転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2020/08/14 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職理由を聞かれたら「キャリアアップの為」と答えて良い?

面接を受ける女性「キャリアアップ」を理由に転職を考える若手社会人は少なくないはず。

ですがこの言葉、ちょっと注意が必要です。というのも、安易に使うとマイナスに受け取られかねないからです。

キャリアアップしたい理由をどう伝えると好印象につながるのか、組織人事コンサルティングSegurosの粟野さんに話を聞きました。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹氏

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

実はマイナス印象になりかねない「キャリアアップ」という言葉

転職相談を受ける中で、特に若い人たちに多く見受けられるのが「キャリアアップのため」という転職理由です。

一見ポジティブで無難な言葉のように思えますが、面接官がこの言葉を聞くと、「あまり深く考えていないな」とマイナスにとらえかねないので要注意。続けて「あなたにとって、キャリアップとはどういう意味?」と聞かれるよりも、具体的な説明を準備しておき、予め伝えたほうがより良い自己PRにつなげられるでしょう。

キャリアアップの一般的な解釈は、「より専門的な知識や高い能力を身につけ、経歴を高めて自分の市場価値を上げること」ですが、目指す方向は人それぞれです。

例えば、より大規模なプロジェクトを担当することがキャリアアップと考える人もいれば、あるスキルを専門的に掘り下げることがキャリアップと考える人もいます。
あるいは、スタートアップ企業で会社と共に成長することがキャリアアップと考える人もいるでしょう。

このように、人によって目指す方向性が違うからこそ、キャリアアップという曖昧な言葉ではなく、「転職して、こうなりたい/こんな仕事をしていきたい」と、自分の思いを具体的に語る必要があるのです。

現職の不満を漏らすのはNG!事実として述べる

どのような事情であれ避けたいのは、転職理由を説明する際に、現在勤めている会社の不満を口にすること。「キャリアアップができないのは、今の会社に問題があるからだ」と、他人のせいにしているように受け取られてしまうからです。

ただし、「自分はこうなりたいと努力してきたが、会社の○○な風土もあって難しい」など、現状を事実として述べる程度であれば問題ないでしょう。
例えば、規模が比較的大きく年功序列制度が根強く残るような企業では、どんなに努力しても早くに役職に就くのは難しい、といった事実です。

また、理由次第では「そのキャリアアップなら、今の会社でできるのでは!?」と思われてしまうこともあります。そう思われないためには、目指すキャリアアップが現職では望めない理由(事実)や、「実際にチャレンジしてみたが叶わなかった」という行動(実績)をきちんと説明することが大切です。

転職理由の上手な伝え方【回答例】

転職理由を伝えるときはキャリアアップという曖昧な言葉を使うのではなく、やりたいことを具体的に伝えるようにしましょう。
ここでは回答例を紹介します。

【回答例1】専門領域の深堀りをしたい場合
コンサルティング会社で約4年間、業務コンサルを担当してきました。ほぼ半年ごとに新しいクライアントのサービスに携わってきたのですが、製薬会社を担当したことで、製薬の社会的意義と医薬品の価値を実感しました。今まではコンサルティング会社で幅広い知識を養ってきましたが、今後は製薬という1つの領域に絞り、会社の中の人間として事業拡大に貢献していきたいと考え、御社への転職を希望しました。
【回答例2】上流工程から携わりたい場合
ソフトウェア開発会社のSEとして、約5年間、ソフトウェア開発に携わってきました。プログラミングやテストなどの知識と経験を活かし、クライアントにさまざまな提案を行ってきましたが、思うように提案が通らず悔しい思いをしてきました。こうした経験から、要件定義や基本設計などを行う上流工程から開発に携わりながら、自分がより良いと考えるものを形にしたいと考え、クライアントから直接案件を受注している御社で働きたいと考えました。
【回答例3】将来のライフイベントに関わらずチャンスがある場でやりたい場合
新卒入社で繊維メーカーに8年間勤務し、現在は営業企画を担当しています。結婚・出産を経験しても仕事は続けたいと考えていますが、現職では産休・育休を取得し、復帰せずに退職している女性がほとんどです。現職は歴史があり、保守的な社風で、女性管理職も数名しかいません。このまま勤めていても、5年後も同じ環境で同じ仕事を続けている将来像しか想像できません。この先もやりがいを持って仕事を続けていくために、女性にも公平にチャンスがある御社で働きたいと思い、転職を決意しました。
【回答例4】できる業務領域を広げたい場合
新卒で食品メーカーに入社し、7年間経理を担当してきました。経理業務を通して、予算管理や資金調達などに関わる財務業務に関心を持つようになり、現在は簿記1級の勉強をしています。現職の財務部ではスタッフを社内公募することがあるものの、組織人員のバランス観点もあり実際に異動が発生することはないため、財務領域の経験をするのは難しい状況です。御社では財務の勉強をしながらいずれは業務担当の実現が可能とのことで、この度応募しました。
【回答例5】常に最新技術を学びたい場合
IT企業のエンジニアとして、10年間キャリアを積んできました。数年前から社外の勉強会に参加しているのですが、いろいろな企業のエンジニアと情報交換する中で、現職は開発環境に対する投資が十分ではないと感じるようになりました。このまま現職でエンジニアを続けていると、最新のテクノロジーから取り残されてしまうのではないかと不安になり、開発環境に投資を惜しまない御社で腕を磨きたいと考え、応募しました。

まとめ

冒頭でも述べたとおり、ひと口にキャリアアップといってもその方向性は人によって異なります。
だからこそ、安易に「キャリアアップ」を用いず、その内容を具体的に説明し、転職理由に説得力を持たせるよう意識することが大切なのです。

最後に、具体的に言い換えるためのポイントをおさらいしておきましょう。

*自分が思い描いているキャリアアップの方向性を具体的に語る
*現職では実現できない理由は、不満ではなく事実として述べる
*現職ですでに挑戦してみたという行動実績があれば、しっかり説明する
記事作成日:2020年7月6日 WRITER:笠井貞子 EDIT:リクナビNEXT編集部

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