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転職の面接で「意見が対立したらどうしますか?」と聞かれた時の答え方

面接で、応募企業から「もし、意見が対立したらどうしますか?」と聞かれることがあります。この質問は、どのような意図で用いられるのでしょうか。また、どのように答えたらいいのでしょうか。

そこで、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏に、「意見が対立したらどうしますか?」という質問をする採用担当者の考えや、答え方のポイントについて伺いました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

「意見が対立したら?」という質問の意図

面接で「意見が対立したらどうしますか?」と聞くのはなぜでしょうか。企業側の意図を解説します。

コミュニケーションスキルを確認している

職場では、様々な価値観や背景を持つメンバーと協力しながら業務を進める必要があります。意見が対立した場合に、相手の意見を聞きながら建設的な議論を行い、双方が納得できる解決策を提案するために、協調性や論理性、プレゼンテーション能力などのスキルが求められます。

採用担当者は、「意見が対立したら?」という質問を通じて、どのようなスキルや強みを持っているのかを確認しています

困難への考え方を確認している

仕事を進める上で、問題が発生することはよくあることです。困難が訪れた際に、どのような思考に基づいて、どのように対処するのかを確認することで、問題解決能力やストレス耐性を判断しています

意見が対立するという困難に対する姿勢から、応募者の柔軟さや人柄も確認しています。

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「意見が対立したら?」という質問への答え方

意見が対立した時の対応について聞かれたら、まず自分なりの考え方を伝えた上で、エピソードを続けると理解しやすくなります。3つのポイントを意識して回答しましょう。

自分なりの考え方を冒頭で伝える

意見が対立した時に、どのようなことを大切にして解決に導こうと考えたのかを冒頭で伝えると、スタンスがわかるので採用担当者がエピソードを理解しやすくなります。

例えば、「相手ととことん議論する機会を設け、納得できる着地点を探ろうとした」「データを出して数字で根拠を表すのが大事だと考えた」など、問題解決のための自分なりの考え方を伝えましょう。

根拠となる過去のエピソードを伝える

具体的にどのように解決を図ったのか、エピソードを交えて具体的に伝えます。相手と自分の立ち位置や背景を説明し、意見が対立したきっかけや対応方法について説明しましょう。

できるだけ客観的に、相手の考え方や意見の変化なども交えると効果的です。

経験から学んだことを補足する

意見が対立し、改善を図ったエピソードを通じて、学んだことを伝えて締めます

例えば、「人への伝え方を改善するようにした」「対立を生まないようにこまめにコミュニケーションを取った」など、意識的に行動していることがあれば、補足するようにしましょう。

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「意見が対立したらどうしますか?」という質問への回答例

面接で「意見が対立したらどうするか?」と聞かれた時の、上司や同僚、新人・後輩など相手別に回答例をご紹介します。

上司と意見が対立したエピソード

自分の意見の根拠を、できるだけ数値を用いて説明することを心掛けています。

現職では、業務負荷軽減の観点からプロジェクト管理ツールの導入を提案しましたが、「費用対効果が分からない」という理由から、反対されてしまいました。そこで、無料版を導入して、実際に自分やメンバーの作業がどのくらい効率化できるのかを試してみました。タスクを一覧化して、各作業がどのくらい削減できるのかをExcelにまとめて上司に提案したところ、「こんなに効率化できるのか」と、納得していただくことができました。

上司への判断材料を持ち込まずに提案してしまったことを反省し、それからは判断材料を準備して上司に相談するようにしています。

同僚と意見が対立したエピソード

相手の意見を否定せず、まず言いたいことを話してもらってから、解決策を考えるようにしています。言いたいことを遮ってしまうと、その後、意見を言ってもらえなくなるかもしれないからです。

前職では、仕事のやり方を巡って、同僚と意見が食い違うこともありました。そんな時は、まず相手の思っていることを全て話してもらってから、自分の考えや感想を述べて、お互いに解決策を挙げるようにしました。議論を重ねると相手の人柄を理解し、時には思わぬアイデアが出ることもあります。

意見が食い違った時こそ相互理解や問題解決のきっかけになると捉えて、前向きに対応するようにしています。

後輩と意見が対立したエピソード

対立した相手の意見がたとえ違っていると感じたとしても、すぐさま否定しないように心がけています。

新入社員の教育担当をしていた経験がありますが、「なぜこのイベントをやる必要があるのか?」と会社の方針に対して意見を言う後輩がいました。後輩から見ると、手間ばかりかかって売り上げが見込めないと感じたようです。でも、そのイベントはCSRの観点で実施しているものだったので、後輩の意見を聞いた後に、実施する目的を丁寧に伝えるようにしました。

すぐに納得してもらえましたが、自分の説明が足りなかったことを反省し、仕事を依頼する際は目的をしっかりと伝えることを意識しています。

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具体的なエピソードが浮かばないときは?

事前に回答を準備しようにも、「意見が対立した経験が浮かばない」という場合もあるかもしれません。この質問は、主に応募者のコミュニケーションスキルを判断し、困難にどのように向き合うかを確認しています。

そのため、対立まで行かなくても、価値観や役割が異なる相手と仕事でコミュニケーションを図り、議論したエピソードでも構いません。例えば、自分の仕事を進めるために、別部門の担当者に説明したり、色々な意見を言われて回答したりしたエピソードでもいいでしょう。

なお、事前に回答を準備せずに、面接で聞かれて答えに詰まってしまった場合は、無理やり話そうとせずに「すみません。すぐに浮かばないので少々お時間をいただいてもよろしいでしょうか」と伝え、気持ちを落ち着けて思い出してみましょう。

記事作成日:2024年1月16日 WRITER:只野志帆子 EDIT:リクナビNEXT編集部
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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