメーションで動きを出したり、リアルタイムで広告を変えたりすることが可能です。

近年はデジタルサイネージに巨大な3D広告を出したり、「メタバース」と呼ばれる仮想空間でプロモーションを行ったりするなど、デジタルマーケティングは進化を続けています。

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デジタルマーケティングの種類

オンラインを通じて表示する広告をデジタル広告と呼びます

インターネットのWebサイトやスマホアプリ、街頭のデジタルサイネージや車内広告など、普段の生活でデジタル広告を目にする機会も多いのではないでしょうか。

ここでは、デジタル広告に関する代表的なマーケティング手法をご紹介します。

SNSマーケティング

SNSを活用したマーケティング手法です。

例えば、インフルエンサーのフォロワーをターゲティングして広告を配信したり、インフルエンサーに直接商品・サービスをPRしてもらったりするなど、SNSならではの親和性や口コミを活用して効果を高めます。

なお、2023年10月からは、広告であるにも関わらずそれを隠してPRする「ステルスマーケティング」は、景品表示法違反として規制の対象となっています。

動画マーケティング

動画コンテンツや関連する広告をターゲットに届ける手法です。

放映時間が決まっているテレビに比べ、インターネット上の映像コンテンツの多くは時間に縛られることなく好きな時間に視聴できます。

総務省情報通信政策研究所が発表した「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」でも、テレビのリアルタイム視聴は年々減っており、逆にインターネット利用時間が増加していることが分かります。

通信技術の発展に伴い、スマートフォンなどのポータブルデバイスでも手軽に再生できるため、時間のみならず場所の制限さえなくなっています。

こうした背景から、動画マーケティングは今後も有効な広告手法として期待できるでしょう。

アプリマーケティング

スマホアプリを活用してマーケティングを行う手法です。

Webサイトの場合は、ユーザーがブラウザを閉じてしまうと再来訪がしにくくなりますが、アプリであればホーム画面などにショートカットアイコンができるためブックマーク機能を果たし、プッシュ通知機能を活用することで定期的・継続的な利用を促進できます。

また、アプリ独自のUIを工夫することで、利用促進や満足度の向上を図ることもできるでしょう。

SEO対策

SEO対策(Search Engine Optimization)は、「検索エンジン最適化」とも呼ばれています。

検索エンジンの結果画面で上位表示を狙う方法で、自社Webサイトへの流入や購買・登録などのアクションを目指します。

例えば、「○○駅 和食 ランチ」と検索する人は、○○駅で和食のランチができる店を探している可能性が高くなります。

そのため、「○○駅 和食 ランチ」の検索結果画面に他の店よりも上位に自社のWebサイトを表示できれば、認知度が高まり未来の顧客を増やすことができるでしょう。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、主に記事や資料などのコンテンツを通じてマーケティングを行う手法です。

例えば、広告配信サービスを提供している企業であれば、「広告配信サービス比較ランキング」といった紹介記事を掲載し、PRとして自社サービスをPRすれば、記事を読んだターゲットが自社サービスに興味を持つ可能性が高くなります。

資料をダウンロード形式で掲載し、ダウンロード時に取得した連絡先を営業リストにして顧客獲得するという方法もあります。

メールマーケティング

見込み客や既存顧客に対してメールでマーケティングする手法です。

見込み客にメールでアプローチする場合、「MA(Marketing Automation)」と呼ばれるツールを活用することが多く、効率的に商談につなげることができます。

また、既存顧客に対しては、「CRM(Customer Relationship Management)」と呼ばれる顧客管理システムを活用し、顧客のリレーションシップ向上や売上アップを目指すことが一般的です。

