転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/26 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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学歴に自信がないのですが、転職する際に影響するのでしょうか?【転職相談室】

窓際でノートPCを操作する男性の後ろ姿「転職はしたいけれど、自分の学歴に自信がない」と二の足を踏んでいる人はいませんか。「最終学歴が高いほうが有利なのか」「転職でも学歴の優先度は高いのか」などの悩みについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏に相談しました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職を検討しているのですが、自分の学歴に自信がありません。学歴は、採用の判断に大きく影響するものでしょうか?(Yさん/25歳/男性/webマーケティング)

相談者
相談者
■相談内容
比較的歴史の浅い地方の大学を卒業後、新卒で中堅のアパレル企業に入社し、Webマーケティングを担当して3年目となります。この経験を活かして、近い将来コンサル業界に転職し、Webマーケティングのコンサル業務に携わりたいと考えているのですが、学歴に自信がないので悩んでいます。

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若年正社員(満15~34歳)の採用選考で重視されていること

アドバイザー
そもそも、Yさんはなぜコンサル業界に転職したいと考えたのですか?

相談者
もともとコンサル業界を志望していたのですが、新卒では叶わず、第二志望だったアパレル業界へ進みました。ですが、いま勤めているアパレル企業の予算や人材ではできることが限定されていると感じるようになり、あらためてコンサル業界へ挑戦したいと思い始めたんです。

これまで自分なりにチームへの提案やフィードバックをする中で成果につなげる楽しみを覚えたので、コンサル会社に転職して最先端の手法を学びながら、もっといろいろな業界の業務に携わりたい、と。

アドバイザー
ところが、転職に際してご自分の学歴が気になっているんですね。

相談者
はい。やはり、中途採用でも学歴は重視されるのでしょうか?

アドバイザー
厚生労働省からは、中途採用のほうが新卒よりも学歴の重視度が低いという調査データが発表されています。

『平成30年若年者雇用実態調査の概況』によると、「若年正社員(満15~34歳)の採用選考で重視した点」をみた場合、もっとも重視されているのは新卒者・中途採用者ともに「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」です。

「学歴・経歴」の重視度は7番目と低く、新卒では25.4%、中途では23.1%と、中途採用のほうが学歴の重視度が低いという結果が出ています。

※参考:若年労働者の採用状況│厚生労働省(PDF)

相談者
学歴よりも意欲、なんですね。意外でした。

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学歴は新卒ほど重視されないが、業界によっては参考にされることも

アドバイザー
とはいえ、上位大学や海外の大学を卒業したという学歴が、努力や向上心、継続力や論理的思考力などを計る判断材料の1つとなっていることは否定できません。

相談者
やはり、そうですよね。

アドバイザー
また、スキルや実績を重視する企業でも、評価できるような実績がない第二新卒やポテンシャル採用では、「高学歴だから会ってみようか」と考える採用担当者は少なくないでしょう。

相談者
それが現実だと自分でも思います。ちなみに、学歴を重視する傾向にあるのは、どんな業種ですか?

アドバイザー
総合商社、金融、コンサル業界などが挙げられると思います。

相談者
だとしたら、私の場合、転職できる可能性は低いということでしょうか。

アドバイザー
そうとは限りません。コンサルといっても、グローバルな大手企業から従業員数十人規模の新興企業までさまざまです。それに、Webマーケティングは多くの企業が力を入れている分野なので、幅広く探していけばチャンスはあると思います。学歴がすべてではありませんよ。

相談者
それを聞いてちょっと希望が湧いてきました。チャンスを得るには、どのような準備をすればいいでしょうか?

学歴は気にせず、職務経歴書や面談でスキルや実績をアピールしよう

アドバイザー
学歴に自信がない分、これまでの実績やスキルをきちんとアピールしていきましょう。職務経歴書がしっかり書けていれば、学歴への注目度は低くなりますから。

相談者
具体的にはどうすればいいですか?

アドバイザー
ポイントは、Yさんの場合、コンサル業務に求められる論理的説明や分析力、資料作成力を意識して取り組むこと。これまでどんなプロジェクトを担当してきたか、その成果はどうだったかなど、実績を可視化していきましょう。

相談者
わかりました。でも、どうすれば論理的に見えるのでしょう?

アドバイザー
数字を入れるなどして、端的にまとめてください。面接では、細かいところまで「なぜ?」と質問される可能性があります。ですから、いろいろな回答パターンを想定し、単に成果を出したことだけでなく、創意工夫した点などの成功要因、失敗要因、改善提案などもしっかり考えて準備しておくといいですね。

相談者
わかりました。実は、仕事の合間にWebマーケティング・コミュニティでの勉強会やセミナーに参加しているんですが、そういう活動もアピールになりますか?

アドバイザー
もちろんです。仕事に関連する勉強中のことなど、自信を持って伝えられることも盛り込んで、しっかりとアピールしていきましょう。

学歴の解釈は2通り、まずは正攻法で

相談者
ほかに、やるべきことはありますか?

アドバイザー
転職先を自分で探す方法もありますが、Yさんの場合は、転職エージェントに登録して活動するほうがよさそうです。なぜなら、求人広告を出しても応募者全員に対応しきれないという理由で、非公開で募集している企業も少なくないからです。

転職エージェントに登録しておくと、こうした非公開求人も紹介してもらえるので、チャンスが広がりますよ。

相談者
なるほど、応募先候補が増えるのはいいですね。ところで、求人には「学歴不問」の募集もありますが、学歴に自信がない私の場合、学歴不問の募集に応募したほうがいいのでしょうか?

アドバイザー
学歴という言葉には2通りの解釈があります。1つは、大学というカテゴリー内での評価ランキングの違い。もう1つは、高校卒、専門学校卒、短大卒、大学卒など最終学歴の違いです。

求人広告にある「学歴不問」は後者を指しているケースが大半なので、大卒のYさんの場合はそもそも気にする必要のない条件といえるでしょう。ですから、学歴不問の求人に注目するのではなく、正攻法で幅広く応募するのがいいと思います。

相談者
わかりました。そうします。

アドバイザー
あるいは、“コンサル企業に転職すること”よりも、“最先端の手法を学び、いろいろな業界の業務に携わること”を優先することも考えられるのなら、幅広く事業を展開している企業に転職してWebマーケティングのキャリアを高めていくという道もあります。その上で、コンサル企業への転職を考えるのもありだと思います。

また、キャリアパスが若干変わってしまうかもしれませんが、先ほど説明した評価ランキングとしての学歴を更新したいのであれば、社会人大学院に通うという選択肢もあります。

相談者
なるほど。今回の転職は自分の価値観についても見直した上で、複数の視点でしっかり考えてみる必要がありそうですね。いずれにしても、“学歴に自信がなくてもチャンスはある”ということがわかって気持ちが前向きになりました。ありがとうございました。

記事作成日:2021年8月27日 WRITER:笠井貞子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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