データマーケティング

テレビや紙媒体、イベントや看板といった従来の広告とデジタルマーケティングの最大の違いは、データ解析・分析ができることです。

膨大なアクセスログや計測データから、ターゲットの志向や行動履歴を把握し、定量的にマーケティング活動の成果を検証することができます。

データマーケティングを加速することで、マーケティング活動はさらに進化し効果を発揮することができるでしょう。

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デジタルマーケティングの主な仕事

デジタルマーケティングの主な仕事は、マーケティング活動の一連のサイクルを回すことです。

一連のサイクルとは、まずマーケティングの目的や目標を明らかにして、ターゲット設定や予算の確保、広告出稿のプランニングを行います。

さらに、マーケティングツールや広告代理店、制作会社などの選定・依頼を経て、クリエイティブやLPなどのコンテンツ制作やディレクションを行います。

広告出稿やコンテンツ配信がスタートしたら、想定通り進捗しているかどうかを確認するため、定期的にデータの分析を行います。

効果が思わしくない場合は、広告のラインナップや手法、クリエイティブなどを見直して効果改善を図ります。

デジタルマーケティングの仕事に必要なスキル

デジタルマーケティングに必要なスキルは複数ありますが、代表的なスキルをご紹介します。

情報感度

世の中の情報取得のスタイルやタイミングは変化を続けています。

年齢や属性、生活スタイルや家族構成などによって、志向や行動パターンは変わるでしょう。

扱う商品・サービスのターゲットがどのようなことに興味を持ち、日頃どのようなメディアを閲覧しているのか、普段からアンテナを張っておくことが大切です。

また、新しいメディアやツール、SNSなどは積極的に閲覧し、試してみる好奇心も必要でしょう。

想像力

ターゲットにヒットする効果的なマーケティングを行うには、情報感度に加えて想像力も必要です。

想像力を駆使してターゲットが興味を持つことを見極め、マーケティング戦略を考えて、クリエイティブやコンテンツなどに反映します。

特に、マーケターがターゲットと世代や属性が異なる場合は、想像力がないと効果的なマーケティングのアイデアを出すことが難しくなります。

想像力を広げるために、普段からインプットを増やしておきましょう

分析力

デジタルマーケティングは、分析する姿勢や力がないと効果を上げることができません。

データ分析には、アクセス解析ツールやBI(Business Intelligence)ツールを駆使する必要がありますが、ツールを操作してデータを抽出するだけでなく、データから課題を読み取る力も重要です。

普段からデータに触れる機会を作り、デジタルデータから課題を見出す力を養いましょう

デジタルマーケティングのスキルアップ方法

デジタルマーケティング未経験で、これからスキルアップしたい場合はどのようにスキルを身につければいいのでしょうか。

3つの方法をご紹介します。

独学で実践してみる

全くの未経験でデジタルマーケティングの職種に挑戦するよりも、興味のあるマーケティング活動を実践してみることで、アピールに説得力が増します。

例えば以下のようなマーケティングを体験してみることで、実践的な知識やスキルを身につけることができるでしょう。

  • 動画をアップしてアクセス数を見てみる
  • SNSで発信してフォロワー数を伸ばしてみる
  • SEOコンテンツを作成して検索順位を分析してみる など

職業訓練の講座を受講する

労働局などが実施しているハロートレーニング(職業訓練)には、マーケティングに関する講座を実施しているケースがあります。

民間の教育訓練機関に通うよりも安価に学ぶことができるので、お近くのハローワークで該当の講座がないか探してみましょう。

未経験可の求人に応募する

デジタルマーケティングの求人は即戦力を求める傾向がありますが、未経験でデジタルマーケティングに関わる仕事がないわけではありません。

例えば、マーケティングが獲得したリードを受けてアポイントを取る営業や、既存顧客の成功体験を積み売上を伸ばすカスタマーサクセス、インターネット系の広告代理店の営業など、マーケターではありませんがマーケティング活動に関わることができます。

マーケティングにも関われる未経験歓迎の職種にチャレンジし、成果を出してマーケターに社内異動するという方法もあるでしょう。

まとめ

未経験からデジタルマーケティングにキャリアチェンジしたい場合は、以下のような方法があります。

  • 独学で学び実践してみる
  • 座学で知識を身につける
  • マーケティング関連職種の求人にチャレンジしてスキルを身につける

興味を持った求人があれば、積極的に応募してみましょう。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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